2022年1月16日(日)3歳戦

●1中6 11R 京成杯(GⅢ) 芝2000 良
オニャンコポン (牡・美浦・小島茂之)
父エイシンフラッシュ 母シャリオドール(ヴィクトワールピサ)
2:01:3(上3F34:7)
単勝13.2倍6番人気
【先頭の通過】47:9-60:9
【レースの上り】12:0-11:4-12:1
好スタートから抑えて道中は7番手。3コーナーで10番手に下がり、4コーナーで7番手に盛り返す。直線は外から伸びて、残り100m過ぎで先頭に立ち、ロジハービンに1馬身1/4差での勝利だった。
5F過ぎで7番手から8番手に下がり、3コーナーで10番手になった。4コーナーで外へと進路を変えて、直線は一番外から伸びた。残り100m過ぎでロジハービンをかわして先頭に立ち、1馬身1/4差をつけての完勝だった。前走は同じコースのホープフルSGⅠに出走して11着に大敗した。時計は前走よりも0:4速いが、上り3Fを見ると前走より2秒1も速い。ホープフルSはハイペースで、これを3番手でレースを進めたので最後にバテてしまったようだ。今回は抑えて7~10番手につけて、直線はしっかりと伸びた。ペースは平均ペースで直線はしっかりと伸びた。前走までの3走は前目につけての競馬だったが、今日のレースのように中団につけて最後伸びるという競馬の方が良さそうだ。皐月賞と同じコース同じ距離ののレースは2勝目で、次走は皐月賞直行だろうか。今日のレースを見る限りはホープフルSと同じような結果にはならず、上位争いは可能だと思う。
これを書くのは3回目だが、名前はおニャン子クラブも猫も関係がなく、『偉大な者(アカン語)』という意味らしい。そして『アカン語』とは『ガーナやコートジボワール東部に住むアカン族の言語』ということらしい。
【戦歴】4戦3勝
新馬 中山芝2000m1着(スリーエクスプレス 1馬身3/4)
百日草特別 東京芝2000m1着(ホウオウプレミア クビ)
③ホープフルSGⅠ 中山芝2000m11着(キラーアビリティ 1:1)
期待度75(up)

●1中京6 8R 梅花賞(1勝クラス) 芝2200 良
セレシオン (牡・栗東・友道康夫)
父ハーツクライ 母クルソラ(Candy Stripes)
2:15:7(上3F34:0)
単勝1.5倍1番人気
【先頭の通過】51:1-64:3
【レースの上り】11:8-10:8-11:7
まずまずのスタートから道中は最後方4番手。3コーナーで3番手に上がり、4コーナーも外3番手。直線は先に先頭に立ったトゥデイイズザデイを残り20mあたりでとらえて頭差での勝利だった。
元々は5頭立てだったが、1頭が放馬でして競走除外となり4頭立てとなってしまった。海外では珍しくはないがJRAでは見たことがないなと思っていたが、2012年8月4日札幌の新馬戦で1頭取り消しの4頭立てというレースがあって、記事ではサラッと触れている。最後方とはいっても先頭からは2馬身半差の4番手で、直線はなかなか前をとらえられなかった。口向きが悪く、直線でも内へ外へとフラフラして2戦目でも若さを出しながらのレースだった。前走のデビュー戦は、道中の行きっぷりが悪く向正面では手綱が動きっぱなしだった。今回はスローペースだったので行きっぷりは改善されたが、あっち向いたりフラフラしたりと集中して走っていない印象だった。ということは真面目に走ればもう少し楽に勝てたということである。今回は4頭立てで、骨のあるメンバーはいなくて、それを勝ってオープン入りである。本馬にとってはラッキーだっただろう。次走はトライアルになるだろうが、集中して走ればクラシックの出走権獲得は難しくないと思うが、遊びながら走る状態のままならば厳しいと思う。
【戦歴】2戦2勝
新馬 阪神芝2000m1着(ディライトバローズ 3馬身1/2)
【年末推奨馬】
本馬は本ブログの年末推奨馬である。毎年年末に、牡馬5頭・牝馬5頭を重賞未出走馬から選んで推奨しているのだが、1月5日の1勝クラスでレヴァンジル(牡3歳・期待度65)が2着。1月9日のシンザン記念GⅢでラスール(牝3歳・期待度60)が7着。年末推奨馬3戦目で何とか勝ったが、上記京成杯GⅢでヴェールランス(牡3歳・期待度55)が14着に大敗している。今回は4頭立てで何とか勝てたが、今年度の推奨馬は苦戦パターンかもしれない。
期待度75(up)

2022年1月15日(土)3歳戦

オミクロン株が猛威を振るい、昨日は陽性者数が全国で2万人を超えて、本日は2万5千人を超えたようだ。
昨日、職場にて「ワクチン3回目打っての副反応で苦しむのなら、オミクロンに感染したほうがいいんじゃねぇ?どうせ、鼻水たらして終わりなんだから」と発言したら、周りから『こいつ、何とんでもないことを言っているんだ?』と引かれてしまった。「まぁ、おれは副反応ないからワクチン打つけどね」と言った。
私はおそらくマスクや手洗い、換気、消毒、黙食など、自分でできる感染対策は人一倍している。元々、風邪をひくと咳が長引いて、呼吸器系はあまり強い人間ではないという自覚がある。だから、コロナに罹ったら死んでしまうのではないかという不安はあったのだが、コロナでの感染症の恐怖より、まわりを濃厚接触者にしてしまって大変迷惑をかけてしまうことのほうが恐怖なので、できる限りの対策はしているのだ。オミクロンならば死なないだろうが、感染対策はそのまま続けている。
「濃厚接触者という制度やめてほしい。日本人みんなでオミクロンになって鼻水たらして集団免疫獲得しようぜ」と発言したら、さらに引かれてしまった。


●1中5 9R 菜の花賞(1勝クラス・牝) 芝1600 良
サウンドビバーチェ (牝・栗東・高柳大輔)
父ドゥラメンテ 母スクービドゥー(Johan Cruyff)
1:35:1(上3F35:7)
単勝2.2倍1番人気
【先頭の通過】35:3-46:7
【レースの上り】12:0-11:8-12:7
好スタートから道中は4番手。4コーナー内4番手から直線は内から2頭目の位置を伸びて残り70mあたりでフミバレンタインをかわして先頭に立ち、1馬身1/2差をつけての勝利だった。
5F58:6のハイペースとなり、道中は先頭から5馬身前後の差の4番手を進んだ。残り600mから押して押して差を詰めて、直線は内から馬群を突いて伸びた。先に先頭に立っていたフミバレンタインが一杯になったことで残り70mでかわし、1馬身半差をつけて勝った。3着以下も伸びてきていたが、本馬との差はほとんど変わらずの完勝だった。先週のフェアリーSGⅢの勝ち馬が1:35:2なので、重賞の勝ち時計を上回る好時計であった。ただ、ペースはこちらの方が速いので時計内容では劣る。ラスト1Fが12:7とかかっていて本馬は12:3~12:4程度で走っているが、それでも大分落ちたのは残念だ。今回のメンバーは2歳時に1勝クラスでは今一歩だったメンバーで、その中で前走1勝クラスをハナ差の2着だった本馬の力が一枚上だったようだ。ただ、重賞では善戦クラスで、クラシック出走権獲得は五分五分というところだろう。
【戦歴】5戦2勝
①新馬 東京芝1600m7着(クレイドル 0:7)
②未勝利 新潟芝1400m6着(ジャズブルース 0:3)
③未勝利 中京芝1600m1着(ルミネイト ハナ)
④白菊賞 阪神芝1600m2着(ルージュラテール ハナ)
【母】スクービドゥー
ドイツ産の輸入繁殖牝馬。イタリア・ドイツ・フランスで走り、伊2戦1勝・独6戦1勝・仏1戦0勝。通算9戦2勝。ドルメーロ賞伊GⅢを勝ち、シュヴァルツゴルトレネン独GⅡ2着。
弟(本馬の叔父)Slowfootは伊セントレジャー伊GⅢ3着。
日本での初仔は3勝。第2仔プリンセスムーン(牝2010年産)は6勝。アイビスサマーダッシュGⅢ3着。第3仔は2勝。第4仔メイショウメイゲツ(牝2012年産・期待度60)は4勝。第6仔は1勝。第7仔は地方1勝。第10仔が本馬。
期待度65

●1中京5 6R 3歳新馬 芝2000 良
マテンロウボンド (牡・栗東・野中賢二)
父キズナ 母スマッシュハート(キングカメハメハ)
2:04:2(上3F34:2)
単勝3.3倍2番人気
【先頭の通過】50:8-64:0
【レースの上り】11:7-11:3-11:5
まずまずのスタートから道中は外6番手。4コーナーは外目4番手から直線残り80mあたりで先頭に立ち、内から2頭目の位置を伸びたプラダリアに1馬身差での勝利だった。
スタート後にゴチャゴチャしたが怯まずにレースを進めた。スローペースの中6番手を進み、4コーナーでジワっと上がった。直線で先に先頭に立ったララヴォルシエルを残り80mでとらえて、内から伸びた1番人気のプラダリアの追撃を1馬身差凌いだ。勝ち時計2:04:2は平凡だが、スローペースであり、本日11Rの愛知杯GⅢが2:01:0という馬場なので問題はないだろう。上り3Fは34:2であり、ラスト1Fが11:5なので本馬は11:4程度で走っている。能力は水準級だと思う。この後、更に良くなれば1勝クラスならば上位争いは可能だろうが、重賞ならばまだまだ足りないレベルだろう。
【母】スマッシュハート
2戦0勝。
母(本馬の祖母)ビーナスラインは函館スプリントSGⅢを勝ち、キーンランドCGⅢ3着・シルクロードSGⅢ3着。
初仔ストロングライン(牡6歳)は現役で3勝。第2仔タイセイシリウス(牡5歳)は現役で3勝。第3仔エスコバル(牡4歳・期待度55)は現役で1勝。第4仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時の北海道セレクションセールにて6600万円で取引された。
期待度55

●1中京5 10R 紅梅S(L・牝) 芝1400 良
フォラブリューテ (牝・美浦・宮田敬介)
父エピファネイア 母ブルーメンブラット(アドマイヤベガ)
1:21:8(上3F34:7)
単勝2.0倍1番人気
【先頭の通過】34:9-46:5
【レースの上り】11:6-11:5-12:2
まずまずのスタートだがダッシュが悪く、後方からの競馬となって道中は7番手。4コーナーで外に出して7番手でまわる。直線残り50m過ぎでダークペイジをかわして先頭に立ち、1馬身差での差し切り勝ちだった。
最内1番枠からゲートはまずまず出たがダッシュが悪く一瞬最後方になり、そこから巻き返して最後方から3頭目の7番手につけた。4コーナーで内から外に出して、直線は外から伸びての差し切り勝ち。着差は1馬身だが差をつけながらのゴールで、2~3着は2馬身離れたので他馬との能力差は大きいと思う。ただ、5F58:1-6F69:6というハイペースを後方から進めたので、展開的には有利だっただろう。勝ち時計1:21:8は、5Rの未勝利戦の勝ち馬および2着馬よりも0:2遅い。ペースは未勝利戦の方が更に速いとはいえ優秀とは言えない時計である。2着馬のダークペイジは前走の阪神ジュベナイルフィリーズGⅠで12番人気で14着だった。その馬が3番人気で2着だったと考えると、GⅠクラスには相当差がありそうだ。それでも勝ったということは重要で、本馬は前走は、のちのGⅠ馬サークルオブライフを抑えて1番人気に推されている。発走後に他馬と何度も接触して折り合いを欠いての敗戦だった。次走は桜花賞直行になると思うが、スタートダッシュが改善できれば上位争いは可能だと思う。
【戦歴】3戦2勝
新馬 新潟芝1600m1着(スカイトレイル 4馬身)
②アルテミスSGⅢ 東京芝1600m5着(サークルオブライフ 0:5)
期待度70(up)

2022年1月10日(月)3歳戦

●1中4 11R フェアリーS(GⅢ・牝) 芝1600 良
ライラック (牝・美浦・相沢郁)
父オルフェーヴル 母ヴィーヴァブーケ(キングカメハメハ)
1:35:2(上3F34:7)
単勝7.1倍5番人気
【先頭の通過】35:5-47:6
【レースの上り】11:8-11:6-11:9
出遅れて半馬身程度の不利。最後方16番手からの競馬になり3F手前から外を通り押し上げて、4コーナーは外9番手でまわる。直線は一番外から伸びて残り100mで先頭に立つが、内ラチ沿いからスターズオンアースが伸びて差を詰めてきて最後はクビ差抑えての勝利だった。
過去2戦とも出遅れていないが、今日は出遅れて最後方からの競馬になった。2F手前で1頭かわして15番手となり、3F手前から外を通り差を詰めていった。11番手で一旦落ち着いたが、残り600mから再び差を詰めてた。直線は大外から伸びて残り100mで先頭に立つが、内からスターズオンアースがかわす勢いで伸びてきた。これをクビ差抑え切っての勝利だった。1番人気スターズオンアースの脚が良かったので抜かれると思って見ていたが、本馬もゴール前は伸びて抜かせなかった。着差はクビ差だが出遅れなければもう少し楽に勝てていたと思われる勝利で、能力差は着差以上だろう。ただ2着スターズオンアースも馬群を抜けるのに苦労をしていたので、すんなり抜けていたら負けていたかもしれない。ここ数年、1分34秒台の決着が多いフェアリーSで、勝ち時計1:35:2は平凡だ。12R古馬1勝クラスの勝ち馬が1:34:3であることを見ても、平凡な勝ち時計だと思う。12Rとはペースの差があるので単純には比較できないが、0:9差をひっくり返す程のペースの差ではない。したがって、現時点では古馬1勝クラス並みかそれ以下だろう。実際、出走メンバーはすべて1勝馬だったので、重賞でも1勝クラスレベルと言えばその通りだろう。ただ、今後の伸びしろは大きいと思うので、古馬1勝クラス並みかそれ以下というのはあくまで現時点での話である。本馬は新馬戦を快勝後、前走の京都2歳SGⅢを8着に負けてしまった。このときは、馬運車を嫌がり、ゲート入りでロープに引っ掛かりパニック。ゲート入りも嫌がり気持ちが切れてしまっていた。今回は上手く調整して本来の実力を発揮して重賞を制覇した。馬体重が434kg→424kg→420kgと減ってきているのは気になるが、賞金を稼いだので、3ヵ月休養して桜花賞に出走できるのは大きいだろう。桜花賞、オークスとクラシックでは面白い存在になるかもしれない。
【戦歴】3戦2勝
新馬 東京芝1800m1着(エピファニー 1馬身1/4)
②京都2歳SGⅢ 阪神芝2000m8着(ジャスティンロック 1:2)
期待度70(up)

