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natsuryoのダービーへの道

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natsuryoのダービーへの道
ブログ紹介
勢いで始めてしまったブログです。「自分の性格上、続かないだろうな」と半信半疑で書き始めたのですが、3年目に突入しました。
2歳戦(3歳戦)の解説を毎週行い、2010年のダービー馬を探して行きたいと思います。
もちろんオークス馬も。
これからもよろしくお願いします。
尚、「期待度」とは、「ダービー・オークスへの期待度」です。最高値は100のつもりはありません。
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2009年11月28日(土)2歳戦

2009/11/28 23:41
●5東7 6R 2歳新馬 芝1600 良
メジロオードリー (牝・美浦・大久保洋)
父スペシャルウィーク 母メジロドーベル(メジロライアン)
1:36:1(上3F34:0)
絶好のスタートから内3番手につける。3コーナーは内4番手でまわる。先頭の4F通過が49:3のペース。スローペースでも、内でしっかりと折り合って進み、4コーナーも内4番手でまわる。直線に入ると前が塞がったので、残り400mで前3頭の外へと進路を変える。残り200mでは3番手だが、先頭とは1馬身半の差がある。ここから差を詰め、残り100mを過ぎたところで一気に前2頭をかわして先頭に立つ。そして、差をグッと広げて、2着ナモンミライに1馬身3/4差をつけてゴールした。
残り150mあたりからの脚は素晴らしかったが、レースの上り3Fが11:3-11:0-12:0であり、明らかに前の2頭がバテてのものである。着差以上の実力差はあるのだろうが、最後の末脚は、どちらかというと相手が弱かったためと考えるべきだろう。
ただし、道中はスローペースで折り合って進み、直線はよく伸びた。マイル戦よりも長い距離が良さそうな走りであった。
母は名牝メジロドーベル。エリザベス女王杯GT(2回)・オークスGT・秋華賞GT・阪神3歳牝馬SGTとGT5勝の他、オールカマーGU・府中牝馬SGVも勝ち、通算21戦10勝の名馬である。しかし、繁殖では、競走成績に見合う産駒はまだ出ていない。本馬は第5仔だが、初仔・第2仔が不出走。第3仔は未勝利だが、第4仔メジロシャレード(牝3歳・期待度50)が現役で1勝と活躍中だ。初仔から第5仔の本馬まですべて牝馬だったが、第6仔で初の牡馬(デープインパクト産駒)が生まれている。この牡馬は、来年注目を集めそうだ。
期待度55

●5京7 3R 2歳未勝利 芝1600 良
エーシンウェズン (牡・栗東・野中賢二)
父Trippi 母Xtra Emblem(Our Emblem)
1:34:2(上3F36:4)
好スタートから先行争いへ。2F手前で先頭に立つ。半馬身差で逃げるが、ハイペースとなり、4Fは45:8で通過する。このあたりからペースが落ち着き、4コーナー手前からメイショウカンパクが絡んでくる。4コーナーはクビ差先頭でまわるが、2頭が後続を2馬身程離している。直線に入るとメイショウカンパクを引き離し、残り200mでは1馬身半の差。残り100mでは2馬身、残り50mでは3馬身程離すが、ここでフォースフルバイオが2番手に上がる。このあと、福永騎手が手綱を抑えたので、グングンと差が縮まり、最後は1馬身1/2差でゴールした。
最後に流したので、急激に差が縮まったが、実際は着差以上の圧勝であり、最後まで追えば1分33秒台が出たかも知れない。
ハイペースで逃げ、5F57:8-6F70:0。力のない馬はついていけないので馬群はバラけた。1400m通過が1:21:7であり、それでも最後は余裕であった。
上り3Fは12:2-11:7-12:5であり、ラストは落ちているが、流してものなので問題はない。時計的にもなかなかのレースをしたと思う。
これで2戦1勝。前走の新馬戦は阪神の芝1600m戦。内3〜4番手でレースを進め、直線で外に持ち出し追い上げるものの、3/4馬身差の2着。やや行きたがっていたが、内に入れて我慢させる競馬だった。このときの1着は、東京スポーツ杯2歳SGV2着のトーセンファントムなので、仕方が無いだろう。このあと、馬体減りで立て直すのに時間がかかったが、2ヵ月ぶりの出走でも、単勝2.1倍の1番人気に推されていた。
本馬はアメリカ産の外国産馬であり、ファシグティプトン・コールダーセールという2歳トレーニングセールにて42万5000ドルで取引された。公開調教で21:4という、2Fでの最速時計を出したらしい。
父Trippiはエンドスウィープ産駒。アメリカで14戦7勝、ヴォスバーグSGT他重賞を5勝している。JRAでは、本馬を含め5頭が出走。この中ではレッドスポーツカー(牡6歳)が3勝で、1000万下で活躍中だ。勝ち星は、1000〜1200mが多く、1600mでの勝利は、これが初である。
母Xtra Emblemについては、情報がない(見つからない)。
父も母もMr. Prospector系であり、Mr. Prospectorの3×4という近親配合である。アメリカ血統だが、エンドスウィープの孫ということで、日本の芝にも合うだろう。距離はどうだろうか。1600mあたりが守備範囲だろうか。当面は、NHKマイルC狙いで、1600m戦を中心に使ってくるのだろう。そういう意味で、期待度はやや抑えておく。
期待度60

