2010年12月26日(日)2歳戦

●5中8 3R 2歳未勝利 芝1800 良
インナージョイ (牡・栗東・村山明)
父スペシャルウィーク 母トコア(カーネギー)
1:50:3(上3F34:5)
スタートはやや出遅れて半馬身程度の不利。1コーナーは11番手でまわる。向正面に入ると13番手に下げる。先頭の1000m通過が1:01:9のペース。残り600mから馬群の中を押し上げて、4コーナーは外から2頭目の9番手でまわる。直線入口では、外にいたカルマートに1回2回とぶつかるが怯まない。直線に入ると外を伸びて、残り200mでは7番手だが、坂で5頭を抜き、残り100mでは2番手に上がる。逃げたマイネルグラードとの差が2馬身以上あり、届きそうに無いと思えたが、ここからグングンと差を詰めて行き、ゴール前でかわして先頭に立つと、勢いもそのままに1/2馬身離してゴール。鋭い末脚を披露して、単勝2.5倍の1番人気に応えた。
道中は後方待機で、中山の短い直線で鮮やかに差し切った。坂を上がってからも2馬身以上の差があり、逃げ切り濃厚のマイネルグラードを差し切る能力はなかなかだと思った。
レースの上り3Fは、12:0-11:6-11:8であり、バタバタになったわけではない逃げ馬を差し切ったラスト1Fは11:4程度で走っただろう。
強烈な末脚を武器に、500万クラスでも面白い競馬ができそうだ。
これで2戦1勝となった。前走は東京の芝1600m戦。道中は12番手追走から、4コーナーは大外7番手。直線は大外伸びたが、ラスト1Fは伸びきれず3着だった。
例年活躍馬を出しているスペシャルウィーク産駒だが、今世代は不振であり、一昨年15勝、昨年28勝に対して、今年は4勝(4頭)である。35頭がデビューして勝ち上りが4頭とは何とも寂しい。ブエナビスタの活躍の陰で、今世代は元気が無い。
母は27戦3勝。芝1000~1200mで勝っている。繁殖に上がり本馬が第6仔だが、初仔2勝、第2仔地方2勝、第3仔アドマイヤコマンド(牡5歳・期待度110)は現役で2勝。青葉賞GⅡを勝ち、毎日杯2着、ダービー(7着)にも出走した。ダービーでは、本ブログで本命を打った馬でもある。第5仔は地方で2勝している。
本馬は、1歳時のセレクトセールにて、2415万円で取引された。
期待度60

●5中8 7R ホープフルS(オープン) 芝2000 良
ベルシャザール (牡・栗東・松田国英)
父キングカメハメハ 母マルカキャンディ(サンデーサイレンス)
2:00:4(上3F34:7)
好スタートから1コーナーは2番手につける。向正面に入っても2番手を追走するが、1馬身差だったり半馬身差に詰めたり、1馬身半差になったりする。先頭の1000m通過が1:00:2のペース。3コーナーから再び差を詰めて、4コーナーは半馬身差の2番手でまわる。直線に入ると、すぐに差を詰めて、残り250mあたりで先頭に立つが、外からナカヤマナイトが伸びてくる。残り200mでは半馬身差先頭だが、ここから外のナカヤマナイトとの争いとなる。2頭が後続を引き離し、残り100mでは頭ひとつリードする。この差はゴールまで徐々に詰まり、最後はハナ差でゴールした。
なかなか見ごたえのある直線の攻防だった。この2頭が後続を3馬身引き離したので、力が抜けていたようだ。
レースの上り3Fは、11:7-11:5-11:7である。2歳戦の中山芝2000mで、しかもこのペースで11秒台を並べたのは立派である。勝ち時計2:00:4は今世代芝2000mの最速時計であり、レコードに0:5差の好時計だ。時計だけなら昨日のラジオNIKKEI杯2歳SGⅢが霞んでしまう。
これだけの時計とこれだけのレースが出来たので、重賞でも好勝負になるだろう。
これで3戦2勝となった。デビュー戦は京都の芝1800m戦。重馬場でのレースとなった。道中は外4番手で折り合い、直線伸びての差し切り勝ち。残り100mでツルマルレオンのセーフティーリードと思われたが、よく逆転した。2戦目の前走は萩S。道中は3番手をやや掛かり気味に追走。直線は伸びず、6着か、という所にいたが、ゴール前で伸びて何とか3着を確保した。
キングカメハメハ産駒は今世代32勝(30頭)である。一昨年(25勝)・昨年(30勝)と2年連続の2歳リーディングサイヤーだが、今年はその座をディープインパクトに明け渡した(集計していないが)。しかし、32勝は自身過去最多の勝ち数であり、3年目の産駒も順調と言えるだろう。
期待度85(up)