2022年1月9日(日)3歳戦

●1中3 6R 3歳新馬 芝2000 稍重
マイネルニコラス (牡・美浦・高橋裕)
父キングカメハメハ 母フライングメリッサ(ダンスインザダーク)
2:05:5(上3F34:5)
単勝7.2倍3番人気
【先頭の通過】52:4-65:7
【レースの上り】11:4-11:3-12:0
まずまずのスタートから道中は6~7番手。残り800mから押し上げて4コーナーは外2番手。直線残り50m手前でレイヴンズコーをかわして先頭に立ち、1馬身1/4差での勝利だった。
残り4Fで柴田大知騎手がゴーサインを出すとスッと上がっていった。4コーナーは内外離れた僅差の2番手で、直線も僅差ながらなかなか抜かなかった。残り100mあたりで並び、残り50m手前で前に出ると一気に引き離しての勝利だった。デビュー戦から鞍上の指示通りに動くことが出来ての快勝だった。レイヴンズコーとの間から1番人気ヒシハイドラも伸びていて直線はびっしりと追ったが、ゴール前で地力の差を見せた。502kgの大型馬なので、ひと叩きした上積みも大きいと思う。ただ、2:05:5-34:5は稍重としても平凡な時計なので、相当良くならなければ上のクラスでは厳しいと思う。
【母】フライングメリッサ
34戦3勝。芝1800m1勝・芝2000m2勝。重賞未出走。
初仔は地方2勝。第2仔マイネルラフレシア(牡2013年産・期待度65)は3勝。東京スポーツ杯2歳SGⅢ3着。第5仔マイネルパリオート(牡4歳)は現役で1勝。第6仔が本馬。
期待度50

●1中京3 6R 3歳新馬 芝2000 良
アスクオンディープ (牡・栗東・藤原英昭)
父ディープインパクト 母カラズマッチポイント(Curlin)
2:04:4(上3F34:3)
単勝6.1倍4番人気
【先頭の通過】51:4-64:4
【レースの上り】12:1-10:9-11:3
好スタートからハナに立ち道中は半馬身~1馬身差での逃げ。4コーナーは1馬身差の先頭で直線はジリジリと差を広げて、内から伸びたニシノクレセントに2馬身1/2差をつけての逃げ切り圧勝だった。
1コーナーで上手くまわれなかったためかバランスを崩したものの、何とか立て直した。道中はスローペースに落として、直線で一気にペースを上げて、1馬身半、2馬身と差を広げていった。最後は2馬身半差でゴール。完勝だった。危ない場面は1コーナーのみで、それでも怯まず圧勝するのだから能力は高いだろう。勝ち時計2:04:4は平凡だが、5F64:4というスローペースだったので仕方がないだろう。上り3Fは33秒台ならば良かったが、直線に入るまで12秒台でありペースを上げなかったことを考えると34:3ならばむしろ優秀で、メンバー中でも2番目の時計である。特にラスト2Fが10:9-11:3と速く、逃げ馬がこの時計で走ったら後続はどうにもならないだろう。ただ、1月の新馬戦なのでレベルは落ちていると思われるので、高い期待度は付けられない。それでも今の1勝クラスならば上位争いは可能だと思う。
【母】カラズマッチポイント
アメリカ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで走り14戦1勝。
母(本馬の祖母)Home Courtはアイオワオークス米GⅢ3着。弟(本馬の叔父)Coup de GraceはアムステルダムS米GⅡ・ベイショアS米GⅢを勝ち、キングズビショップS米GⅠ3着。妹(本馬の叔母)ダンシングラグズ(Dancing Rags)はアルシバイアディーズS米GⅠを勝った。
日本での初仔サンライズラポール(牡5歳)は現役で4勝。第3仔が本馬。
期待度55

●1中京3 11R シンザン記念(GⅢ) 芝1600 良
マテンロウオリオン (牡・栗東・昆貢)
父ダイワメジャー 母パルテノン(キングカメハメハ)
1:34:1(上3F34:9)
単勝10.2倍4番人気
【先頭の通過】35:2-47:0
【レースの上り】11:9-11:5-11:7
好スタートから道中は3~4番手。4コーナーは最内5番手から直線内ラチ沿いを抜けて残り300mあたりで先頭に立ち、外から迫ってきたソリタリオをクビ差抑え切っての勝利だった。
前走は出遅れて最後方からの競馬となったが、今回はデビュー戦同様スタートを決めた。道中は内をまわり、直線に入ると僅かに空いた内ラチ沿いを突いて伸びた。馬群を抜けて先頭に立つと外からソリタリオが伸びて来るが本馬も伸びた。差はジリジリと詰まるが最後まで抜かせず、クビ差での勝利だった。最後に詰められたのは残念だったが、道中は上手く立ちまわっての重賞制覇だった。勝ち時計1:34:1はまずまずだろうか。1つ前のレース古馬3勝クラス芝1400mで1:19:6が出ている(レコードは1:19:2)馬場なので、1分33秒台が出てもおかしくはなかった。ラスト1Fが11:5ならば1分33秒台なので、そこのところは残念である。本馬は新馬戦2着後、前走は未勝利で万両賞に出走し見事に勝った馬である。そして3戦目の今回は重賞制覇なので能力は非凡なのだろう。ただ、ダイワメジャー産駒の牡馬でマイル重賞を勝ったのだから、クラシックには乗ってこない可能性が高い。そうなると、残念だが本ブログとは関係のない馬なのだろう。
【戦歴】3戦2勝
①新馬 阪神芝1600m2着(エバーシャドネー 3/4馬身)
②万両賞 阪神芝1400m1着(アルーリングウェイ クビ)
【母】パルテノン
JRA5戦0勝・地方5戦1勝。
母(本馬の祖母)レディパステルはオークスGⅠ・中山牝馬SGⅢ・府中牝馬SGⅢを勝ち、フローラSGⅡ2着・目黒記念GⅡ2着・秋華賞GⅠ3着・エリザベス女王杯GⅠ3着・中山牝馬SGⅢ3着・府中牝馬SGⅢ3着。兄(本馬の伯父)ロードロックスター(牡2006年産・期待度70)は京都新聞杯GⅡ3着。兄(本馬の伯父)ロードアクレイム(牡2009年産・期待度60)は神戸新聞杯GⅡ2着。甥(本馬の従兄弟)マテンロウハピネスはアーリントンCGⅢ3着。
初仔ロードインファイト(牡5歳)は地方2勝でJRA所属の現役。第3仔が本馬。
期待度60

2022年1月8日(土)3歳戦

●1中2 6R 3歳新馬 芝1600 稍重
リヴォリ (牝・栗東・藤原英昭)
父ダイワメジャー 母ラリズ(Bernstein)
1:35:7(上3F35:4)
単勝3.3倍2番人気
【先頭の通過】35:4-47:5
【レースの上り】12:0-11:7-12:3
好スタートから道中は3番手。先頭が飛ばして4馬身程離れた2番手を進む。4コーナーは1馬身半差の2番手で、直線残り230mあたりで先頭に立って後続を引き離し、内から伸びたフィニッシュムーヴに5馬身差での圧勝だった。
3コーナーから差を詰めていき、直線に向くと1馬身差だった。残り230mあたりで先頭に立つと後続を引き離した。石橋脩騎手は2番手を引き離しても最後までしっかりと追って、5馬身差をつけて圧勝した。昨日は関東地方南部も積雪があり、この影響で中山競馬場は芝ダートとも稍重だった。そのような馬場でデビュー戦から1:35:7-35:4ならば上々で、年明けの新馬戦でレベルは落ちていると思われるものの5馬身差ならば秋頃の新馬勝ちレベルはあるだろう。前が飛ばしたのでハイペースの競馬となり、離れた2番手ながら有利な流れではなかった。ラスト1Fが12:3と落ちているが、単走で引き離しながらのものなので問題はないと思う。480kgの大柄な牝馬で、今回は最後まで追ったので上積みも大きそうだ。年が明けて1勝クラスのレベルも徐々に落ちてくるので、上のクラスでも上位争いは可能だと思う。
【母】ラリズ
アルゼンチン産の輸入繁殖牝馬。アルゼンチンで走り13戦9勝。オクレンシア賞亜GⅢ・コンデサ賞亜GⅢを勝ち、エストレラススプリント大賞典亜GⅠ2着・プリングレス大佐賞亜GⅢ2着。
弟(本馬の叔父)Shangai ExpressはCEマイル亜GⅠ2着。
日本での初仔は3勝。第2仔は4勝。第3仔は地方7勝。第5仔ヒシイグアス(牡6歳・期待度65)は現役で6勝。中山記念GⅡ・中山金杯GⅢを勝ち、香港C香GⅠ2着。第6仔アドマイヤレビン(牡4歳)は現役で1勝。第7仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、当歳時のセレクトセールにて7128万円で取引された。
期待度55

●1中京2 6R 3歳新馬 芝1600 良
ショショローザ (牝・栗東・友道康夫)
父ロードカナロア 母マンデラ(Acatenango)
1:37:1(上3F34:3)
単勝5.0倍3番人気
【先頭の通過】36:9-49:7
【レースの上り】12:3-11:0-11:1
まずまずのスタートからダッシュ良く上がり、道中は半馬身差の2番手を進む。4コーナーはクビ差の2番手で、直線に入るとすぐに先頭に立つ。外からマヒナライズが迫るが、これを3/4馬身差抑え切っての勝利だった。
直線に入ると先頭に立つが、なかなか後続を離せず、残り200mではマヒナライズとの差がクビ差程になった。ただ、ここからジリジリと差をつけて最後は3/4馬身差でゴールした。2~3着が2馬身1/2離れたので、1・2着が抜けていたという競馬だった。勝ち時計は1:37:1と平凡だが、スローペースで遅くなった。上り3Fが34:3と目立つ時計ではないが、直線までペースが上がらず、直線は11:0-11:1と速い時計で走っている。良血馬なので、いずれ走ってきそうだが、上のクラスで即勝ち負けする程のインパクトは無く、2勝目までは数戦必要だと思う。
【母】マンデラ
ドイツ産の輸入繁殖牝馬。アメリカ・ドイツ・フランスで走り、米4戦1勝・独4戦2勝・仏3戦0勝。通算11戦3勝。独オークス独GⅠ3着・サンタバーバラH米GⅡ3着・ポモーヌ賞仏GⅡ3着。
弟(本馬の叔父)Manduroは種牡馬。
日本での第2仔ワールドエース(牡2009年産・期待度100・年末推奨馬)は4勝。マイラーズCGⅡ・きさらぎ賞GⅢを勝ち、皐月賞GⅠ2着。種牡馬。第6仔マンハイム(牝2014年産・期待度60)は1勝。第7仔ワールドプレミア(牡2016年産・期待度70)は4勝。菊花賞GⅠ・天皇賞春GⅠを勝ち、有馬記念GⅠ3着・神戸新聞杯GⅡ3着・日経賞GⅡ3着・京都2歳SGⅢ3着。種牡馬。第8仔ヴェルトライゼンデ(牡5歳・期待度70)は現役で2勝。ホープフルSGⅠ2着・スプリングSGⅡ2着・神戸新聞杯GⅡ2着・アメリカジョッキーCCGⅡ2着・日本ダービーGⅠ3着。第9仔が本馬。
産駒は、牡馬なら大活躍をして牝馬は今一歩という不思議な繁殖牝馬である。
期待度50

●1中京2 7R 3歳1勝クラス ダ1800 良
デシエルト (牡・栗東・安田隆行)
父ドレフォン 母アドマイヤセプター(キングカメハメハ)
1:52:9(上3F39:0)
単勝3.9倍2番人気
【先頭の通過】48:4-61:3
【レースの上り】13:0-12:8-13:2
頭を上げながらも好スタートで、道中は掛かりながらの2番手。4コーナーは僅差の2番手で直線に入ると先頭に立つ。外からジュタロウが迫ってくるが、これを1馬身差抑え切っての勝利だった。
道中は掛かり通しで、直線でゴーサインが出るまで掛かっていた。レースはハイペースになったので2番手の本馬は直線で失速するパターンだったが、それでも勝ってしまうのは能力は高い証拠だろう。2着のジュタロウが単勝1.7倍の1番人気だったが、この馬はデビュー戦で2秒4差の大差勝ちをした馬だ。この馬を退けての勝利は価値があると思う。本馬もデビュー戦は7馬身差の圧勝だったので高い能力は示していた。本ブログはダービー馬を探すブログなので、基本ダートのレースは記事にしない。本馬がこのままダート路線を進むのなら本ブログとは関係のない馬ということになるが、血統を見ると、もしかすると芝も試すのではないかと思って記事にした。母も兄姉も勝ち星はすべて芝である。父ドレフォン自身はダートでの活躍馬だが、ジオグリフのように芝での重賞勝ち馬を出している。本馬はドレフォン産駒の中でも期待の血統馬で高額取引馬である。先はどうであれ、3歳春はクラシックを目指してほしい馬だ。できれば、皐月賞トライアルから皐月賞を目指していただきたい。
【戦歴】2戦2勝
①新馬 阪神ダ1800m1着(トウセツ 7馬身)
【母】アドマイヤセプター
2008年産期待度70。27戦5勝。8月の札幌芝1500m新馬戦を7馬身差で圧勝し、札幌2歳SGⅢは3着。3戦目エリカ賞7着後、フェアリーSGⅢ3着。5戦目のこぶし賞6着、6戦目フローラSGⅡは11着に負けてクラシック出走はならなかった。古馬になり京阪杯GⅢ2着・スワンSGⅡ3着など重賞で好走。6歳1月のレースを最後に引退した。
母(本馬の祖母)アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯GⅠ2勝・ローズSGⅡ・阪神牝馬SGⅡ・マーメイドSGⅢを勝ち、秋華賞GⅠ2着・桜花賞GⅠ3着・天皇賞秋GⅠ3着・エリザベス女王杯GⅠ3着。弟(本馬の叔父)アドマイヤトライ(牡2009年産・期待度60)は阪神スプリングJJGⅡ3着。弟(本馬の叔父)ドゥラメンテ(牡2012年産・期待度105・年末推奨馬)は種牡馬。甥(本馬の従兄弟)ボーデン(牡4歳・現役)はスプリングSGⅡ3着。姪(本馬の従兄妹)ソネットフレーズ(牝3歳・期待度65)はデイリー杯2歳SGⅡ2着。
第2仔スカイグルーヴ(牝5歳・期待度75・年末推奨馬)は現役で2勝。京成杯GⅢ2着。第3仔レガトゥス(牡4歳・期待度45)は現役で3勝。第4仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、当歳時のセレクトセールにて2億7000万円で取引された。
期待度65