●5京7 6R 2歳新馬 芝2000 良
エクセルサス (牡・栗東・石坂正)
父スペシャルウィーク 母ラタフィア(Cozzene)
2:04:8(上3F35:1)
好スタートだが、ゲートを出た直後に外へよろけて、隣のサクラルーセントを弾き飛ばした。1コーナーは馬群の真ん中8番手でまわる。向正面に入ると9番手を追走。先頭の1000m通過は1:03:8のペース。このあたりから馬群がかたまり、残り600mでは一団となる中で、外5番手を追走する。4コーナーは、外から3頭目、先頭から4番手でまわる。直線に入ると、大外からツヨイキモチが伸びて先頭に立つが、残り200mで2番手に上がり、ツヨイキモチを追いかける。残り100mあたりからグイッと伸びて先頭に立つと、そのまま1馬身差をつけてゴールした。
スローペースとなり、直線も接戦となったが、その中を1頭だけ抜け出して快勝。2〜9着はクビ-クビ-3/4-クビ-クビ-クビ-クビの接戦であった。
レースの上り3Fは12:2-11:5-11:7であり、ペースが上がったのは、直線に入ってからである。残念なのは、このペースでもラスト1Fは落ちている事だ。
2000mの新馬を勝ったものの、レース振りも時計的にも平凡であり、余程良くならないと、上のクラスでは苦しいと思う。
母はアメリカ産の外国産馬としてJRAで走り、26戦5勝と活躍した。1000万特別を2勝しているが、勝って引退したので1600万の出走は無い。叔父がサクラローレル(有馬記念GT・天皇賞春GT)という血統である。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔ラターシュ(牡3歳)は現役で3勝と活躍中だ。
期待度50

●5京7 9R 京都2歳S(オープン) 芝2000 良
ヴィクトワールピサ (牡・栗東・角居勝彦)
父ネオユニヴァース 母ホワイトウォーターアフェア(Machiavillian)
2:01:6(上3F34:2)
世代初の2000mでのオープン特別だが、出走頭数が5頭と少頭数となってしまったのが残念だ。
好スタートから、1コーナーは3番手につける。2コーナーで逃げたマイネルゴルトが逸走し、アドマイヤプリンスが逃げる形となる。すして、それを2番手でマークする。先頭の1000m通過が1:03:6のペース。このあたりはクビ差で追走している。残り800mでは、ほぼ馬体を併せて行き、差は頭差程度。残り600mではアドマイヤプリンスにピタリ馬体を併せる。この状態が残り400mまで続き、4コーナーは僅かながら先頭でまわる。直線に入るとアドマイヤプリンスが徐々に後退。残り200mでは3/4馬身差となり、残り100mではメイショウホンマルが2番手に上がり追いかけてくる。しかし、差は詰まらず、最後は1馬身1/2差でゴール。単勝1.5倍の1番人気に応えた。
強い競馬だった。残り600mからアドマイヤプリンスに並びかけて、力でねじ伏せた。他馬には影をも踏ませず快勝。5頭立てとは言え、レベルの高いレースを制した。
レースの上り3Fは11:2-11:2-11:8と最後が落ちているが、残り4Fからのラップは11:4なので、11秒台前半を3F続けた上での11:8であり、逆に褒められる時計だと思う。
これで3戦2勝となった。デビュー戦は京都の芝1800m戦。単勝1.8倍の1番人気に推されたが、ローズキングダムに3/4馬身差で敗れた。好位から直線も伸びて、良い競馬をしているのだが相手が悪かった。負けたとは言え3着馬を5馬身もちぎっている。前走は京都の芝2000m戦。2番手でレースを進め、4コーナーも絶好の手ごたえ。やや気合いを入れただけで、先頭に立ち、最後は馬なりで3馬身1/2差の圧勝だった。
負けたローズキングダムは東京スポーツ杯2歳SGVの勝ち馬。この馬との比較から、本馬も十分重賞を勝つ力を持っている。前回も書いたが、ローズキングダムとの再戦が楽しみである。前回は負けたものの、今日の走りを見ると、逆転も十分有り得ると思う。ただし、ローズキングダムは朝日杯へ向うようなので、再戦は弥生賞または皐月賞あたりだろうか。
期待度80(up)
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2009年11月22日(日)2歳戦

2009/11/22 23:42
●5東6 5R 2歳新馬 芝1400 良
ピサノユリシーズ (牡・栗東・安田隆行)
父アグネスタキオン 母ブルックリンハイツ(ドクターデヴィアス)
1:25:5(上3F34:0)
立ち遅れ気味のスタートで半馬身の不利、9番手につける。スローペースとなり、2F手前で抑え切れないという様子で外を通って上がり、3コーナーは外6番手でまわる。更に押し上げて、4コーナーは外4番手でまわる。直線に入ると、馬なりのまま差を詰めて、残り400mでは4頭が横一線に並ぶが、一番外で一番の手ごたえ。残り200mでは3頭の争いになり、ここから差を広げる。残り100mでは半馬身差となったが、内へ内へとよれるので、松岡騎手は内の馬の脚色を気にしながら進む。最後はセレブビスティーに3/4馬身差でゴールし、単勝1.6倍の1番人気に応えた。
3/4馬身差だが、終始余裕のある走りで、着差以上の勝利である。勝ち時計1:25:5は平凡だが、追ったのは残り200m〜50mの150mだけで、あとは馬なりだった。
レースの上り3Fは12:0-11:0-11:4であり、直線まではペースが上がらない競馬であった。したがって、平凡な勝ち時計でも仕方が無いが、実力の判定には難しい。他馬は懸命に追っているので、レベル的にに問題があったかも知れない。
早い時計に対処できるかは2戦目以降を見ないと不明だが、時計以上、着差以上の競馬をしたことだけは確かである。
母は33戦5勝の活躍馬。新馬戦の芝1400m以外の4勝はすべて芝1200mでの勝利である。1600万を勝って引退したので、重賞には出走していない。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、第3仔モンテアルベルト(牡3歳・期待度50)が現役で2勝と活躍中だ。
期待度50

●5東6 6R 2歳新馬 芝1800 良
ブルーグラス (牡・美浦・手塚貴久)
父ダンスインザダーク 母トゥルーフェイス(ノーザンテースト)
1:50:8(上3F35:2)
スタートは出遅れて、1馬身程の不利。後方からの競馬となるが、流れに乗ってからは馬群の中を押し上げて、3F過ぎで7番手に落ち着く。先頭の1000m通過が1:02:6のペース。このあたりは6番手につけている。4コーナーは外から2頭目の6番手でまわる。直線に入り、残り400mでは5番手だが、ここから伸びて先行グループに並びかける。この時に、内へと刺さるので、松岡騎手は追いにくそうに外へと矯正しながら追っている。残り300mで先頭に立ち、残り200mでは1馬身のリード。残り100mでも内へ行こうとするので矯正しながら追う。このあたりは2馬身差だが、後方から追い込んできたアドマイヤファインが2番手に上がり差を詰めてきたので、最後は1馬身1/2差でゴールした。
出遅れながら道中押し上げて、残り300mで抜け出して押し切った。上記ピサノユリシーズ同様、直線は内にささり、2レース連続で松岡騎手が苦労をしていた。
1:50:8-35:2は平凡であり、レースの上り3Fも11:9-11:9-11:8と11秒台は並んでいるが、強調材料は無い。ただし、今日の馬場は、あまり時計が出ていない。
520sの大型馬であり、今回ひと叩きをしてどれだけ変わってくるのか。ただ、もうワンパンチ足りない気がする。
母は21戦1勝。ダート1700mの未勝利戦を勝ったが500万下は勝てなかった。繁殖に上がり本馬は第5仔だが、初仔が1勝、第3仔テーオーマグナム(牡4歳)は地方で5勝し、JRAの現役で活躍中だ。
本馬は当歳時のセレクトセールにて、1050万円で取引された。
期待度50