●5阪8 3R 2歳未勝利 芝2000 良
カピオラニパレス (牡・栗東・鶴留明雄)
父アグネスタキオン 母アドマイス(Highest Honor)
2:04:0(上3F35:2)
好スタートから1コーナーは外3番手でまわる。向正面も3番手を追走するが、中間あたりで掛かった2頭が抜いていったので5番手に下がる。先頭の1000m通過が1:02:7のペース。3コーナーからやや押し上げて、4コーナーは馬群の中ほど4番手でまわる。直線に入るとすぐに3番手に上がり、前2頭を追いかける。残り200mで2番手に上がり、残り150mあたりで先頭に立つ。外からアドマイヤサイモンが伸びてきて並びかけてくるが、負けじと伸びてこの2頭の争いとなり、最後はクビ差でゴールした。
道中は3~4番手から直線伸びての快勝。アドマイヤサイモンが伸びてきても抜かせず、クビ差振りきった。前走は大敗をしたので、今回は単勝34.9倍の9番人気だったが、力でねじ伏せる勝ち方だった。
レースの上り3Fは、12:3-11:7-11:7と、ラスト1Fも落ちていない。本馬は11:6あたりだろうか。2:04:0-35:2は平凡だが、昨日今日と時計が出ていないのも確かであり、時計だけで判断するのは難しい。
直線入口で狭いところを割ろうとした根性と、ゴール前の競り合いを制した勝負根性を出せたので、あとは大きな馬体(512㎏)がどこまで絞れるかで、500万でのレース振りも変わるだろう。
これで2戦1勝となった。前走のデビュー戦は京都の芝2000m戦。単勝25.2倍の9番人気と人気薄だった。道中は後方を追走し、直線は伸びず後方のままゴール。勝ち馬から2:6差の15着と、見るべきものはまったく無かった。
2戦目でガラリと変わり快勝したが、良くなる余地はまだまだあるだろう。
アグネスタキオン産駒は本日3勝で、今世代21勝(18頭)である。レーヴディソールがGⅠを勝ち、ショウナンパルフェが葉牡丹賞を勝つなど、来年のクラシックに向けて視界は良好だ。
母はフランス産の輸入繁殖牝馬。フランス・アメリカで5勝。オークトゥリーターフチャンピオンシップSGⅠを勝っている。本馬は日本での第8仔だが、第2仔が6勝、第3仔も6勝、第6仔がハイエストホワイト(引退・牝5歳・期待度70)は1勝、第7仔ハシッテホシーノ(牝4歳・期待度70)は現役で3勝。フローラSGⅡ3着でオークス(8着)・秋華賞(11着)にも出走した。これで産駒が17勝目と、活躍馬を出している繁殖牝馬である。
『カピオラニパレス』と、舌を噛みそうなネーミングだが、ハワイ王朝の宮殿名らしい。
本馬は、当歳時のセレクトセールにて、5985万円で取引された。
期待度60