ワグネリアン死亡

2018年ダービー馬ワグネリアン(牡7歳・現役・期待度90)が、1月5日18時頃、多臓器不全のため栗東トレーニングセンター内の診療所にて亡くなった。
胆管に胆石が詰まっていたことから多臓器不全に陥ったとのこと。ジャパンCのあとに体調が悪くなって、肝臓がよくないとしかわからないなか治療していたらしい。
画像
2018年5月27日日本ダービー(撮影:筆者)

16頭目の出資馬エポカドーロが2着に負けた日本ダービー(2018年5月27日の記事参照)。この時に勝ったワグネリアンは元気に現役を続けていたが、いずれ種牡馬でもライバルになるのかなと思っていただけにとても残念でありショックである。

2022年1月5日(水)3歳戦

本年も「natsuryoのダービーへの道」をよろしくお願いします。


●1中1 5R 3歳1勝クラス 芝2000 良
アスクビクターモア (牡・美浦・田村康仁)
父ディープインパクト 母カルティカ(Rainbow Quest)
2:01:9(上3F34:1)
単勝1.9倍1番人気
【先頭の通過】50:1-62:8
【レースの上り】11:4-11:2-11:7
好スタートから道中は掛かり気味に4番手を進む。4コーナー外3番手から直線残り250mでレヴァンジルに並びかけて2頭での争いになり、最後はクビ差での勝利だった。
スタート後、1Fあたりですでに掛かっていて向正面も田辺裕信騎手が懸命に抑えていたが、残り800mから押し上げたことで何とか落ち着いた。直線残り250mあたりでレヴァンジルに並びかけて僅かながら前に出たように見えたが、残り100m手前で頭差程度だが間違いなく前に出た。その差を保ち最後はクビ差でゴールした。デビュー戦も前走もやや行きたがっていたが、今回は完全に掛かっていた。それでも直線競り勝ったのだから能力は高いと思う。しっかりと折り合えばもっと離していただろう。今日の中山競馬は芝2000m戦が4鞍あって、金杯の勝ち馬が2:00:1-35:2。古馬1勝クラスの勝ち馬が2:00:2-36:7。古馬2勝クラスの勝ち馬が2:01:9-36:3だった。これを見ると、勝ち時計2:01:9は十分な時計であり、上り3F34:1は優秀である。着差は僅かだが能力は高そうで、折り合えば重賞でも好勝負可能だろう。
【戦歴】4戦2勝
①新馬 東京芝1800m3着(ジオグリフ 0:3)
未勝利 中山芝1800m1着(アサヒ 1馬身1/2)
③アイビーS 東京芝1800m3着(ドウデュース 0:1)
期待度75(up)

●1中1 10R ジュニアC(L) 芝1600 良
インダストリア (牡・美浦・宮田敬介)
父リオンディーズ 母インダクティ(ハーツクライ)
1:34:9(上3F34:3)
単勝3.1倍2番人気
【先頭の通過】36:0-48:1
【レースの上り】11:9-11:1-11:8
まずまずのスタートから道中は5番手。4コーナーで外に出して5番手でまわり、直線外から伸びて残り50m手前で先頭に立つ。ここから一気に引き離してベルウッドブラボーに2馬身1/2差での圧勝だった。
4コーナーでは馬群の中にいたが、カーブで上手く外に出すことができた。直線はなかなか伸びず残り200mは5番手で通過するが、残り100m手前から急加速するように伸びて、残り50m手前で先頭に立つと一気に引き離した。外を伸びたためカメラで見ると実際の伸びよりも鮮やかに見えるが、それでも戸崎圭太騎手が軽く促す程度でグングンと伸びて圧勝した。もう少し距離があればもっと引き離していたと思われる強い勝ち方だった。デビュー戦、前走、今回ともメンバー中最速の上りで、末脚はますます磨きがかかった印象だ。ただ、過去2戦は芝1800mを使い、前走芝1800mを勝ったものの、今回芝1600mに距離を短縮したことが気になる。距離を短くして圧勝したので、今後はマイル路線だろうか。ただ、今日のレース振りから芝2000mまでならば大丈夫ではないかという走りだったので、次はどこを使いどんな末脚を見せるのかに注目したいと思った。
【戦歴】3戦2勝
①新馬 東京芝1800m2着(モカフラワー 頭)
未勝利 東京芝1800m1着(ユイノゴトク 1/2馬身)
期待度65(up)

●1中京1 5R 3歳新馬 芝2000 良
チュウワダンス (牝・栗東・大久保龍志)
父ハーツクライ 母キラモサ(Alamosa)
2:03:2(上3F35:3)
単勝2.7倍1番人気
【先頭の通過】49:5-62:1
【レースの上り】12:5-11:4-11:7
まずまずのスタートから道中は4番手。4コーナー外目3番手から直線残り300m手前で先頭に立つが、内から伸びたスーサンアッシャーが迫り並びかけて来る。これを1/2馬身差抑えての勝利だった。
直線は外から早目に先頭に立ったがなかなか引き離せず、残り200m手前で外へ、その後内へとフラフラしながら走っていた。そのうちに内からスーサンアッシャーが伸びて、残り100m手前で並びかけてきた。ここから馬体を併せるともうひと伸びして、最後は1/2馬身差でゴールした。若さを見せての勝利で直線でフラフラしている間に抜かれそうになったが、そこからまた伸びた根性はなかなかで能力差は着差以上だろう。勝ち時計2:03:2は、下記1勝クラスで2:00:1が出る馬場なので、デビュー戦としても平凡だと思う。ペースが全然違うが、それならば上りは34秒台が出ても良かったと思う。そこのところが残念で、このあと大きく良化しなければ上のクラスでは厳しいレベルだろう。
【母】キラモサ
ニュージーランド産の輸入繁殖牝馬。オーストラリア・ニュージーランドで走り豪16戦3勝・新2戦1勝。 VRCオークス豪GⅠ・VRCウエイクフルS豪GⅡを勝ち、ベンディゴC豪GⅢ3着。
日本での初仔は1勝。第2仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時のセレクトセールにて5390万円で取引された。
期待度50

●1中京1 6R 3歳1勝クラス 芝2000 良
グランディア (牡・栗東・中内田充正)
父ハービンジャー 母ディアデラノビア(サンデーサイレンス)
2:00:1(上3F36:1)
単勝1.8倍1番人気
【先頭の通過】47:2-58:6
【レースの上り】12:8-11:4-12:6
出遅れて半馬身程度の不利。道中は最後方から3頭目の8番手を進み、4コーナーで8番手から一気に先頭に立つ。直線は外から伸びたマテンロウスカイが迫ってきて、最後は頭差での勝利だった。
ゲート内でイライラしたため出遅れた。道中は内8番手を進み、3コーナーから差を詰めた。4コーナーを8番手で入るが先頭との差は大分詰まり、各馬横一線で4コーナーを回る中、真ん中を抜けて先頭に立った。直線に入ると外へと斜行しながら進み、残り300m過ぎで外から伸びたマテンロウスカイとの争いとなる。クビ差から半馬身差で先頭は譲らず、ゴール前で差が詰まったものの頭差でゴールした。5F58:6というハイペースの競馬になったので、後方からの本馬には有利な展開となった。勝ち時計2:00:1は、この時期の3歳馬としては優秀だが、開幕週初日なのである程度時計の出る馬場ではあった。ラスト1Fが12:6と落ちていて、ここを12秒台前半でまとめれば勝ち時計も2分を切れただろう。それならば重賞でも期待できたと思う。今回は最後に一杯になっての辛勝で、重賞ではやや力不足かもしれない。ただし、出遅れたり、直線も真っ直ぐ走っていないため、これらの課題を克服すれば重賞でも勝負になるかもしれない。
【戦歴】4戦2勝
①新馬 小倉芝1800m2着(ピースオブエイト 1馬身1/2)
未勝利 中京芝2000m1着(サワーホマレー 2馬身1/2)
③黄菊賞 阪神芝2000m3着(ジャスティンパレス 0:2)
期待度65(up)

2021年まとめ(6)大丈夫、行こう、あとは楽しむだけだ

今年の4月。父が86歳で他界した。
思い返せば、私の興味や関心のあることの多くは父の影響を受けている。野球も競馬も麻雀も、株もお城も旅行好きも、すべて父の影響だと思う。
幼稚園に入るか入らないかの頃、父に連れられ中山競馬場へしばしば行っていた。午前中だけで帰るのだが、だいたい内馬場にいて、はるか彼方にお馬さんが走っていたという記憶がある。たまにスタンド側に行けば、おじさんのケツしか見えない。レースはなかなか始まらないし、幼少期の私にとってあまり楽しい場所ではなかった。ただ、たまにイカ焼きを食べさせてくれるし、出かけるのは好きだったので付いていった。今考えると、儲けたときだけイカ焼きを食べさせてもらえたのだろう。
私には兄と弟がいるのだが、父の教育が良かったのか、三兄弟は皆競馬好きになってしまった。

このように、幼い頃(物心ついたころ)から競馬には触れていたのだが、馬の名前やレース体系を理解して競馬ファンとして競馬を楽しむようになったのは小学校3年生の時だ。
この頃にもう一つ、のめり込んだことがある。
祖父から時刻表の見方を教えてもらい、その時刻表をもらったことがキッカケで、時刻表が愛読書になったのだ。もらった時刻表はボロボロになるまで見た。架空の旅行プランを毎日のように立てて、見たことのない風景に想いを馳せた。地名も鉄道路線も特急名も、このときにとても詳しくなった。
今では鉄道に関する興味も関心もほとんど失われたが、何処かへフラっと出かけてしまうのは当時の想いが少しは残っているからだろう。

旅行好きだからなのか、鉄道好きだからなのか、最近ハマっているYouTuberがいる。ちょっとしたキッカケで「カコ鉄の日常」という動画を見ていたら、すっかりハマってしまった。
この動画の製作者のカコさんは、一人で全国各地を訪れて、特に鉄道を中心に撮影して公開している女性YouTuberである。ちょうど2年前から動画をあげているようなので、鉄道好きならば知っている人も多いのだろう。先週の動画でチャンネル登録者が10万人に届きそうと言っていたので只者ではない。
おそらく既婚者で、お顔はTVに出ているアナウンサーや芸能人に比べればあれだが、普通にその辺にいたらかなり可愛い子なのだろうなと思う。
賢そうな女性であり、軽快な語りが良い。鉄道と宿泊とお酒とスタバと本人のお顔がメインの動画で、観光地の紹介は比較的少ない。とにかくお酒は美味そうに飲み、食べ物をおいしそうに食べる。サブチャンネルでは、よそ行きではないカコさんの素の姿を見せている。狙っているのかもしれないが、おじさん受けは良いと思う。
「あっ、ここ行った」「ここに行ってみたい」「今度ここに行ったらこのホテルに泊まろ」「酒うまそ~」とか思いながら見ている。一番の収穫は、行ったことのない高知市へ行って『ひろめ市場に行く』という新たな目標ができたことだ。
べた褒めだが、他のYouTuberさんを知らないので、もっと凄い人は沢山いるのだろうなとは思う。ただし、来年の今頃はすっかり飽きているかもしれない。

ハマったと言えば、今年はYOASOBIだ。
ネット文化に疎いので「夜に駆ける」を初めて聴いたのがちょうど1年前の紅白歌合戦である。世の中の多くの人々が話題のYOASOBIを初めてTVで見ているその時に、私は初めて知った(2021年1月31日の記事参照)。競馬で例えると、その年のクラシックホースを有馬記念で初めて知ったという感じだろう。
2月14日に初の動画配信でのライブ(2021年2月14日の記事参照)。7月4日はユニクロとのコラボでYou Tubeでの無料配信ライブ(2021年7月4日の記事参照)を見た。そして、初の有観客ライブが12月4日・5日に日本武道館で行われたが、チケット争奪戦に完敗した(2021年12月4日の記事参照)。YOASOBIのせいではないが、ムッとしたので最近の曲はまったく聴いていない。
これも、来年の今頃はすっかり飽きているかもしれない。

ライブといえば、4月に東京国際フォーラム ホールAで行われた『ザ・ヒット・ソング・メーカー 筒美京平の世界 in コンサート』を見に行った(2021年4月18日の記事参照)。ひと昔前の紅白歌合戦かと思うほどの豪華メンバーだった。
あとは、イルカ(敬称略)と太田裕美(敬称略)のジョイントコンサートを家内と見に行ったのだが、70歳超えのイルカ(敬称略)の衰えのない歌声に感動し、太田裕美(敬称略)の「木綿のハンカチ―フ」と「雨だれ」は好きだなとあらためて思った。ただ、客層が凄かった。我々は確実に若手で、『これは老人ホームの説明会か?』というような客層だった。
来年2~3月に小泉今日子(敬称略)のライブツアーがあり、家内と行くためにチケット争奪戦に参加したのだが、これはYOASOBI同様敗れ去った。

ライブも普通にできるようになり、サッカーも12月の天皇杯準決勝からお客をフルに入れるようになった。
私が応援する川崎フロンターレは、天皇杯準決勝で敗退し、今年はリーグ戦のみの1冠。ただ、2017年・2018年・2020年・2021年と、この5年間で4回リーグ制覇で、完全に黄金期である。
今シーズンは、昨年のメンバーから中村憲剛選手・守田選手が抜けて、夏には三笘選手・田中碧選手が抜けた。更に大島選手がケガで長期離脱。特に後半はメンバー的にも苦しい戦いが続いたが、脇坂選手の成長や橘田選手の台頭があって、4試合を残して優勝を決めた。
レアンドロダミアン選手の得点王とMVPなど、記録的には圧倒的な成績だった。ただ、ジェジエウ選手がケガのため長期離脱、旗手選手が海外移籍をするかもしれないので来シーズンも安泰ではない。移籍してくる瀬古選手の活躍、大卒ルーキーの台頭に期待である。

競馬については、事前に指定席を購入した者のみの入場は変わらず、通常の入場には戻っていない。
【2022年1月3日追記】
第1回中山・中京・小倉より、指定席に加え「入場券ネット予約(1000席)」を開始するらしい。これにより、各競馬場4000人~5000人程度の入場か可能になるようだ。