●5京6 5R 2歳新馬 芝1800 良
ダノンシャンティ (牡・栗東・松田国英)
父フジキセキ 母シャンソネット(Mark of Esteem)
1:52:5(上3F34:1)
好スタートから外3番手につける。スローペースになり、行きたがっているが内田騎手が抑えて進む。先頭の1000m通過が1:05:2のペース。4コーナーは外4番手でまわる。直線に入り、しばらく4番手だが、残り200mで前3頭をかわして先頭に立つ。そして後続を引き離し、残り100mでは1馬身のリードだが、セイルラージが後方から伸びてくる。3番手以下は離していくが、セイルラージとの差がグングンと縮まり、最後は3/4馬身差でゴールした。
ゴール板を通過する時が、一番スピードに乗っていたように見えたので、ラップタイムを見たが、12:3-11:0-10:9という、なかなかお目にかかれないタイムだった。
道中掛かり気味で進み、ラスト1Fを10:9で走った。なかなか力のあるところを見せたが、このような超スローペースの競馬はあまり面白いものではない。
速いペースの競馬へ対応出来るかが疑問だが、今回は掛かっているので、ペースが速くなったほうが競馬はしやすいのかもしれない。
直線でペースが上り、ラスト2F11:0-10:9なら後ろの馬に出番は無かった。それでも、2着のセイルラージは伸びてきているので、ラスト1Fは推定10:7程度で走ったのだろう。
母はイギリス産の輸入繁殖牝馬。フランスで走り未勝利だった。母(本馬の祖母)がアメリカ・カナダで34戦17勝、GT4勝の名牝Glorious Song。兄(本馬の伯父)にグランドオペラ・Rahy・シングスピールと種牡馬が名を連ねる世界的な良血馬だ。繁殖に上がり、本馬が日本での初仔である。
本馬は1歳時のセレクトセールにて2887万円で取引されている。
期待度60
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2009年11月21日(土)2歳戦

2009/11/21 23:50
●5東5 4R 2歳未勝利 芝2000 良
サイレントメロディ (牡・美浦・国枝栄)
父シンボリクリスエス 母サイレントハピネス(サンデーサイレス)
2:02:5(上3F34:3)
まずまずのスタートから8番手につける。先頭の1000m通過が1:02:4のペース。このあたりは馬群の真ん中10番手を追走している。4コーナーも馬群の中、9番手あたりでまわる。直線に入ると馬群の中を押し上げて、残り400mでは6番手。残り300m過ぎで内ラチ沿いに進路を変えて伸び、残り200mで2番手に上がる。そして、残り100mの手前で先頭に立つと、2番手以下を突き放す。最後は手綱を抑える余裕で、ビレッジブライトに2馬身差でゴールした。
緩い流れの競馬になったが、それでも後方から差しきった。馬群の真ん中にいて、前が壁になっていたが、それを簡単に捌いて抜け出した。力がないとなかなか出来ないと思う。
レースの上り3Fは11:6-11:5-11:9であり、最後の1Fが落ちている。スローとは言え、10Fでのラップであり、最後も流しているので、11:9でも上々だと思う。ただ、11:5程度で走っていれば、重賞でも勝ち負けできるのだろう。
これで2戦1勝。前走のデビュー戦は、中山の芝1800m戦。1番人気に推されたが、スタート後ダッシュがつかず、最後方からの競馬となる。道中押し上げて直線追い込むものの、最後はとらえ切れず、3着に敗れた。
母は、ローズSGU・サンスポ4歳牝馬特別GUを勝ち、ダービー卿チャレンジTGV2着・中山記念GU3着・エプソムCGV3着と重賞戦線で活躍した。通算成績は16戦4勝であり、負けた12戦はすべて1秒以内の差という、高い能力を示した馬である。繁殖に上がり本馬が第8仔だが、初仔が2勝、第2仔がJRA2勝・地方3勝、第4仔が2勝、第6仔が地方2勝、第7仔サイレントフォース(牡4歳)は現役で2勝と活躍中だ。
期待度60