●5阪8 6R 2歳新馬 芝2000 良
シャドウエミネンス (牡・栗東・角居勝彦)
父アグネスタキオン 母エミネントピークス(ティンバーカントリー)
2:07:2(上3F34:9)
絶好のスタートから1コーナーは2番手でまわる。向正面に入っても2番手を追走する。先頭の1000m通過が1:05:5のスローペースとなるが、半馬身差の2番手を折り合って追走する。4コーナーで逃げたタイタンがスパートし、1馬身差の2番手でまわる。直線に入るとすぐに先頭に立ち、後続を引き離す。残り200mでは2馬身差だが、グングンと差を広げて、残り100mでは3馬身差とする。残り80mで藤田伸二騎手がチラッと後ろを確認。そして手綱を抑え、最後の30mは流したので、後続が差を詰めてきたが、最後は2着争いを制したダノンミルに2馬身差をつけてゴール。圧勝だった。
2番手追走から直線は早めに先頭に立ち、差を広げて、最後は余裕の勝利。
しかしながら、レース振りは良いのだが、時計が悪すぎるため、低レベルレースだと思う。
2F通過から7Fまでの5Fは13:8-14:1-13:8-13:6-13:0と、超スローで流れた。レースの上り3Fは12:0-11:5-11:5だが、このペースでこの上りならば、追いついてくる馬がいても良いと思うが、逆に皆離されてしまった。相手が弱かったので、圧勝でもそのままの評価は出来ないだろう。
ただ、2戦目で大幅に時計は短縮するだろうし、速い流れにも対応できれば、500万でも好勝負できそうだ。
上記の通り、アグネスタキオン産駒は本日3勝だが、下記500万下のレースで、1位入線し降着となったレッドデイヴィスもアグネスタキオン産駒である。本当なら本日4勝の大活躍だったのだ。
母は41戦3勝。芝1200mで3勝した。北海道2歳優駿GⅢを勝ったディラクエは甥(本馬の従兄弟)である。繁殖に上がり本馬が第3仔だが、第2仔は地方で1勝している。
期待度60

●5阪8 7R 2歳500万下 芝1600 良
サトノオー (牡・美浦・藤沢和雄)
父ディープインパクト 母エアトゥーレ(トニービン)
1:36:1(上3F34:9)
やや出遅れぎみのスタートで、一旦9番手あたりにつけるが、2Fから馬群の中を上がり、外3番手につける。先頭の4F通過は47:5のペース。このあと馬群が詰まり、17頭が一団となる。4コーナーは外から2頭目の差の無い3番手でまわる。直線に入って間もなく、残り400mで、すぐ内にいた先頭のレッドデイヴィスが外へ斜行して、大きく弾かれた。そして、外にいたモアグレイスを外へと弾く。ただし、それほどブレーキをかけたわけではないので、すぐに態勢を立て直して2番手に上がる。残り200mでは先頭のレッドデイヴィスとの差は1馬身半だが、残り100mで1馬身差まで詰める。更に差を詰めるが、最後はレッドデイヴィスに3/4馬身差およばず、2位で入線。3位入線のヴィジャイに1馬身1/4差をつけてゴールした。
長い審議の末、1位入線のレッドデイヴィスが、直線の斜行により10着へ降着。そして本馬が1着となった。
直線の不利が無くても、レッドデイヴィスに先着してたかどうかは怪しい。ただしもう少し早くに接戦となり、根性があれば勝っていただろう。
レースの上り3Fは11:9-11:3-11:7であり、ラスト1F11:7はレッドデイヴィスの時計なので、本馬のラスト1Fは11:6程度だろう。500万下で1:36:1-34:9は平凡だが、時計の出ない馬場なので仕方が無いと思う。
これで2戦2勝となった。前走のデビュー戦は東京の芝1400m戦。道中は5番手につけ、残り300m過ぎで先頭に立つ。そして引き離し、最後は完全に流すが、2着に7馬身差をつける圧勝だった。
負け知らずの2連勝だが、先着されたので土がついたかっこうだ。次走は重賞だろうが、1800mを使うのか。それとも1600mか。もしかすると、陣営はNHKマイルCからダービーという路線を考えているかもしれない。
ディープインパクト産駒はこれで41勝(34頭)である。集計はしていないが、2歳リーディングサイヤー確定だろう。父サンデーサイレンスを超える可能性を感じる1年目の活躍だった。ディープインパクト産駒から、世界で活躍する馬が出て、種牡馬として世界的に活躍する産駒が出てくることを強く望んでいる。クラシックシーズンはどんな活躍をするのか、今から楽しみである。
期待度75

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