コロナ禍でも昨年は売り上げを伸ばしたが、今年のJRAの年間売り上げ(速報値)も、対前年比103.6%の3兆911億円で10年連続の売り上げ増となった。
競馬場に人を入れなくても馬券の売り上げが増えるのなら、JRAとしてはこのまま指定席を購入した者のみの入場でよいと思うだろう。良いのか悪いのか。ただ、競馬ファンとして売り上げ増は嬉しいニュースである。
そういえば、ラッタッタのメンバーが今年で終わりのようで、「5年間お疲れ様でした」と言いたい。何度も書いたが、16頭目の出資馬エポカドーロが活躍していた時、府中本町駅から競馬場までの通路に流れていた私にとってはラッキーソングである。エポカドーロの皐月賞表彰式のプレゼンターは高畑充希さんだった。
エポカドーロは引退し種牡馬生活を送っている。初年度の今年の種付け数は52頭。受胎率は悪くないようなので、50頭近くの産駒が生まれてほしい。種付けした牝馬で気になる馬は、
アドレ(父ヒルノダムール)・アンプリエール(父バゴ)・インドリヤ(父Stormy Atlantic)・エメルヴェイエ(父ルーラーシップ)・グロリアスバラッド(父Kingmambo)・ダンシングエディ(父Moscow Ballet)・チャリシー(父ハービンジャー)・ビジョナリー(父ディープインパクト)・フロイデンベルク(父ダイワメジャー)。
正直、繁殖牝馬の質はいまいちだが、種牡馬としての評価は低いので仕方がないだろう。ちなみに種付け料は50万円。来年度も50万円とのことだ。初年度から活躍馬を出さないと種牡馬生活が苦しくなるので、来年生まれる産駒たちには是非とも頑張ってほしい。

来年2月に北京オリンピックが予定されているが、中国共産党の人権侵害に対しての政府の対応に言いたいことが山ほどある。問題だらけのオリンピックだが、選手の皆さんは出場するからには頑張てもらいたい。
カーリング女子は、ロコソラーレが12月の最終予選でオリンピック出場を決めた。8月に北見市のカーリングホールで実物を見てから(2021年9月12日の記事参照)(2021年8月28日の記事参照)ロコソラーレを応援している。12月の最終予選も見事に突破しオリンピック出場を決めた。前回の銅メダル以上も夢ではないのではないかと期待している。
紀平梨花選手が先日の全日本フィギュアスケート選手権を欠場したため、オリンピック出場は不可能になった。『つまらないな』と思っていたが、3位に入った17歳河辺愛菜選手がトリプルアクセルを成功させた。そしてオリンピック代表に選ばれた。坂本選手と比べるとまだまだだが、世界は4回転の時代だ。17歳が3回転半を跳んでどこまで食い込めるか。楽しみにしている。
オリンピックの開催場所は問題だが、競技が始めれば沢山のドラマが生まれるのだろうな。

ドラマと言えば、朝ドラ「おかえりモネ」を見た。
元気で前向きなヒロインではなく、ちょっと心に傷を持ったヒロインだった。それを清原果耶さんが上手に表現していた。視聴率は高くなかったようだが、私は毎回(録画して)楽しみに見ていた。登米とか気仙沼とか「島」とか、また東北旅行に行きたくなった。

この年末はオミクロン株が流行りつつあるようだが、このオミクロン株は、もしかすると2年間続いた「コロナ騒動」を終わらせる変異株かもしれないと期待している。
感染力が強く、海外では大方オミクロン株に置き換わった国もあると聞く。医療関係者が感染してしまい医療スタッフが足りなくなっているという情報もあるが、人が病院にあふれ人がバタバタ死んでいるという情報はない。デルタ株に比べると毒性は相当弱いようだ。
季節性のインフルエンザと比較して、感染率とか重症化率とか死亡率とかが低ければ、いよいよインフルエンザと同じ扱いにするという議論も出てくるだろう。ポイントになりそうなのは、インフルエンザと同様、どの医療機関も診察を受け入れてくれるようになるかどうかだと思うのだ。ただ、メディアによって「コロナは特別な怖い病気」と刷り込まれてしまった国民の意識を変えなければ、政治も医療関係者も動かないだろう。
【2022年1月11日追記】
以下、「感染」→「陽性」、「感染者」→「陽性者」。陽性者数と感染者数は違いますね。訂正します。失礼しました。

TVを見ていると、『オミクロン株でこの国では〇〇万人感染』とかは報道をするが、一番知りたい「重症者の割合とデルタ株との比較」「死亡率とデルタ株との比較」は、まるで報道しない。感染者数は参考程度でいいので、かかると何%の率で重症化するのか。その率は、デルタ株やインフルエンザと比較してどうなのか。それによって恐れるべきなのかどうなのか。正確な情報がないと国民が正確な判断ができない。ところが、TVも新聞も『コロナは怖いぞ』という報道をして視聴率や部数を伸ばそうとするので、いつまでたっても国民に正確な情報が届かない。だから、しばらくは今のままの状態なのだろうなと思う。
コロナウイルスは怖いことは確かだろうが、飲食店で働く人や観光業で働く人を犠牲にしなければならないほど、自殺者が増加しても仕方がないほど、恐れるべきものなのかは大いに疑問である。

例年通り、大みそかに思うことをズラズラ書いてみた。
毎年書くが、私にとって日記ならぬ「年記」で、これを書き終えたら紅白歌合戦が始まり1年が終わる年中行事である。
今年の紅白はNHKホールではなく東京国際フォーラムで有観客で行われるらしい。いつも通り出場歌手もあまり把握していないが、歌手の「本気」が見られて、とても楽しいイベントだと思う。

昨年の大みそかの記事を見ると、『新しい年は是非とも普通の生活に戻りたいものだ』と書いている。だいぶ戻ったとは思うが、普通の生活には戻っていない。『東京都の31日の感染者数が1337人で過去最多というニュースが流れた』とも書いているが、今年の東京都の1日での感染者数の最大値は8月13日の5908人だった。そして、本日の東京都の感染者数は増加中ながら78人である。

以上。
表題は、YOASOBIの「群青」より。紅白歌合戦はこの曲を歌うらしい。表題には『(コロナはもう)大丈夫、(旅行に)行こう、あとは楽しむだけだ』という気持ちを込めたが、まだちょっと早いかな。
バカみたいな長文を懲りずに読んでくださる皆様。本年も本当にありがとうございました。
来年も「natsuryoのダービーへの道」よろしくお願いします。

2021年まとめ(5)2歳リーディングサイヤー

【JRA2歳リーディングサイヤー】
賞金順(賞金=本賞+付加賞)
ディープインパクト 4億5489万 
 出走頭数66 勝利頭数29 勝利数34
エピファネイア 3億9666万 
 出走頭数94 勝利頭数22 勝利数25
ドゥラメンテ 3億8538万 
 出走頭数121 勝利頭数29 勝利数30
ロードカナロア 3億7300万 
 出走頭数104 勝利頭数22 勝利数27
ドレフォン 3億4944万 
 出走頭数90 勝利頭数28 勝利数30
ハーツクライ 2億9248万 
 出走頭数66 勝利頭数12 勝利数16
ダイワメジャー 2億8656万 
 出走頭数57 勝利頭数14 勝利数17
モーリス 2億6128万 
 出走頭数94 勝利頭数19 勝利数21
シルバーステート 2億4768万 
 出走頭数62 勝利頭数12 勝利数17
キズナ 2億3808万 
 出走頭数59 勝利頭数21 勝利数21

JRA2歳リーディングサイヤーは、ディープインパクトが6年連続の首位となった。
ただ、12月26日(日)までは1位エピファネイア・2位ドゥラメンテ・3位ロードカナロア・4位ディープインパクトの順だったのが、最終日のホープフルSで、1着キラーアビリティ・2着ジャスティンパレスのワンツーにより一気に逆転した。
一方、今年の新種牡馬は、5位ドレフォン・9位シルバーステートがTOP10入りで、13位イスラボニータ・16位キタサンブラック・20位アメリカンペイトリオットだった。

2歳リーディングサイヤーの1位ディープインパクトは、本ブログで「期待度」をつけた産駒は24頭だった。
牡馬の重賞勝ち馬は、ホープフルSGⅠを勝ったキラーアビリティ(牡・期待度90・4戦2勝)。サウジアラビアロイヤルCGⅢを勝ったコマンドライン(牡・期待度70・3戦2勝)の2頭だ。その他の期待馬は、ホープフルSGⅠ2着のジャスティンパレス(牡・期待度65・3戦2勝)。ハイレベルな新馬戦を圧勝した推奨馬リアド(牡・期待度70・1戦1勝)。ベコニア賞を勝ったレッドラディエンス(牡・期待度65・4戦2勝)。
牝馬の重賞勝ち馬はいない。その他の期待馬は、東京芝2000mをレコード勝ちした推奨馬ウィズグレイス(牝・期待度70・2戦1勝)。新馬戦逃げ切り圧勝の推奨馬サリエラ(牝・期待度65・1戦1勝)。

2位はエピファネイア。「期待度」をつけた産駒は17頭。
期待馬は、阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ・アルテミスSGⅢを勝ったサークルオブライフ(牝・期待度85・4戦3勝)。デイリー杯2歳SGⅡ2着のソネットフレーズ(牝・期待度65・2戦1勝)。エリカ賞をレコード勝ちしたサトノヘリオス(牡・期待度70・4戦2勝)。

3位はドゥラメンテ。「期待度」をつけた産駒は20頭。
期待馬は、中山の未勝利戦を好時計で勝ち上がった推奨馬レヴァンジル(牡・期待度65・2戦1勝)。ひいらぎ賞を勝ったティーガーデン(牡・期待度60・3戦2勝)。

4位はロードカナロア。「期待度」をつけた産駒は9頭。
期待馬は、朝日杯フューチュリティSGⅠ3着のダノンスコーピオン(牡・期待度75・3戦2勝)。京王杯2歳SGⅡを勝ったキングエルメス(牡・期待度50・3戦2勝)。

5位はドレフォン。「期待度」をつけた産駒は4頭。
期待馬は、札幌2歳SGⅢを勝ったジオグリフ(牡・期待度85・3戦2勝)。

6位はハーツクライ。「期待度」をつけた産駒は11頭。
期待馬は、朝日杯フューチュリティSGⅠを勝ったドウデュース(牡・期待度90・3戦3勝)。葉牡丹賞を勝ったボーンディスウェイ(牡・期待度65・5戦2勝)。白菊賞を勝ったルージュラテール(牝・期待度65・4戦2勝)。新馬戦を圧勝した推奨馬ダノンベルーガ(牡・期待度65・1戦1勝)。同じく新馬戦を圧勝した推奨馬セレシオン(牡・期待度65・1戦1勝)。
7位はダイワメジャー。「期待度」をつけた産駒は3頭。
期待馬は、デイリー杯2歳SGⅡ・新潟2歳SGⅢを勝ち、朝日杯フューチュリティSGⅠ2着のセリフォス(牡・期待度70・4戦3勝)。
8位はモーリス。「期待度」をつけた産駒は10頭。
期待馬は、芙蓉Sを勝ち、ホープフルSGⅠ3着のラーグルフ(牡・期待度60・4戦2勝)。
9位はシルバーステート。「期待度」をつけた産駒は7頭。
期待馬は、ファンタジーSGⅢを勝ち、阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ3着のウォーターナビレラ(牝・期待度80・4戦3勝)。野路菊Sを勝った推奨馬ロン(牝・期待度70・2戦2勝)。
10位はキズナ。「期待度」をつけた産駒は7頭。
期待馬は、新馬戦逃げ切り圧勝のエクラノーブル(牝・期待度60・1戦1勝)。

ディープインパクトのラストクロップとなる2020年産馬は来年デビューだが、数は少なく、日本産6頭、外国産6頭の計12頭という情報がある。
外国産馬が日本で走るとは思えないので、来年は6頭だろうか。そうなると、2歳リーディングの上位も今年までであり、来年からはどの馬が2歳リーディングサイヤーになるのだろう。しばらくは予想の難しい戦国時代になるのだろう。

2021年まとめ(4)牡馬

【牡馬】
年末の推奨馬からダービー馬が出ることが理想だが、重賞未出走馬から推奨馬を選んでいるのでハードルは高い。それでも今年は年末推奨馬であるシャフリヤールがダービー馬になり、これでドゥラメンテ・マカヒキに続き3頭目の推奨馬のダービー制覇になった。
また、推奨馬エフフォーリアが皐月賞を勝ち、ダービーは2着。おそらくブログ14年間で最高の成績だったと思う。
その他の推奨馬3頭は、クラシックには縁がなかった。ノースブリッジ(期待度75)は3歳初戦の青葉賞で13着と大敗し、クラシックには出走できなかった。シュネルマイスター(期待度85)は弥生賞2着後、NHKマイルCGⅠに出走し見事に勝った。レゾンドゥスリール(期待度60)はシンザン記念10着後、1勝クラスも勝てていない。

今年の朝日杯フューチュリティSはドウデュースが勝ち、ホープフルSはキラーアビリティが勝った。
ドウデュースが3戦3勝に対して、キラーアビリティは4戦2勝である。朝日杯フューチュリティSは無敗馬が数頭いる興味深い戦いとなり、勝った馬も無敗馬だったので2歳チャンピオン決定戦としてふさわしい結果となった。一方、ホープフルSは1番人気コマンドラインが12着と大敗し、3番人気サトノヘリオスも13着と大敗したため、終わってみればメンバーのレベルに疑問を残す結果となってしまった。そうなると、一般的な評価はドウデュースの方が高くなり、キラーアビリティの一般的な評価はドウデュースほどは高くない。ただ、芝1600mと芝2000mという距離の差があり、よりダービーに近いのは芝2000mなので、両頭の期待度は同等とした。
この2頭に対抗できそうなのが、東京スポーツ杯2歳Sを圧勝したイクイノックスである。『種牡馬としてあまり期待値は高くなかったキタサンブラックから早くも大物出現である』と記事に書いた通り大物感があり、今年は2強ではなく「3強」で2歳戦を終えたと思う。
この3頭、どの馬が一番強いのか。それとも、下記の推奨馬の台頭はあるのか。私としては、来年も推奨馬のダービー制覇が見たいのだがどうだろう。

それでは、今年も重賞未出走馬から本ブログの推奨馬を書きたいと思う。

【推奨牡馬】
リアド(父ディープインパクト)
セレシオン(父ハーツクライ)
レヴァンジル(父ドゥラメンテ)
ダノンベルーガ(父ハーツクライ)
ヴェールランス(父キタサンブラック)

菊花賞当日のレベルの高い芝1800m新馬戦を3馬身差で圧勝したリアドは、当歳時のセレクトセールにて5億760万円で取引された高額馬である。距離がもう少しあればまだまだ引き離している勢いで、2~3着も2馬身半離れた。2着のトルナヴァが2戦目の未勝利を2馬身半差で快勝したことからも、本馬の能力の高さがわかる。462kgの馬体は、まだまだ良化の余地を残していて、パドックではやや気合不足にも映ったが、レース振りは父の走りに近いものを感じた。
デビュー戦後、早い段階で次走は若駒Sと表明していて、1戦1勝ながら推奨馬として紹介することができた。上記3強に匹敵する能力がありそうで、来年のクラシックでの活躍を期待している。