●5東5 11R 東京スポーツ杯2歳S(JpnV)芝1800 良
ローズキングダム (牡・栗東・橋口弘次)
父キングカメハメハ 母ローズバド(サンデーサイレンス)
1:48:2(上3F34:0)
好スタートから外3〜4番手につける。ペースが遅くなり、3F手前で外からサンディエゴシチーがまくるように上がるが、それには釣られず折り合って進み、3コーナーは外5番手でまわる。先頭の1000m通過は1:01:1のペース。4コーナーは外目の5番手でまわる。直線に入ると各馬横一線となり、残り400mでは7番手あたりに下がっている。このあたりで外から馬体を併せてきたトーセンファントムと共に伸び、残り200mでは3番手。先頭を行くサンディエゴシチーを追いかけるが、外トーセンファントムには頭差遅れている。残り100mでサンディエゴシチーをかわして、トーセンファントムと一騎打ちの形となる。クビの上げ下げの争いが続くが、ゴール前で頭差だけ前に出てゴール。単勝3.6倍の1番人気に応えた。
トーセンファントムと馬体を併せての争いは400m続いた。4コーナーではまだ後方にいたトーセンファントムだが、馬群を縫うようにして上がり、残り400mで本馬に追いついた。一旦はかわされたので、差し返した形である。トーセンファントムの上り3Fは33:4と強烈なもので、本来なら、この末脚に屈していてもおかしくないのだが、差し返す勝負根性も見せた。
レースの上り3Fは11:4-11:2-11:8であり、競り合ったにしてはラスト1Fが物足りない。しかし、重賞勝ち馬やオープン勝ち馬らを引き離してのものなので、問題はないだろう。2〜3着は1馬身3/4差であり、1・2着と3着以下の馬との力の差は大きいと思う。ただ、道中マクリ気味に行き、末が甘くなったサンディエゴシチーだけは、力の差が不明である。
これで2戦2勝となった。前走の新馬戦は京都の芝1800m戦。道中4〜5番手を進み、4コーナーで先頭。そのまま押し切ったが、最後に流すのが早すぎて、2着のヴィクトワールピサに3/4馬身差まで詰められている。流しても33秒台で上り、着差以上の圧勝だった。2着のヴィクトワールピサが2戦目で圧勝したために、この馬の力が改めてクローズアップされ、今回2戦目ながら1番人気に推されていた。
札幌の2歳チャンピオンを粉砕し、今の時点では、来年のクラシック候補ナンバーワンと言ってよいだろう。ただ、現1勝馬や、これからのデビュー組、故障中の馬など、まだまだ強い馬は沢山いる。これらの馬と、どんな対戦をするのだろうか。また、次はどこを使うのか。これから、どこまで成長するのか。とても楽しみである。
期待度80(up)

●5京5 6R 2歳新馬・牝 芝1600 良
マシュケナーダ (牝・栗東・安田隆行)
父アグネスタキオン 母ケイウーマン(Last Tycoon)
1:35:7(上3F35:2)
まずまずのスタートから先行集団の後ろ8番手につける。先頭の4F通過が47:3のペース。4コーナーでは馬群がバラけて、外目の6番手でまわる。直線に入ると、すぐに4番手に上がり、残り300mで3番手、残り200mで2番手に上がる。そして、残り100m手前で先頭に立つが、外からラフェクレールが伸びてくる。残り50mでクビ差のリード。そして、その差が詰まり、きわどい差になったように見えたが、最後はクビ差ということで勝った。
最後は2頭の争いとなり、3着以下を3馬身1/2差も引き離した。この2頭の力が抜けていたという事だろう。
レースの上り3Fは12:3-12:0-11:6と加速しているが、マイル戦で残り1Fまで12秒台というのも珍しい。残り600m〜400mでもペースは上がらず、その後の12:0は、逃げ馬がバテてのものなので、このようになったのだろう。
勝ち時計1:35:7は平凡だが、ラスト1Fの走りを見るとまだまだ余力もあり、あと1F走っても12:0程度で走れそうだった。そうなると1800m1:47:7なので、やや乱暴ではあるが、水準以上と言えるだろう。
いずれにしても、1:35:7-35:2は平凡なので、次走はどんな時計で走るのか注目したい。マイルよりも、1800〜2000mのほうが良さそうな気がする。
母は、Last Tycoon産駒だが、アイルランド産の外国産馬としてJRAで走り、京都4歳特別GVを勝つなど29戦2勝の実力馬。ローズSGU2着・ニュージーランドT4歳SGU2着・サファイヤSGV2着・セントウルSGV2着の他、アーリントンCGV3着がある。繁殖に上がり、本馬が第10仔だが、第3仔が4勝、第4仔1勝、第6仔マチカネキララは5勝であり、札幌記念GV3着・エプソムCGV3着がある。第7仔1勝、第8仔2勝、第9仔モンテクリスエス(牡4歳・期待度75)は現役で4勝し、ダイヤモンドSGVを勝った。また、日経賞GU3着・青葉賞GU3着があり、ダービー(16着)にも出走した。産駒はこれで18勝目であり、本馬の下にディープインパクト産駒の1歳牝馬もいるので、20勝超えは十分可能である。
期待度60
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故障馬(2)

2009/11/19 07:52
デイリー杯2歳SGUを勝ち、通算3戦2勝としたリディル(期待度75)が、放牧先で左第1趾骨複骨折を発症した。全治1年ということで、クラシック戦線から離脱である。

リルダヴァル(期待度85)に続き、またしてもアグネスタキオン産駒の期待馬の故障である。
デイリー杯2歳Sの出走馬は、その後、2着エイシンアポロン(期待度70)が京王杯2歳SGUを勝ち、3着ダノンパッション(期待度70)が黄菊賞を勝ち、6着タガノエリザベート(期待度65)がファンタジーSGVを勝ち、7着エイシンホワイティ(期待度35)が芝1200m1:08:0で2度目のレコード勝ちをしている。
このような、高レベルレースを勝った馬であり、今後の活躍が期待されていたので残念だ。

それにしても、アグネスタキオン産駒、一般にも言われている通り、脚元が弱い。
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2009年11月15日(日)2歳戦

2009/11/15 18:06
●5東4 6R 2歳新馬 芝1600 良
ディオーサ (牝・美浦・手塚貴久)
父マンハッタンカフェ 母ジェニアリータ(Gone West)
1:36:5(上3F34:0)
好スタートからすぐに抑え、外6番手につける。先頭の4F通過が48:9のペース。スローペースだが馬群がバラけて、4コーナーは先頭から5〜6馬身差、外目の6番手でまわる。直線に入り、軽く気合いを入れるとグーっと伸びて、残り400mで3番手に上がる。そして、残り200mで前の2頭に並びかけると、持ったままで突き放す。先頭に立ってからは、松岡騎手が内の2頭の脚色を確認しながら、手綱は持ったままでゴール。追えばもっと突き放す脚色だったが、2着ナゲットスマイルに1馬身差での勝利だった。
道中は緩いペースになったが、長手綱でガッチリ折り合って進み、直線は多少気合いを入れただけで、最後まで持ったままでゴール。直線で内へ内へと行きたがり、手綱の操作に苦労している場面もあったが、マイナス面はそこだけだった。レースを重ねていけば、矯正されるだろう。
折り合ってレースを進めていたので、今後は距離が伸びても大丈夫だろう。母父Gone Westは、Mr. Prospectorの仔の中でも比較的距離は持つ種牡馬である。
追わずに上り34:0である。追ったらどのくらい離していたのか見てみたかった。ただ、レースの上り3Fは11:2-11:4-12:6であり、最後の1Fを見ると、皆バテてしまっていたようで、持ったままの余裕だった事もうなずける。
母はアメリカ産の外国産馬としてJRAで走り14戦1勝。2戦目の芝1600mで勝ったが、2勝目をあげる事は出来なかった。母(本馬の祖母)のゴールデンソネットが海外で生んだ仔なので、元々は日本の血統だ。繁殖に上がり本馬が第5仔だが、初仔が地方1勝、第2仔フェアリーライドは地方2勝で、旭川のエーデルワイス賞GVで3着がある。第4仔シュヴァイツァー(牡3歳)は現役で1勝と活躍中だ。
期待度60