道中は終始押っ付け通しながら、3馬身半差で新馬戦を圧勝したセレシオン。これも1戦1勝だ。ズブイのか若いのか、向正面では川田将雅騎手の手綱は動きっぱなしだった。それでも、同日の未勝利戦の勝ち馬よりも1秒も速いタイムで勝った。2着のディライトバローズは2戦目の未勝利戦を勝ち上がっていて、レースレベルの高さを証明した。道中の行きっぷりの印象は最悪だが、改善点が多い分、改善された場合の走りが楽しみである。
次走は1月16日の梅花賞を予定している。このレースは道中の行きっぷりに注目したい。

10月2日の中山9R芙蓉Sの勝ち馬ラーグルフは、ホープフルSGⅠで3着と好走した。芙蓉Sの日、4Rの未勝利戦を勝ったレヴァンジルは、芙蓉Sよりも0:3速い時計で走った。芙蓉Sは良馬場に回復したが、こちらは稍重であり、ペースはこちらの方が遅かった。時計内容ではレヴァンジルの方が上であり、乱暴な言い方をすれば、ホープフルSを勝ったキラーアビリティと同等である。デビュー戦は思うように伸びず3着に負けたが、2戦目を好時計で勝ち、着差は3/4馬身差でも2~3着は8馬身も離れた。
次走は1月5日中山1勝クラス芝2000mを予定しているようで、これが今年の推奨馬の初出走となる。ちょっとドキドキしながら応援したいと思う。

上記セレシオンが勝った日と同日の東京競馬場では、セレシオン同様行きっぷりの悪い馬が勝った。勝ったのはダノンベルーガ。当歳時のセレクトセールにて1億7280万円で取引された高額馬である。向正面の行きっぷりが悪く、石橋脩騎手の手綱が動いていた。ただ、直線残り350m過ぎで左ムチが入るとエンジンがかかったようにグンと伸びた。2馬身差での勝利だが、2~3着が5馬身も離れた。勝ち時計2:01:3はデビュー戦としては上々で、上り3Fは33:1と速く、ラスト1Fも11:5と最後までしっかりと走った。
次走は不明だが、この馬も道中の行きっぷりがどこまで改善しているかに注目したい。

10月2日中京の芝2000m新馬戦を勝ったヴェールランスの母ジュエラーは、2015年の年末推奨馬であり桜花賞馬である。ヴェールランスのデビュー戦は、スタートしてから頭を上げて口を割ってと、折り合いを欠いて追走するなど若さを見せての勝利だった。ところが、2戦目のエリカ賞ではしっかりと折り合って競馬を進めた。最後にサトノヘリオスに差されたが、クビ差はハイペースでの位置取りの差、仕掛けのタイミングの差であったと思う。走破タイム1:59:7はレコードで走ったサトノヘリオスと同タイムで、新馬戦を圧勝したダノンブリザードに2馬身差をつけた。2戦1勝ながら素質は高そうで、あとは脚元に十分注意して活躍してほしいと思った。
次走は京成杯GⅢを予定している。休み明け2走目で変わり身を見せるのか。重賞を勝って、余裕をもって皐月賞へコマを進めてもらいたい。

2021年まとめ(3)牡馬

期待度上位馬を並べました。今日は牡馬です。
わかる範囲での次走予定と記事へのリンクをはりましたので是非ご覧下さい。

【牡馬】〔 〕・・・次走予定
キラーアビリティ〔次走不明〕
   期待度90 4戦2勝(未勝利ホープフルSGⅠ
ドウデュース〔次走弥生賞か皐月賞〕
   期待度90 3戦3勝(新馬アイビーS朝日杯フューチュリティSGⅠ
イクイノックス〔次走不明〕
   期待度85 2戦2勝(新馬東京スポーツ杯2歳SGⅡ
ジオグリフ〔次走不明〕
   期待度85 3戦2勝(新馬札幌2歳SGⅢ
ダノンスコーピオン〔次走不明〕
   期待度75 3戦2勝(新馬萩S
コマンドライン〔次走不明〕
   期待度70 3戦2勝(新馬サウジアラビアロイヤルCGⅢ
サトノヘリオス〔次走不明〕
   期待度70 4戦2勝(未勝利エリカ賞
セリフォス〔次走不明〕
   期待度70 4戦3勝(新馬新潟2歳SGⅢデイリー杯2歳SGⅡ
リアド〔次走若駒S〕
   期待度70 1戦1勝(新馬
アスクビクターモア〔次走1月5日中山1勝クラス〕
   期待度65 3戦1勝(未勝利
アライバル〔次走京成杯〕
   期待度65 2戦1勝(新馬
オニャンコポン〔次走不明〕
   期待度65 3戦2勝(新馬百日草特別
ジャスティンパレス〔次走不明〕
   期待度65 3戦2勝(新馬黄菊賞
ジャスティンロック〔次走弥生賞〕
   期待度65 3戦2勝(未勝利京都2歳SGⅢ
セレシオン〔次走梅花賞〕
   期待度65 1戦1勝(新馬
ダノンブリザード〔次走不明〕
   期待度65 2戦1勝(新馬
ダノンベルーガ〔次走不明〕
   期待度65 1戦1勝(新馬
ボーンディスウェイ〔次走不明〕
   期待度65 5戦2勝(葉牡丹賞
マテンロウスカイ〔次走1月5日中京1勝クラス〕
   期待度65 2戦1勝(新馬
リブースト〔屈腱炎で休養中〕
   期待度65 2戦2勝(新馬紫菊賞
レヴァンジル〔次走1月5日中山1勝クラス〕
   期待度65 2戦1勝(未勝利
レッドラディエンス〔骨折休養中〕
   期待度65 4戦2勝(未勝利ベゴニア賞

2021年まとめ(2)牝馬

【牝馬】
昨年のまとめ(2)を見ると、『来年のヒロイン候補は、ソダシ(期待度90)である』と書いている。
ソダシは桜花賞を勝って、『今年も牝馬の三冠馬出現か?』と思ったが、オークスは8着に負けてしまった。札幌記念GⅡは勝ったものの、秋華賞は10着に負けて、チャンピオンズCGⅠでダートに挑戦したが12着に負けた。白毛のアイドルホースになれると思ったが、残念ながら一般人からの認知度は低い。
昨年の年末推奨馬(牝馬)はアカイトリノムスメ(期待度85)がオークス2着・桜花賞4着。ソングライン(期待度80)が桜花賞15着。桜花賞もオークスも2歳時重賞出走馬なのでノーチャンスだったことを考えれば好成績だ。
ただ、ヤマニンルリュール(期待度65)・レフトゥバーズ(期待度65)・ハッピーオーサム(期待度60)は、クラシック出走どころか1年間未勝利だった。

本ブログの期待度は、レース振りや時計、将来性・レースレベル・血統等を踏まえ総合的に判断して(簡単に言えば感覚で)数値にしているのだが、今年の2歳牝馬は例年に比べて「期待度60」の馬が19頭と多数になってしまった。それだけ「高素質馬」が多いのか、ちょっと甘く付けすぎたのか。ただ、最高値が「期待度85」なので、絶対的な馬がいないというような状況である。
その最高値の馬が、阪神ジュベナイルフィリーズGⅠを勝ったサークルオブライフ(期待度85)だ。デビュー戦は3着に負けてしまったが、未勝利-アルテミスSGⅢ-阪神ジュベナイルフィリーズGⅠと三連勝中である。ただ、記事でも書いたように、このままオークスまで突き進むかというと、そうではないだろう。今のところ桜花賞については断然の本命だとは思うが、牝馬戦線は今後も色々な馬が頭角を現してくると思う。

それでは、今年も重賞未出走馬から本ブログの推奨馬を書きたいと思う。

【推奨牝馬】
ロン(父シルバーステート)
ウィズグレイス(父ディープインパクト)
サリエラ(父ディープインパクト)
ラスール(父キタサンブラック)
プレサージュリフト(父ハービンジャー)

新種牡馬シルバーステートは4頭のオープン馬を出した。ファンタジーSGⅢを勝ったウォーターナビレラが阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ3着であり出世頭だが、この馬に匹敵する力を持っているのがロンである。デビュー戦は逃げ切って3馬身半差の勝利。2戦目の野路菊Sは3~4番手から4馬身差の圧勝。勝ち時計1:59:8はレコードだった。デビュー戦で負かしたジャスティンスカイ(期待度55)は2戦目を快勝している。2戦目で負かした相手はあまり活躍していないが、このレースは4馬身差のレコード勝ちである。
次走はチューリップ賞を目標にしていて、桜花賞の前に2歳女王サークルオブライフとの戦いがあるかもしれない。ちなみに、「ロン」という名前は、麻雀の「ロン(栄和:ろんほー)」だと思ったら、フランス語で「円形」という意味らしい。

ジャパンC当日の東京競馬4R未勝利戦でウィズグレイスが1:58:5のレコードタイムで勝った。1600m通過が1:33:7、1800m通過が1:45:7である。ラスト1Fは12:8と大きく落ちてしまったが、6馬身差での逃げ切り圧勝だった。このタイムは2歳の日本レコードで、当日の9R古馬2勝クラスの勝ち馬が1:58:4-34:5、11R古馬3勝クラスの勝ち馬が1:58:4-34:3であった。ペースが速かったとはいえ、2歳のこの時期に古馬3勝クラスに匹敵する時計で走るというのは驚異的だ。デビュー戦は中団から伸びきれず5着に負けたが、2走目は逃げて本来の力を発揮したようだ。
次走は1回東京開催のようで、ここでどんなレースをするのか注目である。

上記ウィズグレイスの2レース後の新馬戦で逃げ切って圧勝したサリエラは、皐月賞2着・日本ダービー2着のサリオス(牡4歳・期待度90)の半妹である。また、上記ウィズグレイスと同じ国枝栄厩舎である。2歳女王サークルオブライフや牡馬のコマンドラインも同厩舎であり、今年の国枝厩舎の2歳勢は充実している。サリエラは逃げ切りながら上り3Fを33:9で走ったが、デビュー戦からこれだけ動けるのだから、兄同様高い能力を持っているのだろう。2着との差は3馬身差だが、2~3着が6馬身も離れたので、能力は抜けていたと思う。
次走は不明だが3月のトライアルあたりになるのだろうか。デビュー戦の走りが本物かどうか。これも注目である。

新種牡馬キタサンブラックは、種牡馬として現役時代の成績に見合う期待のされ方はしていないと感じるが、この2歳馬はその評価を覆す活躍をしたと思う。その中で牝馬の期待馬ラスールは新馬戦を3馬身半差で圧勝した1戦1勝馬である。出遅れたがダッシュは良く道中は4番手で、直線残り150mあたりで先頭に立ち後続を一気に突き放した。半兄シャケトラは阪神大賞典GⅡや日経賞GⅡを勝つなど長距離で活躍した馬で、距離が延びても血統的には大丈夫だと思う。
1月9日(日)シンザン記念GⅢに登録していて、ここで勝てれば牝馬クラシック戦線がとても興味深いものになるだろう。

東京競馬場マイルの新馬戦で、大外16番枠から出遅れたプレサージュリフト。最後方から上がっていき、上り3F33:3の脚で伸びて3馬身差で圧勝した。もう少し距離があれば、まだまだ引き離す勢いだった。勝ち時計1:36:7は平凡だが、高速馬場にはなっていない馬場だったのでこれで十分だろう。2~3着が4馬身離れたので、3着馬には7馬身程差をつけたことになる。このときの2・3着馬は次走未勝利戦で対戦していて、3着馬が勝ち、2着馬が頭差の2着だった。時計が悪いので2着以下は低レベルと思ったが、そうではないようだ。出遅れてスローペースでこれだけの競馬ができるのだから能力は高いと思う。
次走はクイーンCを予定しているようで、スタートが互角なら面白い競馬ができると思う。

2021年まとめ(1)牝馬

期待度上位馬を並べました。今日は牝馬です。
わかる範囲での次走予定と記事へのリンクをはりましたので是非ご覧下さい。

【牝馬】〔 〕・・・次走予定
サークルオブライフ〔次走チューリップ賞〕
   期待度85 4戦3勝(未勝利アルテミスSGⅢ阪神ジュベナイルフィリーズGⅠ
ウォーターナビレラ〔次走未定〕
   期待度80 4戦3勝(新馬サフラン賞ファンタジーSGⅢ
ウィズグレイス〔次走不明〕
   期待度70 2戦1勝(未勝利
ナミュール〔次走不明〕
   期待度70 3戦2勝(新馬赤松賞
ロン〔次走チューリップ賞〕
   期待度70 2戦2勝(新馬野路菊S
サリエラ〔次走不明〕
   期待度65 1戦1勝(新馬
ステルナティーア〔次走不明〕
   期待度65 3戦1勝(新馬
ソネットフレーズ〔次走クイーンC〕
   期待度65 2戦1勝(新馬
トップキャスト〔次走不明〕
   期待度65 3戦1勝(新馬
ラブリイユアアイズ〔次走不明〕
   期待度65 4戦2勝(新馬クローバー賞
ルージュラテール〔次走エルフィンS〕
   期待度65 4戦2勝(未勝利白菊賞