●5東4 9R 赤松賞(500万下・牝) 芝1600 良
アパパネ (牝・美浦・国枝栄)
父キングカメハメハ 母ソルティビッド(Salt Lake)
1:34:5(上3F33:6)レコード
好スタートから7〜8番手につける。2F過ぎで馬群の中を上がって行こうとしたとき、前が邪魔になったのか、バランスを崩す場面もあったがすぐに流れに乗る。先頭の4F通過が47:5のペース。4コーナーは先頭から3馬身差、外7番手でまわる。直線に入るとすぐに差を詰めて、残り400mでは差の無い4番手だが、直後に先頭に立つ。そこから突き放し、残り200mで2馬身のリード。後続からはブルーミングアレーが伸びて来るが、差は詰まらない。残り100mでは蛯名騎手が後ろを確認する余裕で、最後は持ったままでゴール。ブルーミングアレーとの差は2馬身1/2だが、2〜3着も2馬身1/2差という圧勝だった。
勝ち時計の1:34:5は、先月ディアブラストがマークしたタイムを0:1更新するレコードタイムだ。今日の馬場は、午前中まで稍重であり、水を含んだ良馬場である。パンパンの良馬場では無い上に、2連続開催の終盤に近い馬場で出すのだから価値がある。
レースの上り3Fは11:6-10:9-12:1なので、先頭に立った残り400m〜200mでは10秒台の脚を使っている。ラストは流したので12:1。しっかり追っていれば、11秒台も出ただろう。
時計的にもレース振りも、なかなか良い競馬をした。道中掛かり気味での追走だったので、そのあたりが矯正されれば更によくなりそうで、重賞でも好勝負ができそうだ。
変な名前だが、ハワイに生息する赤い鳥の名前からとったそうだ。父親からの連想なのだろう。
母はアメリカ産の外国産馬としてJRAで走り12戦3勝。フェアリーSGV2着の他、すずらん賞と菜の花賞の芝1200mのオープン特別を2勝している。繁殖に上がり本馬が第3仔だが、初仔トムトム(牡4歳)は地方5勝であり、JRA所属の現役だ。
期待度65

●5京4 5R 2歳新馬 芝2000 稍重
スマートジェネシス (牡・栗東・大久保龍)
父マンハッタンカフェ 母フロムファースト(ドクターデヴィアス)
2:06:0(上3F34:9)
好スタートから、1コーナーは内3番手でまわる。緩い流れとなり、先頭の1000m通過が1:05:7のペース。このあたりは内4番手を走っている。この後、外の2頭が上がるのと同時に動き、前の馬が邪魔だったのか、武豊騎手が抑えたのか不明だが、ブレーキをかけて頭を上げる場面があった。その後はすぐに流れに乗り、4コーナーは馬群の中4番手でまわる。直線に入ると徐々に外に出すが、しばらくは伸びず4番手。残り200mでも2馬身差の4番手のままだが、ここから追い上げて、残り100mで2番手に上がり、先頭のログを追う。2馬身の差があったのがグングンと詰まり、ゴール前でかわしてクビ差でゴールした。
ラスト1Fで差しきった形だが、本馬のみが伸びたのではなく、本馬以下の各馬も共に伸びているので、前の馬がバテたと考えるべきだろう。
レースの上り3Fは11:7-11:6-12:0であり、稍重で時計が出ないとは言え、これだけのスローでの、この上りタイムは物足りない。低レベルレースでの勝利だと考えると、上のクラスでは苦労すると思う。
母は27戦4勝。芝1000〜1200mで勝っている。繁殖に上がり本馬が第6仔だが、初仔がJRA1勝・地方6勝、第3仔が2勝、第4仔スマートレディー(牝4歳)は現役で1勝と活躍中だ。
期待度45

●5京4 8R 黄菊賞(500万下) 芝1800 稍重
ダノンパッション (牡・栗東・池江泰郎)
父アグネスタキオン 母スターズインハーアイズ(Woodman)
1:48:6(上3F33:6)
好スタートからすぐに抑えて、後ろから2頭目の7番手につける。前6頭の集団からは、半馬身程離れて追走。先頭の1000m通過が1:02:1のペース。残り600mからペースが上がり、4コーナーは大外7番手を絶好の手ごたえでまわる。直線に入ると大外を伸びて、前6頭を一気に抜き、残り200mの手前で先頭に立つ。そこから後続を突き放すが、最後方にいたマイネアロマが2番手に上がり、追いかけてくる。しかし、マイネアロマとの差も広げて行き、最後は3馬身差でゴール。2着〜3着も3馬身差という圧勝だった。
スローペースを後方で待機。直線では素晴らしい脚を使った。レースの上り3Fは11:6-11:4-11:3と加速しており、その中であの脚である。
稍重で時計が出ない事やスローなので1:48:6は良いとして、上り33:6はなかなか出せるタイムではない。レース振りや時計を見ると一流馬のものであり、なぜ札幌記念やデイリー杯2歳Sで負けたのかがわからない。これでも重賞では一歩足りないのだろうか。
これで4戦2勝となった。デビュー戦は阪神の芝1600m戦。道中スローになった事で、先頭まで行ってしまう程の勢いで掛かってしまった。なんとか抑えて力を温存し、直線抜け出すと、最後は手綱は抑えての勝利だった。2戦目の札幌2歳Sは、後方から折り合って進む。道中2回程まくるように押し上げたことで脚を使ってしまったのか、直線伸びきれず4着。前走のデイリー杯2歳Sは、出遅れて最後方からの競馬となる。道中押し上げて、4コーナーは5番手まで上がるものの、直線伸びきれず3着だった。
重賞でも0:3差・0:1差と接戦であり、2戦とも道中で脚を使っている。今回は直線までジッと我慢をして、鋭い脚を繰り出した。スタートや折り合い面も成長したようで、これならば重賞でも勝ち負けになるだろう。ラジオNIKKEI杯2歳Sを使ってくるれば、楽しみである。
期待度70(up)
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2009年11月14日(土)2歳戦