2021年12月28日(火)2歳戦

●5中9 4R 2歳未勝利 芝1800 良
レッドモンレーヴ (牡・美浦・藤沢和雄)
父ロードカナロア 母ラストグルーヴ(ディープインパクト)
1:50:3(上3F34:7)
単勝2.9倍1番人気
【先頭の通過】49:9-62:5
【レースの上り】12:1-11:2-11:7
好スタートから道中は5番手。4コーナー外目4番手から直線に入ると一番外に出し、残り100mで先頭に立ってスパイダーゴールドに1馬身1/4差での完勝だった。
1コーナーまでは先頭を窺っていたが、ここで抑えて3番手、2コーナーで4番手、向正面で5番手に落ち着いた。4コーナーで外目へと進路を変えて、直線に向くと一番外になった。残り100mでスパイダーゴールドをとらえて先頭に立つと、1馬身1/4離しての完勝だった。2着経験馬が4頭もいるハイレベルな戦いで、この4頭が1~4着だった。更に、唯一の3着経験馬が5着であり、ほぼ実績通りの決着だった。その中で危なげのない完勝だったので、能力は高いだろう。やや遅いペースで、勝ち時計1:50:3と1分50秒を切れなかった。直線までペースが上がらなかったため、上り3Fも34:7とそれ程は速くない。ただ、レースのラスト1Fが11:7であり、本馬は11:4~11:5程度で走っているので、これは立派だと思う。上のクラスですぐに勝ち負けできるほどのインパクトは無かったが、上位争いに加わる力はあると思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 中京芝2000m2着(シェルビーズアイ クビ)
【母】ラストグルーヴ
2010年産期待度70。1戦1勝。3月の阪神芝1800m新馬戦を快勝したが、その後は疲れで放牧。1年以上休養したが復帰できず引退した。
母(本馬の祖母)エアグルーヴは天皇賞秋GⅠ・オークスGⅠを勝ち、GⅡ3勝・GⅢ2勝。GⅠ2着3回3着3回・GⅡ2着1回。姉(本馬の伯母)アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯GⅠ2勝・ローズSGⅡ・阪神牝馬SGⅡ・マーメイドSGⅢを勝ち、秋華賞GⅠ2着・桜花賞GⅠ3着・天皇賞秋GⅠ3着・エリザベス女王杯GⅠ3着。その産駒(本馬の従兄弟)ドゥラメンテ(牡2012年産・期待度105・年末推奨馬)は種牡馬。兄(本馬の伯父)フォゲッタブル(牡2006年産・期待度65)はステイヤーズSGⅢ・ダイヤモンドSGⅢを勝ち、菊花賞GⅠ2着・セントライト記念GⅡ3着・阪神大賞典GⅡ3着。兄(本馬の伯父)ルーラーシップ(牡2007年産・期待度105・年末推奨馬)は種牡馬。姉(本馬の伯母)グルヴェイグ(牝2008年産・期待度85・年末推奨馬)はマーメイドSGⅢを勝った。その産駒(本馬の従兄弟)ヴァナヘイム(牡2014年産・期待度65)は京都2歳SGⅢ2着。その他、甥・姪に重賞活躍馬が複数いる。
初仔はJRA1勝・地方1勝。第2仔ランフォザローゼス(騸5歳・期待度65・年末推奨馬)は1勝。青葉賞GⅡ2着・京成杯GⅢ2着。日本ダービー(7着)にも出走した。第3仔レッドルレーヴ(牝2017年産・期待度60)は1勝。フラワーCGⅢ2着。第4仔カランドゥーラ(牡3歳)は現役で1勝。第5仔が本馬。
期待度55

●5中9 5R 2歳新馬 芝2000 良
アクアテラリウム (牡・美浦・鹿戸雄一)
父ハーツクライ 母アクアリング(Anabaa)
2:06:9(上3F35:8)
単勝6.2倍3番人気
【先頭の通過】51:9-65:4
【レースの上り】11:8-11:5-12:5
好スタートからハナに立ち道中は半馬身差程度の逃げ。4コーナーも半馬身差の先頭で直線は1馬身以上の差で逃げるが、最後に後続に詰められて、ハーツアズワンにハナ差での逃げ切り勝ちだった。
超スローペースに落として逃げて、直線では1馬身半程引き離した。ところが、残り100mで一杯になり、後続の4頭がグングンと迫った。何とかハナ差で粘り切ったが、1~5着は同タイムで、ハナ-クビ-ハナ-ハナの接戦になった。4頭が詰めて来ていたので、あと20mもあれば5着だっただろう。超スローペースだったので、2:06:9という時計になったが、それでもラスト1Fが12:5と落ちていて、上り3Fは35:8である。時計の出ていない馬場とはいえ、時計的には新馬勝ちレベルにはなく、この逃げ馬もかわせない後続も含めておそらく低レベルレースだろう。負けた馬たちから今後ガラリと一変しそうな馬もいるが、今日のレースだけで言うとどの馬もお粗末である。2勝目までは時間がかかると思う。
【母】アクアリング
9戦1勝。ダート1200m1勝。重賞未出走。
姉(本馬の伯母)Torrestrellaは仏1000ギニー仏GⅠを勝った。その産駒(本馬の従兄妹)IntilaaqはローズオブランカスターS英GⅢを勝った。姪(本馬の従姉妹)シーズララバイはフラワーCGⅢ2着。
初仔クイーンズリング(牝2012年産・期待度85・年末推奨馬)は6勝。エリザベス女王杯GⅠ・フィリーズレビューGⅡ・府中牝馬SGⅡ・京都牝馬SGⅢを勝ち、秋華賞GⅠ2着・有馬記念GⅠ2着。桜花賞(4着)・オークス(9着)にも出走した。第2仔は地方3勝。第3仔アクアミラビリス(牝5歳・期待度75・年末推奨馬)は現役で3勝。第5仔が本馬。
期待度40

●5中9 11R ホープフルS(GⅠ) 芝2000 良
キラーアビリティ (牡・栗東・斉藤崇史)
父ディープインパクト 母キラーグレイシス(Congaree)
2:00:6(上3F35:8)
単勝3.1倍番2人気
【先頭の通過】48:1-60:1
【レースの上り】12:2-11:7-12:4
好スタートから道中は内3番手。3コーナーから徐々に外へと進路を変えて、4コーナーは外目3番手。直線残り150m手前で先頭に立ち、ジャスティンパレスに1馬身1/2差での完勝だった。
好位3番手を進み、直線は外から伸びて1馬身半差での快勝。ややハイペースだったため、3番手の本馬にとっては不利な流れだったが、最後は後続を離した。差を詰めて来る馬がいない危なげのない勝ち方で、完勝と言える内容だった。おそらくメンバー中では能力は抜けていたと思う。サウジアラビアロイヤルCGⅢを勝った1番人気のコマンドラインは12着に沈み、エリカ賞をレコード勝ちした3番人気サトノヘリオスは13着に沈んだ。2着のジャスティンパレスは新馬-黄菊賞を連勝中の馬で、これを問題にしなかった。勝ち時計2:00:6は今日の馬場では立派な時計で、中山芝2000mのGⅠレースになってからは最速の時計である。ラスト1Fが12:4と大きく落ちたのはハイペースの影響だろう。フィデル(4着)・マテンロウレオ(6着)・アケルナルスター(7着)など目立つ脚で伸びてきた馬はいたものの、3~4馬身後方のことである。今日のレースを完勝したことで、来年のクラシックの主役の1頭になったことは間違いないだろう。前走は先に先頭に立ったものの、ダノンスコーピオンとの叩き合いになってクビ差負けてしまった。ただ、3着には5馬身離していて、能力の高さは見せていた。このダノンスコーピオンも朝日杯フューチュリティSで3着に負けてしまったが、前が壁になり勝負どころで一旦下がってしまっている。ダノンスコーピオンを物差しにすれば、朝日杯フューチュリティSの勝ち馬ドウデュースのほうが上ということになるが、今日のレース振りならば今のところは五分五分という感じだ。東京スポーツ杯2歳SGⅢを勝ったイクイノックス(牡2歳・期待度85)を含めて、この3頭が『3強』という感じで3歳戦に移っていくのだろう。さて、春初戦はどこを選択するのか。中山芝2000mで好レースをしたので皐月賞では大きなアドバンテージになったし、トライアルはパスという選択肢もありだろう。ダービーを狙いに行くとなると東京競馬場を経験していないので一度走らせたいところだ。それでも、ぶっつけで皐月賞からダービーが現実的だろうか。
【戦歴】4戦2勝
①新馬 阪神芝1800m5着(レッドベルアーム 0:5)
未勝利 小倉芝2000m1着(パーソナルハイ 7馬身)
③萩S 阪神芝1800m2着(ダノンスコーピオン クビ)
期待度90(up)

2021年12月26日(日)2歳戦

●5中8 4R 2歳未勝利 芝2000 良
デインティハート (牝・美浦・黒岩陽一)
父エピファネイア 母スペルバインド(ゴールドアリュール)
2:02:6(上3F35:4)
単勝5.8倍3番人気
【先頭の通過】50:1-62:9
【レースの上り】12:0-11:6-12:0
まずまずのスタートから抑えて15番手につけるが、向正面で16番手から3番手まで上がっていった。4コーナーで先頭に立ち直線はジリジリと差を開くが、ベジャールが追いかけてきて、これに1馬身1/4差での勝利だった。
向正面の4F過ぎから動いて、グングンと位置を上げた。5.5Fあたりで2番手まで上がり、ここで抑えて3番手に落ち着いた。4コーナーで先頭に並びかけて僅差の先頭。直線残り200m過ぎで1馬身半差とし、この後に2番手に上がったベジャールが追いかけて来るがこれを寄せ付けず、1馬身1/4差でゴールした。向正面のM.デムーロ騎手の判断が光った競馬だった。2~3着が3馬身離れたが、この3着が圧倒的な人気を集めたサイルーンで、これを4馬身以上離した。サイルーンの前走はハイレベルと思われる新馬戦で、そこで2着だったので今回は圧倒的な人気になった。これに4馬身以上なので価値があると思う。498kgの牝馬で、前走のデビュー戦から+4kgで出走。勝ち時計2:02:6はまずまずで、道中で脚を使いながらもラスト1F12:0なので十分だろう。今回は3ヵ月ぶりのレースなので、次走は休み明け2走目で上積みもありそうだ。上昇度次第では上のクラスでも戦えると思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 中山芝2000m6着(サインオブサクセス 0:3)
【母】スペルバインド
2005年産期待度60。30戦4勝。9月の札幌芝1800mでデビューして3着。2戦目の札幌芝1800mは4着。4ヵ月休養後、1月の京都芝2200m未勝利戦を勝った。4戦目セントポーリア賞は3着。5戦目チューリップ賞GⅢは4着。6戦目フラワーCGⅢ13着。7戦目のスイートピーSは2着で、オークスGⅠに出走して16着だった。その後は、芝2000m2勝・芝1600m1勝で、重賞はクイーンSGⅢに出走して8着だった。6歳時2月のレースを最後に引退した。
母(本馬の祖母)デインスカヤ(Daneskaya)はアスタルテ賞仏GⅡを勝った。兄(本馬の伯父)シックスセンスは種牡馬。弟(本馬の叔父)デルフォイ(牡2006年産・期待度75)は京都新聞杯GⅡ2着。
第3仔は地方8勝。第5仔は地方2勝。第6仔が本馬。
期待度55

●5中8 6R 2歳新馬 芝1600 良
ローブエリタージュ (牝・美浦・手塚貴久)
父ディープインパクト 母ローブティサージュ(ウォーエンブレム)
1:37:6(上3F35:5)
単勝3.2倍2番人気
【先頭の通過】36:4-48:7
【レースの上り】12:6-11:5-12:0
出遅れたがダッシュ良く上がり道中は8番手。残り600mから押し上げて、4コーナーは外5番手。直線外から伸びて、残り50mあたりでゴーゴーユタカをかわして先頭に立ち、1馬身1/4差での勝利だった。
スタート後、スッと上がって8番手につけて、残り600mからも差を詰めて、4コーナーは横に並んだ5頭の一番外にいた。直線もしっかりと伸びて、残り100mで先頭に並びかけて粘るゴーゴーユタカを残り50mで抜き去った。着差は1馬身1/4だが、なかなか強い競馬だったと思う。ただ、勝ち時計1:37:6は平凡で、上り3F35:5も平凡だ。時計的に強調材料はなく、この後大きく良くならなければ上のクラスでは厳しいレベルだろう。396kgの小柄な牝馬で、いかにも新馬向きである。GⅠ馬の母に父はディープインパクトという良血馬なので、小さいからというだけでの軽視は禁物だろう。次走はどのようなレースをするのか注目したい。
【母】ローブティサージュ
2010年産期待度80。20戦3勝。7月の函館芝1600m新馬戦を快勝し、ファンタジーSGⅢ2着。そして、阪神ジュベナイルフィリーズGⅠに出走し見事に勝利。春初戦のチョーリップ賞GⅢは9着に大敗し、桜花賞GⅠは5着、オークスは9着だった。その後もGⅠ馬として重賞に出走し、キーンランドCGⅢを勝って、函館スプリントSGⅢ2着・阪神牝馬SGⅡ3着・阪急杯GⅢ3着と活躍した。5歳時のスワンSGⅡでは残り100m手前で転倒し競走中止。これを最後に引退した。
妹(本馬の叔母)ブランノワール(牝5歳・現役)は京都牝馬SGⅢ3着。
初仔リアンティサージュ(牡4歳)は現役で4勝。第2仔レゾンドゥスリール(牡3歳・期待度60・年末推奨馬)は現役で1勝。第3仔が本馬。
期待度50

●6阪8 3R 2歳未勝利 芝2000 良
ヴェローナシチー (牡・栗東・佐々木晶三)
父エピファネイア 母アモーレエテルノ(ゼンノロブロイ)
2:03:1(上3F36:3)
単勝3.5倍2番人気
【先頭の通過】48:9-61:7
【レースの上り】11:9-11:5-13:1
気持ち出遅れて道中は8番手。3コーナーから押し上げて、4コーナーは外3番手。直線外から伸びて残り100mあたりからショウナンアデイブとの争いになり、残り30mあたりで前に出て1/2馬身差での勝利だった。
前が飛ばして縦長の展開となった。道中は8番手にいたが、3コーナーから進出し4コーナーは3番手でまわった。直線は外から伸びて、残り100mでショウナンアデイブに追いつき、半馬身差でゴール。2~3着が4馬身差も離れたので2頭が抜けていたようだ。今日の阪神競馬場は速い時計が出ない馬場だったが、ハイペースでの競馬で勝ち時計2:03:1は、ちょっと平凡だと思う。特に叩き合いになったラスト1Fが13:1もかかっている。1800m通過が1:50:0なので、せめて12秒台で走らないと上のクラスでは厳しいと思う。ただ、本馬は5ヵ月半ぶりのレースで+8kgで出走。休み明けがいきなりサバイバルレースとなり、これを勝ったことでガクっと来なければ、逆に大きな上積みがありそうだ。そうなると、上のクラスでもそこそこのレースをすると思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 小倉芝1800m3着(ピースオブエイト 0:4)
【母】アモーレエテルノ
JRA6戦0勝・地方16戦2勝。
弟(本馬の叔父)シュペルミエール(牡2013年産・期待度55)は日経新春杯GⅡ3着。
初仔は地方1勝。第2仔が本馬。
期待度55