2009/11/14 20:48
●5東3 4R 2歳未勝利 芝1800 重
ヴァンダライズ (牡・栗東・中竹和也)
父ダンスインザダーク 母ピンクタートル(Blushing Groom)
1:49:0(上3F35:2)
スタートはやや出遅れ。1馬身程の不利で、後方からの競馬となる。後ろから3頭目、内12番手につける。先頭の1000m通過が1:00:1のペース。4コーナーは内ラチ沿いを11番手でまわる。直線に入ると内を通り差を詰めて、残り400mでは6番手に上がる。残り300mで2番手に上がり、残り200m手前で先頭に立つと、一気に差を広げる、残り100mでは後続に3馬身差をつけて、この差を最後まで保ちゴール。2着のポルトゥエンセに3馬身差の圧勝だった。
内ラチ沿いをスルスルと上がり、先頭に立ってから一気に突き放す脚は素晴らしかった。やや早い流れになったのも良かったのだろう。
メンバー中最速の上りタイムであり、次に速いのが35:6なので0:4も速い。レースの上がりは12:1-11:8-12:2であり、重馬場なのでこんなものだろうが、目立つ時計でもない。メンバーのレベルが低かった事も考えられる。7戦目の馬が4.8倍の1番人気であり、人気が割れていたレースであり、着差ほどは強くないのかもしれない。
これで2戦1勝。前走の新馬戦は、今回と同じ東京の芝1800m戦。このときもスタートが悪く、後方からの競馬となる。超スローペースであり、上り33:7の脚で追い込むものの4着だった。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。フランスとアメリカで4勝。繁殖に上がり、本馬が日本での第6仔だが、初仔はJRA3勝・地方1勝、そして第3仔がオークス馬レディパステル(21戦6勝、オークスGT・府中牝馬SGV・中山牝馬SGV・秋華賞3着・エリザベス女王杯3着)である。第4仔が地方5勝、第5仔が地方3勝である。なかなか受胎しない馬のようで、レディパステルまでは3年連続で出産したが、そこから3年おきに出産している。1988年生まれという高齢で、本馬は19歳時の仔である。Nearcoの4 x 3というクロスがあり、血統的にも一時代昔の馬というイメージだ。ちなみに母(本馬の祖母)は1970年生まれ、祖母は1957年生まれ、祖父Red Godも1954年生まれである。
本馬は当歳時のセレクトセールにて、1995万円で取引された。
期待度55

●5東3 6R 2歳新馬 芝2000 重
アリゼオ (牡・美浦・堀宣行)
父シンボリクリスエス 母スクエアアウェイ(フジキセキ)
2:03:7(上3F34:2)
スタートはやや立ち遅れぎみで、半馬身の不利。無理には行かず後方へ控える。後ろから4番目の11番手につける。先頭の1000m通過が1:03:8のペース。このあたりは12番手を進む。4コーナーも馬群の後方、内ラチ沿いを12番手でまわる。直線に入るとすぐに外に進路を変え、外から2頭目の位置から伸びてくる。残り400mではまだ12番手だが、残り300mで8番手に上がる。そして残り200mでは5番手、残り100mで2番手に上がると、2馬身前を行くヒルノダムールを追いかける。グングン差を詰めて、ゴール前でかわして、クビ差でゴールした。
残り400mから長く良い脚を使った。重馬場のスローペースであり、完全に先行馬有利のはずなのに差しきった。レースの上り3Fは、11:7-11:4-11:9と重馬場としては時計が出ているのに、これを差し切るのだから能力は相当高い。
スローペースの中、向正面で外から行く馬がいたが、ひるまずに折り合い、最内から外に出して伸びた。新馬らしからぬレースであり、重馬場の10Fで上り34:2は優秀だ。早い時計に対応できるかが不明だが、上のクラスでも間違いなく好勝負になるだろう。
母は27戦1勝。500万特別で3着など好走しているが、2勝目をあげることはできなかった。弟(本馬の叔父)に朝日チャレンジCGVを勝ったワンモアチャッター(牡9歳現役)がいる。繁殖に上がり本馬が第3仔だが、第2仔が地方1勝であり、これが産駒JRA初勝利である。
期待度65

●5東3 11R 京王杯2歳S(JpnU)芝1400 稍重
エイシンアポロン (牡・栗東・岡田稲男)
父Giant's Couseway 母Silk And Scarlet(Sadler's Wells)
1:22:0(上3F34:5)
絶好のスタートから前に行きかけるが、行きたい馬を先に行かせる形で内8番手につける。3コーナー過ぎから外目に進路を変えて、4コーナーは大外9番手でまわる。直線に入り、残り400mで7番手、残り300mで6番手。残り200mでは6頭が大きく横に並ぶ形となり、大外6番手だが伸びが良い。残り100mでは3番手で、残り50mで先頭に立つ。そして、そこから1馬身1/4差引き離してのゴール。強い競馬だった。2着は最後方から内を伸びてきたアニメイトバイオがハナ差だけツルマルジュピターをかわした。
好スタートから先行集団を見るように進み、直線は外から差し切り勝ち。2着に来たアニメイトバイオがこのコースのレコードホルダーで、そのレコードに稍重で0:5差に迫る好タイムである。アニメイトバイオとは0:2差なので、良馬場ならば1:21:3の価値があるだろう。
ただし、レースの上りは11:7-11:3-12:4であり、最後が大幅に落ちている。最後のひと伸びは、周りがバテたからだと言えなくもない。今回は単勝6.3倍の3番人気だったが、このメンバーなら力は一枚上である事は確かである。
これで5戦2勝となった。デビュー戦は4コーナーで落馬した騎手を避けるため、大きく振られる不利で5着に敗れた。2戦目の小倉での未勝利戦で、着差以上の圧勝。3戦目の野路菊Sは5着に敗れたが、前走のデイリー杯2歳Sは、ゴール前でリディルかわされて、クビ差の2着と好走した。野路菊Sもデイリー杯2歳Sも、レベルの高いレースであり、それを戦ってきたのだから、ここらでは負けられないと言ったところだろうか。
デビュー戦から3戦は1800mを使ったが、前走1600m、今回1400mと距離を短縮して成績を上げている。今回の快勝で、これからしばらくはマイル路線を進むだろう。したがって、次走は朝日杯フューチュリティSだろう。ここでリディルと再戦となるか。
Giant's Couseway産駒は、スズカコーズウェイの京王杯SCGUに続きJRAの重賞2勝目。今のところは、1200m〜1800mあたりでの勝ち星が目立っている。
期待度70(up)

●5京3 3R 2歳未勝利 芝1800 不良
グランクロワ (牡・栗東・藤原英昭)
父スペシャルウィーク 母マルバイユ(Marju)
1:49:9(上3F36:0)
まずまずのスタートから7番手につける。先頭の1000m通過が1:01:1のペース。このあたりは馬群の中6番手につけている。4コーナーで馬群の中から、内に切れ込み、4番手でまわる。直線に入ると、各馬横に広がる激戦の中、内から4頭目を進む。しばらく横一戦だが、残り200mで、外カネトシパサージュとの争いとなり、頭差の2番手。残り100mでも頭差だが、ここから伸びて、残り50mあたりで先頭に立ち、クビ差離してゴールした。
不良馬場なので1:49:9は仕方が無い。この馬場なので、5Fが61:1でも、ややハイペースだった。その中で、レースの上り3Fは12:7-11:5-12:1なので、まずまず合格点だろう。
2頭の争いとなり、しばらく抜けずにいたが、最後は根性を見せて競り勝った。競り勝った相手は前走で芝2000mを2:01:2で走った馬なので、そこそこ力はあるのだろう。
ただ、上記の東京での未勝利同様、1番人気馬が5戦目の馬で、単勝は2.9倍。このレースも人気が割れている。そんな馬達に勝ったのみである。
これで2戦1勝。前走の新馬戦は京都芝2000m戦。3〜5番手でレースを進めるが、4コーナーあたりで離されてしまい、勝ったアドマイヤプリンスから1:3差の6着。今回は叩き2走目で大きく変わったのか。それとも道悪巧者だから勝ったのか。単勝9.3倍の4番人気からの勝利だった。
母はアイルランド産の輸入繁殖牝馬。イタリアで10勝、フランスで1勝。アスタルテ賞(仏GT)を勝ち、イタリアでもエミリオトゥラティ賞GUとセルジオクマニ賞GVを勝った実力馬だ。吉田照哉氏の所有馬として走り、現役引退後輸入。本馬は第2仔だが、初仔は未勝利で引退した。父(本馬の祖父)のMarjuはラストタイクーン産駒であり、名牝Salsabilの1つ下の弟である。マイル戦のセントジェイムズパレスSGTを勝ったが、産駒は2000〜2400mで活躍している。
期待度50

●5京3 5R 2歳新馬 芝1600 重
リープオブフェイス (牝・栗東・池江泰寿)
父クロフネ 母ラバヤデール(サンデーサイレンス)
1:37:6(上3F35:6)
スタートはやや遅れて半馬身程の不利。その後のダッシュも悪く、後方からの競馬となる。馬群から3馬身離れて、後ろから2頭目の11番手を追走。行きっぷりが悪く、松山騎手の手綱が動く。先頭の4F通過が48:4のペース。このあたりで差を詰めて、残り600mで前の馬群に追いつく。4コーナーは大外に出し、11番手でまわる。直線に入ると見違えるような脚を見せて大外を一気に追い込み、残り200mで3番手に上がる。そして、残り100m過ぎで先頭に立つと、勢いもそのままに、2着のマザーウェルに1馬身3/4まで差を広げてゴールした。
もしも単勝を買っていたら、向正面で諦めていた。4コーナーでも動きは悪く、道中と直線では別馬だった。
レースの上り3Fは12:4-12:1-12:0と、12秒台が並びながらも加速している。その中での差し脚なので、12秒台ばかりでも価値はある。もちろん本馬はラスト1Fを11秒台で走っているだろう。
ただし、あまりにも行きっぷりが悪く、時計的にも見るべきものはない。道中の走りが良くなったとしても、上のクラスではしばらく通用しないだろう。2勝目まで時間がかかりそうだ。
母は24戦3勝。3勝すべてがダート1800mであり、1000万特別でも2着をした活躍馬だ。種牡馬ゴールドアリュールは1つ上の兄(本馬の伯父)であり、母ニキーヤは、産駒のJRA勝利数が22勝である。このほかに地方GT3勝なので、名牝の仔と言ってよいだろう。繁殖に上がり本馬が初仔である。
期待度45
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2009年11月8日(日)2歳戦

2009/11/08 17:40
●5東2 4R 2歳新馬 芝1800 良
ダイワアセット (牡・美浦・的場均)
父スペシャルウィーク 母ダイワエンジェル(タイキシャトル)
1:53:1(上3F33:9)
スタートは立ち遅れて、1馬身程度の不利。後方からの競馬となり、外14番手につける。3コーナーから外を通り差を詰めていく。先頭の1000m通過が1:04:8のペース。このあたりで馬群が詰まり、4コーナーは一団となる中、大外10番手でまわる。直線に入っても、しばらくは10番手にいるが、残り300mで8番手に上がる。残り200mで6番手に上がり、横一線での先頭争いに加わる。鋭い伸び脚で前をかわし、残り100mを過ぎたあたりで先頭に立つ。そして、しぶとく食い下がるタイキマヴェリックを1/2馬身差振り切りゴールした。
スローペースでの混戦の競馬を、鋭い決め手で勝利した。出遅れた上に先行馬有利の展開でも、上り33:9の脚を繰り出して差しきった。
レースの上り3Fは11:9-11:2-11:4なので、本馬はラスト2Fを10:9-11:1程度で走っただろう。勝ち時計の1:53:1は平凡すぎるが、33秒台で上ればまずまずだろう。速い流れにどう対応するかが課題である。
母は4戦未勝利。2着・3着があり、4戦目は競走を中止した。母(本馬の祖母)はラジオたんぱ杯3歳牝馬SGVを勝ったプリンセススキーである。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔は2戦未勝利で引退した。
期待度50