2021年12月25日(土)2歳戦

●5中7 5R 2歳新馬 芝1800 稍重
ルージュエヴァイユ (牝・美浦・黒岩陽一)
父ジャスタウェイ 母ナッシングバットドリームズ(Frankel)
1:50:6(上3F34:7)
単勝6.8倍3番人気
【先頭の通過】50:2-62:6
【レースの上り】12:1-11:6-11:9
まずまずのスタートから道中は10番手。4コーナーは馬群の中9番手で直線は馬群を縫って伸び、特に残り100mからの伸びが素晴らしく、勝利目前だったヴァンガーズハートをゴール板でとらえてハナ差での差し切り勝ちだった。
3コーナー手前で12番手になったが、ここから徐々に押し上げて4コーナーは9番手でまわった。ただ、馬群の後方にいて、直線は外が開いたため外に出すかと思ったら、残り200mから前3頭の間を狙って伸びた。残り100m手前でヴァンガーズハートが抜け出して後続を引き離しにかかったが、残り100mからは矢のような伸び脚を見せた。ヴァンガーズハートも伸びたのでなかなか抜けなかったが、ゴール板で追いつきハナ差で勝った。動きが悪かったわけではないが後方に控えて、直線は新馬らしからぬ伸び脚を見せた。今日の中山競馬は芝ダートともに稍重で、芝では速い時計は出ていない。その中で1:50:6-34:7はまずまずの時計だろう。レースのラスト1Fは11:9だが、本馬は11:4~11:5程度で走ったと思われる。着差はハナ差だが、もう少し距離があれば1馬身・2馬身離したと思われるゴール前での脚だった。3コーナーから押し上げた反応と馬群を抜けてきた根性は素晴らしく、上のクラスでも上位争いは可能だと思う。
【母】ナッシングバットドリームズ
イギリス産の輸入繁殖牝馬。未出走。
母(本馬の祖母)デインドリーム(Danedream)は凱旋門賞仏GⅠ・キングジョージ6世&クイーンエリザベスS英GⅠ・バーデン大賞独GⅠ2勝・ベルリン大賞独GⅠ・伊オークス伊GⅡ・バーディシェンウンターネーメン大賞独GⅡを勝ち、伊ダービー伊GⅡ3着・ヴィンターケーニギン賞独GⅢ3着。
日本での初仔が本馬。
期待度60

●6阪7 5R 2歳新馬 芝1800 良
ジャスティンカツミ (牡・栗東・杉山晴紀)
父ドゥラメンテ 母フォンタネットポー(Dunkirk)
1:48:7(上3F35:5)
単勝8.7倍4番人気
【先頭の通過】48:4-60:7
【レースの上り】11:7-11:3-12:5
好スタートからハナに立ち、道中は1馬身差での逃げ。4コーナーは1馬身ちょっとの差の先頭で、直線後続を引き離して3馬身差とするが、後続からイヴィステラが伸びてきて、最後はクビ差まで詰められての逃げ切り勝ちだった。
残り300m~残り200mは3馬身程度離していたが、ラスト1Fで逃げ脚が鈍り後続が迫ってきた。最後は2着イヴィステラにクビ差。2~3着もクビ差の接戦になった。おそらく、あと20mあれば2着、50mあれば3着に落ちていたと思われる辛勝だった。ただ、最後は一杯になりながらもよく粘ったという見方もできる。5F60:7の逃げなので楽な逃げではなく、ラスト3Fから11:7-11:3で走ったためにラスト1Fが12:5と大きく落ちてしまった。このあたりは2走目で改善できそうで、辛勝だから評価を下げるというよりも、高額馬の新馬勝ちということに注目したほうが良いだろう。少なくても残り200mまでは楽勝ペースであり十分能力を示していた。勝ち時計1:48:7はデビュー戦としては上々で、ガラリと良くなれば上のクラスでも逃げ切ってしまうかもしれない。
【母】フォンタネットポー
アメリカ産の外国産馬として日本で走り15戦3勝。ダート1400m2勝・芝1400m1勝。重賞未出走。
兄(本馬の伯父)ベストウォーリアは種牡馬。
第2仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時のセレクトセールにて1億4850万円で取引された。
期待度55

2021年12月19日(日)2歳戦

●5中6 5R 2歳新馬 芝1600 良
アオイモエ (牝・美浦・中舘英二)
父ディープインパクト 母ハーエミネンシー(Successful Appeal)
1:36:8(上3F35:1)
単勝3.8倍2番人気
【先頭の通過】36:8-49:0
【レースの上り】12:1-11:5-11:8
気持ち出遅れたがダッシュ良く上がり、道中は3~4番手。4コーナーは外目2番手から直線残り130mあたりで先頭に立ち、ポップパフォーマーに2馬身1/2差での完勝だった。
1F手前から押し上げて行ったが、勢いよく上がったので2F手前で一旦2番手になった。すぐに抑えて3番手に落ち着き、3F過ぎで4番手になった。残り600mから再び上がり、4コーナーで2番手に上がった。直線残り200mで先頭に並びかけて残り130mあたりで先頭に立ち、2馬身半差の完勝。能力の違いを見せつけた。ダートがまだ稍重となっているように水を含んでいる良馬場で、勝ち時計は1:36:8。上り3Fが35:1なのでデビュー戦としてもやや遅いだろう。404kgという小柄な牝馬で、初戦向きの馬である可能性は高い。7Rの2歳未勝利戦の勝ち馬が1:35:1-34:9で走っているので、レース経験馬とは相当な差があるようだ。2馬身半差の完勝だったが、このひと叩きで大幅な上積みがないと上のクラスでの上位争いは厳しいと思う。
【母】ハーエミネンシー
アメリカ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで走り11戦4勝。クイーンエリザベス2世チャレンジCS米GⅠを勝ち、デルマーオークス米GⅠ2着・デルマーデビュータントS米GⅠ2着。
母(本馬の祖母)Chic DancerはモデスティH米GⅢを勝った。
日本での第2仔が本馬。
期待度50

●6阪6 5R 2歳新馬 芝2000 良
エアアネモイ (牡・栗東・池添学)
父Point of Entry 母Nokaze(Empire Maker)
2:05:6(上3F34:8)
単勝3.1倍2番人気
【先頭の通過】53:2-65:9
【レースの上り】11:6-11:4-11:8
好スタートからハナに立ち、道中は半馬身差での逃げ。4コーナーで引き離し2馬身差の先頭でまわる。直線は外目を通って逃げて、内から伸びたメイショウフィガロに3馬身差での逃げ切り圧勝だった。
4コーナーは上手くまわれなかったのか、後続との差があったためそのまま外へと膨らんで、直線に向いたときには後続の各馬よりも外にいた。そして外を通って逃げて、3馬身差での圧勝だった。5F65:9で逃げたため有利な流れだったが、上り3Fもメンバー中最速タイの時計なので、能力は一枚も二枚も上だったのだろう。阪神競馬場もダートが稍重になっているので、芝も水を含んだ良馬場だっただろう。勝ち時計2:05:6は超スローペースだったので仕方がないとしても、上り34:8は少々足りない気がする。ラスト1Fが11:8と落ちたのが残念だが、ここは単走になってのものなので十分かもしれない。520kgと大きな馬で、パドックを見るとまだ絞れそうな馬体であり、これからどこまで良くなるかが鍵だろう。10kgほど絞れて更に動きも素軽くなれば上のクラスでも上位争いは可能だと思う。
本馬はアメリカ産の外国産馬である。父Point of EntryはRoberto系Dynaformer産駒で、米GⅠを5勝(内芝のGⅠ4勝)している。産駒は現在までJRAに本馬を含め9頭登録され、2歳未出走馬以外の8頭はすべて勝ち上がっている。もしかすると日本の馬場に合っているのかもしれない。本ブログではロータスランド(牝4歳・期待度55)・全兄エアサージュ(牡3歳・期待度60)に続き3頭目の登場だ。
【母】Nokaze
アメリカ産の繁殖牝馬。アメリカで走り12戦2勝。
アメリカ産の初仔エアアルマス(牡6歳)は現役で7勝。東海SGⅡを勝った。第2仔エアファンディタ(牡4歳)は現役で4勝。第3仔エアサージュ(牡3歳・期待度60)は現役で3勝。第4仔が本馬。
期待度60

●6阪6 11R 朝日杯フューチュリティS(GⅠ) 芝1600 良
ドウデュース (牡・栗東・友道康夫)
父ハーツクライ 母ダストアンドダイヤモンズ(Vindication)
1:33:5(上3F34:5)
単勝7.8倍3番人気
【先頭の通過】34:3-46:2
【レースの上り】11:9-11:2-12:1
気持ち出遅れたがダッシュは良く、道中は7~8番手。4コーナー外8番手から直線外から伸びて残り100mでセリフォスをかわして先頭に立ち、ジリジリと差をつけて1/2馬身差での勝利だった。
中団から徐々に位置を上げて4コーナーは外8番手。直線は外から伸びて残り200mで先頭のセリフォスに並びかけた。そして残り100mあたりで僅かながら前に出た。セリフォスも粘ったが、徐々に差をつけて半馬身差でゴールした。このレースは、3戦3勝がセリフォス。2戦2勝がドウデュース・ダノンスコーピオン・ジオグリフ・ドーブネ。1戦1勝がスプリットザシーと無敗の馬が沢山いてマイル戦とはいえ興味深いレースとなった。このハイレベルなメンバーを力でねじ伏せたのだから価値があるだろう。5F通過が58:3のハイペースだったので、中団よりもやや前にいた本馬には有利な流れだったが、直線に向いたときの手応えは抜群で、追い出してからもしっかりと伸びた。新馬-アイビーSと芝1800mを連勝して距離短縮の初のマイル戦だったが、しっかりと対応できた。「2歳牡馬チャンピオン」は朝日杯フューチュリティSの勝ち馬なのかホープフルSの勝ち馬なのかわからなくなっている昨今だが、これが2歳牡馬チャンピオンだと言っても問題のないレースをしたと思う。勝ち時計1:33:5は、1分32秒台が出た昨年に比べると遅い時計だが、あまり速い時計が出ない今日の馬場ならば十分だろう。来年のクラシック戦線は、本馬とホープフルSの勝ち馬の2頭が中心になり進んで行くと思う。次走は皐月賞トライアルになるのか、それとも皐月賞ぶっつけか。今後はその動向にも注目だ。
【戦歴】3戦3勝
新馬 小倉芝1800m1着(ガイアフォース クビ)
アイビーS 東京芝1800m1着(グランシエロ クビ)
期待度90(up)

2021年12月18日(土)2歳戦

●5中5 5R 2歳新馬 芝2000 稍重
ブリンディジ (牡・美浦・岩戸孝樹)
父ドゥラメンテ 母エルクイーン(Tiznow)
2:05:3(上3F35:4)
単勝9.3倍5番人気
【先頭の通過】51:7-64:7
【レースの上り】12:1-11:4-11:9
好スタートからハナに立ち、道中は半馬身差での逃げ。4コーナーは僅差の先頭で、直線はヤマニンパニータが並びかけて2頭の争いになる。頭差程の差を保って最後は1/2馬身差での逃げ切り勝ちだった。
3コーナーあたりから菅原明良騎手の手綱が動き、バテたかなと思ったがそのまま先頭を保った。直線も早目に並びかけられたが抜かれず、最後は差をつけてのゴール。粘り強さを見せての勝利だった。今日の中山競馬場は晴れたが、昨日の雨の影響でこのレース時ではダートが重、芝は稍重だった。この馬場の影響もあってか、勝ち時計は平凡である。ただ、7Rの2歳未勝利の勝ち馬が2:01:7なので、デビュー戦であっても2:05:3は遅い時計だと思う。スローペースでまんまと逃げ切ったが、ゴール前は1番人気で3着のゴーシェナイトがグングンと詰めていて、再戦すれば3着馬の方が上だろう。536kgの馬体でもうひと絞りできそうな馬体だったので、ひと叩きしての上積みに期待である。上積みが薄ければ、2勝目までは時間がかかると思う。
【母】エルクイーン
JRA7戦0勝・地方5戦5勝。
兄(本馬の伯父)Gran Profetaはアメリカ賞秘GⅡ2着・ベロシダド賞秘GⅢ2着。
第2仔は地方1勝。第3仔ドンカポノ(牡3歳)は現役で1勝。第4仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時の北海道セレクションセールにて1155万円で取引された。
期待度45

●5中5 9R ひいらぎ賞(1勝クラス) 芝1600 稍重
ティーガーデン (牡・美浦・萩原清)
父ドゥラメンテ 母ルミナスパレード(シンボリクリスエス)
1:35:1(上3F35:1)
単勝2.1倍1番人気
【先頭の通過】34:8-46:7
【レースの上り】12:4-11:5-12:1
気持ち出遅れたがダッシュ良く上がり道中は5番手。4コーナーは馬群の中6番手から直線に入るとすぐに3番手に上がり、ゴール前で前2頭をまとめて差し切りロードカテドラルにクビ差での勝利だった。
スタート直後は後方から2頭目だったが、ダッシュ良く上がって2F過ぎでは一瞬だけ3番手になる。行き脚がつきすぎたので横山武史騎手が抑えると頭を上げる場面があったがすぐに落ち着いた。直線はなかなか前2頭に追いつかなかったが、坂を上がってから追い上げて、ゴール前10mあたりで差し切った。ハイペースの競馬だったので先頭と2番手を進んだ2着3着馬には苦しい流れとなり、本馬が漁夫の利を得た。稍重だが、11Rの古馬GⅢでは1:32:8という時計が出ているので、今日のペースならば1分34秒台はほしいところだ。次走は重賞だろうが、勝ち負けまでは厳しいレベルだと思う。牡馬で芝1400mでデビュー。芝1600mを連勝してオープン入りだが、今後芝1800m芝2000mと距離を延ばしていくのだろうか。母も姉も短距離またはマイルの馬だが、血統的にはマイルまでの馬ではないと思う。距離延長での変わり身が、あるのかないのか見てみたい気もする。
【戦歴】3戦2勝
①新馬 東京芝1400m5着(ビーオンザマーチ 0:4)
②未勝利 東京芝1600m1着(チューウィー 2馬身1/2)
【母】ルミナスパレード
2011年産期待度50。23戦4勝。8月の新潟芝1400m新馬戦を勝ち、5ヵ月休養後、京都の500万下は5着。3戦目の京都の500万下は2着。4戦目の阪神の500万下は7着。5戦目のマーガレットSは13着に負けてクラシックに出走できなかった。その後はダート1200m1勝・ダート1400mで2勝したが重賞には出走せず、6歳時2月のレースを最後に引退した。
妹(本馬の叔母)ジューヌエコール(牝2014年産・期待度70)はデイリー杯2歳SGⅡ・函館スプリントSGⅢを勝った。
初仔ソングライン(牝3歳・期待度80・年末推奨馬)は現役で3勝。富士SGⅡを勝ち、NHKマイルCGⅠ2着・関屋記念GⅢ3着。第2仔が本馬。
期待度60

●6阪5 7R 2歳未勝利 芝2000 良
ストロングウィル (牡・栗東・橋口慎介)
父シルバーステート 母カワイコチャン(ゴールドヘイロー)
2:02:6(上3F35:3)
単勝1.7倍1番人気
【先頭の通過】50:6-63:0
【レースの上り】11:5-11:4-12:5
好スタートから道中3番手。4コーナーで外目から先頭に立ち、直線に入ると外からサクセスドレークが追いかけて来るが、これに1馬身差を保って最後は1馬身1/2差での完勝だった。
4コーナーで外から馬なりのまま先頭に立ったが、手応えが良いので圧勝まであるかなと思った。外からサクセスドレークが迫ってくるが、これの脚色を見ながら追い、最後は少し引き離した形でゴールした。着差は1馬身半差だが、最後は流していて能力差は着差以上と思わせる勝利だった。ダートが重馬場になっているように芝コースは水を含んだ良馬場である。そのために今日は速い時計が出ていない。勝ち時計は2:02:6だが、この馬場ならばこんなものだろう。ラスト1Fが12:5と大きく落ちているのは残念だが、残り4Fからペースが上がり、11:9-11:5-11:4と加速ラップで走った後である。芝1800m1:50:1の後であり、後続に詰められてもいないので問題はないだろう。前走のデビュー戦で好レースをしたので単勝1倍台の圧倒的人気に推されたが、人気通りの走りをしたと思う。この後、更に上昇すれば上のクラスでも上位争いは可能だろう。
父シルバーステートは新種牡馬である。これが産駒16勝目(11頭)だ。JRA2歳リーディングサイヤーは先週終了現在(12月12日終了現在)で6位まで順位を上げた。だが、5位ドレフォンとはちょっと差があるので、どこまで6位をキープできるかというところだろう。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 阪神芝1800m2着(ラリュエル 3/4馬身)
【母】カワイコチャン
7戦0勝。
初仔は地方1勝。第2仔は1勝。第3仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時の北海道サマーセールにて1980万円で取引された。
期待度60

2021年12月12日(日)2歳戦

●5中4 6R 2歳未勝利 芝2000 良
ロジハービン (牡・美浦・国枝栄)
父ハービンジャー 母ファーストチェア(ジャングルポケット)
2:02:0(上3F35:1)
単勝2.1倍1番人気
【先頭の通過】49:1-61:7
【レースの上り】12:0-11:6-12:1
好スタートから抑えて道中は内7番手。4コーナーは馬群の中8番手で直線残り200mまで前が開かず、残り150mあたりで外に出して伸び、残り20mあたりでまとめて差し切ってディープグラビティに1/2馬身差での勝利だった。
道中は内でジッと控えて、4コーナーは前7頭のすぐ後方でまわった。前5頭がなかなかバラけず、残り200m過ぎてから外に出して、残り100mから一気に伸びた。その伸び脚は素晴らしく、勢いがついたゴール前で戸崎圭太騎手は手綱を抑えた。今開催の中山競馬場は速い時計が出ていないので、勝ち時計2:02:0はまずまずの時計だろう。道中折り合って、4コーナーでも直線でも外に出し、気合を入れたら一気に伸びた操縦性の良さは大きな武器だろう。着差は半馬身差だが、ラストの伸び脚を見ると能力差は大きく、3着以内経験馬多数のメンバーなのでレースレベルも低くはないだろう。これならば上のクラスでもそこそこやれそうで、更に上積みがあれば上位争いも可能だと思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 福島芝2000m2着(フジマサフリーダム クビ)
【母】ファーストチェア
4戦0勝。
兄(本馬の伯父)アドマイヤムーンは種牡馬。弟(本馬の叔父)プレイ(牡2008年産・期待度55)は弥生賞GⅡ2着・京成杯GⅢ3着。
第2仔はJRA1勝・地方5勝。第3仔は5勝。第4仔は地方1勝。第6仔は3勝。第7仔は1勝。第8仔フルデプスリーダー(牡4歳)は現役で4勝。第9仔は地方1勝。第10仔が本馬。
期待度55

●6阪4 3R 2歳未勝利 芝2000 良
ディライトバローズ (牡・栗東・杉山晴紀)
父ドゥラメンテ 母オールウェイズウィリング(Elusive Quality)
2:01:8(上3F34:5)
単勝7.4倍3番人気
【先頭の通過】49:6-62:1
【レースの上り】11:6-11:4-12:1
気持ち出遅れて道中は8番手。4コーナー外目7番手から直線は一番外に出して伸び、残り50m過ぎでアーティットをかわして先頭に立ち、クビ差での勝利だった。
道中はやや行きたがっていたが、和田竜二騎手がガッチリと抑えていた。直線に入ると外に出し、追い出すとしっかりと伸びた。先に先頭に立ったアーティットを追いかけて、残り50mあたりで追いついてかわしてゴール。僅差での勝利だったが、2~3着が2馬身半差、3~4着が3馬身離れたので前2頭が抜けていたようだ。比較的時計の出ている阪神競馬場だが、2:01:8-34:5ならばまずまずだろう。ラスト1Fが12:1と落ちているが、本馬は11:8程度で走っている。デビュー戦は2番手からの競馬で行きたがる素振りはなかったが、今回は中団よりも後方から進めたため行きたがったのかもしれない。この部分は3戦目になればだいぶ良くなると思う。510kgの大型馬でデビュー戦から-6kgで出走したが、まだまだ良くなりそうな雰囲気もある。上のクラスをすぐに勝つのか厳しいかも知れないが、良化次第で上位争いは可能だと思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 阪神芝2000m2着(セレシオン 3馬身1/2)
【母】オールウェイズウィリング
アメリカ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで走り3戦1勝。
種牡馬Key of Luck、種牡馬Anabaaの姪という良血である。母(本馬の祖母)Always Loyalは仏1000ギニー仏GⅠ・グロット賞仏GⅢを勝った。
日本での初仔はJRA3勝・地方2勝。第2仔ショウナンアデラ(牝2012年産・期待度90)は3勝。 阪神ジュベナイルフィリーズGⅠを勝った。第3仔は1勝。第7仔が本馬。
期待度55

●6阪4 5R 2歳新馬 芝1600 良
エバーシャドネー (牝・栗東・藤岡健一)
父ルーラーシップ 母エバーシャルマン(ハーツクライ)
1:35:1(上3F34:2)
単勝12.1倍4番人気
【先頭の通過】36:3-48:6
【レースの上り】11:5-11:3-12:1
まずまずのスタートから道中は5番手。4コーナー5番手から直線残り30mあたりでマテンロウオリオンをとらえて先頭に立ち、3/4馬身差での勝利だった。
直線残り300m手前で先頭に立ったマテンロウオリオンを追いかけて、残り200mは1馬身差で通過した。残り100mでは馬体が少し離れたので差がよくわからないが、おそらく半馬身差程度で通過している。そして、残り30mあたりで先頭をとらえて3/4馬身離してゴールした。ラストの伸び脚は素晴らしく、もう少し距離があればもっと離しただろう。2~3着は2馬身半離れたので完勝だった。勝ち時計1:35:1もデビュー戦としてはまずまずで、上り3Fも34:2ならば十分だ。ただ、強調材料が少なくインパクトには欠けるレースで、上のクラスでどこまでやれるのだろうか。上積みが薄ければ、2勝目までは時間がかかると思う。
【母】エバーシャルマン
16戦2勝。芝1800m1勝・芝2200m1勝。重賞はフローラS(5着)に出走した。
母(本馬の祖母)ラシャルマンテ(La Charmante)はミゲルルイスモラレス賞亜GⅡ・ラプラタクリアドレス賞亜GⅡ・ラウルアリステギ賞亜GⅡ・ラプラタ1000ギニー亜GⅡ・ディエゴホワイト賞亜GⅢを勝ち、ラプラタオークス亜GⅠ2着・クレメンテベナビデス賞亜GⅢ2着・亜オークス亜GⅠ3着。
初仔が本馬。
期待度50

●6阪4 11R 阪神ジュベナイルフィリーズ(GⅠ・牝) 芝1600 良
サークルオブライフ (牝・美浦・国枝栄)
父エピファネイア 母シーブリーズライフ(アドマイヤジャパン)
1:33:8(上3F33:9)
単勝5.6倍3番人気
【先頭の通過】34:1-46:4
【レースの上り】12:1-10:9-11:8
まずまずのスタートから道中は11番手。4コーナーは外10番手で直線は一番外から伸びて、残り100m過ぎで先頭に立つ。内目から伸びたラブリイユアアイズに1/2馬身差での勝利だった。
ゲートはまずまずの出だったが、周囲が速くて気持ち遅れたようにも見えた。抑えて14番手となるが、すぐに位置を上げて11番手につけた。4コーナーは外をまわって直線は一番外に出して伸び、先に先頭に立ったウォーターナビレラを残り100m過ぎでかわした。ウォーターナビレラの内からラブリイユアアイズが伸びて2番手に上がるが、これを半馬身差抑えてゴールした。確固たる中心馬不在のレースで、戦前からも一波乱あるのではと言われていた。1番人気は赤松賞を好タイムで勝ったナミュールで、これが大きく出遅れて4着だった。2番人気はサウジアラビアロイヤルC2着のステルナティーアで、これが7着。アルテミスSGⅢを勝った本馬が3番人気だった。終わってみれば、2着ラブリイユアアイズは京王杯2歳S3着。3着ウォーターナビレラはファンタジーSGⅢの勝ち馬だ。レースはやや速いペースで流れ、後方からの馬が少し有利だっただろう。4コーナーは外をまわったが、その分不利はなく伸びたのでこれが勝因だと思う。勝ち時計1:33:8はレース史上4番目の時計である。また、上り3Fは33秒台であり、レースのラスト1Fを本馬は11:5程度で走った。今開催の阪神競馬場は時計が出ているので過去のタイムと単純比較はできないが、時計を並べてみると例年並みのレベルはありそうだ。ただ、2歳牝馬チャンピオンとなったこの馬が、このままオークスまで突き進むかというとそうではないだろう。今のところ桜花賞については断然の本命だとは思うが、牝馬戦線は今後も色々な馬が頭角を現してくると思う。
【戦歴】4戦3勝
①新馬 新潟芝1600m3着(イクイノックス 1:2)
未勝利 中山芝1600m1着(ニシノラブウインク 2馬身1/2)
アルテミスSGⅢ 東京芝1600m1着(ベルクレスタ クビ)
期待度85(up)

●6中京4 10R つわぶき賞(1勝クラス・牝) 芝1400 良
コムストックロード (牝・美浦・中野栄治)
父シルバーステート 母ニシノムーンライト(Diesis)
1:21:7(上3F35:1)
単勝4.8倍2番人気
【先頭の通過】34:9-46:6
【レースの上り】11:6-11:6-11:9
好スタートからハナに立ち、道中は半馬身差での逃げ。4コ-ナーは1馬身差での先頭で、直線ジリジリと差をつけて残り100mは1馬身半差だが、外からピンクマクフィーが鋭い脚で伸びて迫り、頭差での逃げ切り勝ちだった。
残り200mまで軽快に逃げたが、外からピンクマクフィーが目立つ脚で伸びてきた。最後に抜かれると思って見ていたが、ギリギリ粘り切った。このペースで逃げてラスト1Fが11:9ならば十分だろう。また、最後まで粘り切ったのは本馬も伸びているためで、辛勝だが評価を落とす必要はないだろう。ただ、今回が7戦目で芝1400mが(2,1,1,0)、芝1600mが(0,0,0,3)という成績である。マイル戦では力が発揮できていないので、今後は短距離でのレースが中心になりそうだ。そうなると、オークスは目指さない馬になりそうなので、高い期待度はつけられない。また、今回はローカル開催の1勝クラスの特別で、レースレベルはやや落ちる。そのなかでの辛勝なので、重賞では苦しいレベルだと思う。
父シルバーステートは新種牡馬である。久しぶりの勝利だが、本日2勝で、これが産駒15勝目(10頭)だ。オープン馬が4頭目となり、本日の阪神ジュベナイルフィリーズもウォーターナビレラが3着と好走した。さて、JRA2歳リーディングサイヤーは先週終了現在(12月5日終了現在)で10位だが、残り2週でどこまで上げられるだろう。
【戦歴】7戦2勝
①新馬 東京芝1600m4着(クレイドル 0:2)
②未勝利 東京芝1400m1着(ハッピープリベイル 1馬身1/4)
③ダリア賞 新潟芝1400m2着(ベルウッドブラボー クビ)
④新潟2歳SGⅢ 新潟芝1600m4着(セリフォス 0:4)
⑤1勝クラス 東京芝1400m3着(キミワクイーン 0:3)
⑥赤松賞 東京芝1600m6着(ナミュール 0:7)
【母】ニシノムーンライト
30戦6勝。ダート1200m1勝・芝1200m2勝・芝1500m1勝・芝1600m2勝。重賞は阪神牝馬S(12着)・京都牝馬S(5着)・福島牝馬S(6着)・クイーンS(4着)・京成杯AH(7着)に出走した。
兄(本馬の伯父)AttestはウッドバインスロッツC米GⅢ2着・ドミニオンデイH米GⅢ2着。
初仔の産駒(本馬の甥)タツゴウゲキは小倉記念GⅢ・新潟記念GⅢを勝った。第2仔ニシノメイゲツ(牡2007年産・期待度60)は5勝(内障害1勝)。第3仔は1勝。第6仔は1勝。第9仔は地方2勝。第11仔が本馬。
期待度45

2021年香港国際競走

昨年はノームコア(牝2015年産・期待度65)が香港CGⅠを勝ち、ダノンスマッシュ(牡5歳(現6歳)・期待度50)が香港スプリントGⅠを勝った。記事にしなかったのは関心が無かったからか、余裕が無かったからなのか。
今年の香港国際競走。日本調教馬はなかなか強力なメンバーなので、川崎フロンターレの天皇杯準決勝を見ながらグリーンチャンネルも見ていた。ちなみに、川崎フロンターレは大分トリニータにPK戦の末敗退。今シーズンが終了してしまった。

香港ヴァーズGⅠ(芝2400m)はグローリーヴェイズ(牡6歳・期待度55)が後方から追い上げて快勝。2年前に同レースを勝っていて、香港ヴァーズは2勝目となった。
香港スプリントはGⅠ(芝1200m)はレシステンシア(牝4歳・期待度85)に期待したが2着だった。
香港マイルGⅠ(芝1600m)は香港の怪物ゴールデンシックスティ(騸6歳)に日本馬4頭が挑戦したが、ゴールデンシックスティが16連勝を決め、日本馬ではサリオス(牡4歳・期待度90)が逃げて3着だった。
香港CGⅠ(芝2000m)は、ラヴズオンリーユー(牝5歳・期待度95・年末推奨馬)が馬群を抜けて伸びて、2着のヒシイグアス(牡5歳・期待度65)との競り合いを制して勝った。日本馬のワンツーで、香港Cはこれで日本馬が3連勝となった。ラヴズオンリーユーは引退レースを海外GⅠ制覇で飾った。