●5京2 3R 2歳未勝利 芝1600 良
アグネスワルツ (牝・栗東・宮本博)
父ゼンノロブロイ 母メルロースウィート(ヘクタープロテクター)
1:33:7(上3F34:6)レコード
まずまずのスタートから押して押して先頭に立つ。1馬身差で逃げて、前半の4F通過が47:2のペース。このあたりからペースが上がる。2番手のメイショウカンパクが半馬身差まで詰めてきて、3番手以下を2馬身離した状態で4コーナーをまわる。直線に入ると徐々に差を広げて、残り200mでは1馬身差。残り100mでは1馬身半差だが、3番以下は3馬身4馬身と離していく。最後はメイショウカンパクに1馬身3/4差をつけてゴール。最後の50mは手綱を抑えての余裕の勝利だった。
直線は後続に差を広げながらの逃げ切り勝ち。メンバー中最速の上りを逃げでマークし、勝ち時計の1:33:7は、従来のタイムを0:1更新するレコードタイムである。10月17日のデイリー杯2歳Sのリディルと同タイムだが、あちらは外回りコース。本馬は内回りコースで記録しているので価値が高い。ただし、▲国分恭介騎手なので負担重量は51sだった。
次は阪神ジュベナイルフィリーズを狙ってくるだろうか。出走すれば面白い存在になれそうだ。
これで2戦1勝。前走の新馬戦は京都ダート1400m戦。3番人気だったが、中団のまま直線伸びず8着に敗れた。道中、先団に取り付いていたが、途中でズルズルと下がり、そこから行き脚が悪くなった。前走で評価を下げ、今回は単勝22.8倍の7番人気だった。
新種牡馬の父ゼンノロブロイ産駒は、これで11勝目(10頭)である。昨日2勝・今日2勝と、今週は何と4勝である。11月に入っていよいよエンジンがかかったようだ。
母は31戦4勝の活躍馬。姉(本馬の伯母)がテレビ東京3歳牝馬SGV・クイーンCGVを勝ったカッティングエッジ、兄(本馬の伯父)が高松宮記念2着のディヴァインライトという血統だ。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、初仔が1勝、第3仔が地方で1勝している。
本馬は当歳時のセレクトセールにて、2100万円で取引された。
期待度60

●5京2 11R ファンタジーS(JpnV・牝)芝1400 良
タガノエリザベート (牝・栗東・松田博資)
父スペシャルウィーク 母ストレイキャット(Storm Cat)
1:21:2(上3F33:5)
好スタートから、徐々に下げて行き、最後方16番手につける。馬群から1馬身離れた位置を追走する。4コーナーも馬群の後ろ、最後方16番手でまわる。直線に入ると大外に出して追い上げる。残り400m過ぎても最後方にいたが、大外一気の脚で、残り200mでは5番手に上がる。更に、残り100mで4番手に上がると、激しく競り合う前3頭に襲いかかる。この3頭を残り50mでかわし、最後はベストクルーズに3/4馬身差をつけてゴールした。
道中離れた最後方から、直線だけで15頭をゴボウ抜きといった競馬。派手な競馬で重賞を制覇した。
レースの上りは11:9-11:3-11:5であり、これを差し切るのだから能力は高い。直線の長い阪神で更に力を発揮しそうである。
これで4戦2勝となった。デビュー戦は小倉の芝1200m戦。後方からの競馬で、直線伸びてハナ差での差し切り勝ち。2戦目のききょうSは道中掛かって3番手からの競馬。直線伸びず5着に敗れた。前走デイリー杯2歳Sは、後方から伸びるが6着。直線で前が塞がり、外に出すのにもたつく不利もあったが、メンバー中最速タイの上り33:8で追い込んでいる。今回は単勝22.4倍の8番人気であり、思い切った競馬が出来たのだろう。道中折り合えば、鋭い末脚を出す馬である。
父スペシャルウィークは、このレース4頭出しで、1着・3着・4着・6着と大活躍だ。これで今年度2歳産駒は、本日の2勝を加えて18勝目。2勝馬は3頭目である。今年度も旋風は続きそうだ。
母は1戦未勝利馬。持ち込み馬であり、1つ下の弟(本馬の叔父)がゼンノロブロイという良血である。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、第2仔ナリタキングパワー(牡4歳)は現役で4勝と活躍中だ。
期待度65
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2009年11月7日(土)2歳戦

2009/11/07 23:08
●5東1 3R 2歳未勝利 芝2000 良
フーガフューグ (牝・美浦・阿部新生)
父マンハッタンカフェ 母セタガヤウタヒメ(ナリタブライアン)
2:01:3(上3F34:7)レコード
まずまずのスタートから後方に控える。2コーナーは10番手でまわるが、3F手前で11番手に下げる。先頭の1000m通過が1:00:6のペース。このあたりは12番手、最後方の馬が大きく遅れているので、馬群の最後方につけている。4コーナーは大外11番手でまわる。直線に入ると、内で馬群がかたまり、その外を伸びる。残り300mでは7番手だが、残り200mでは2番手。そして、残り200mを過ぎた所で先頭に立つが、内ラチ沿いからトウカイメロディが伸びてくる。一旦は1馬身あった差が徐々に縮まり、最後はクビ差でゴールした。
3着のデアケーニヒも2着にクビ差と迫ってきたので、最後はバテたように感じるが、4着以下に対しては引き離しながらのゴールであり、本馬も最後まで伸びている。
レースの上り3Fは、11:8-12:0-11:9であり、本馬は11秒を並べたと思われる。それよりも勝ち時計2:01:3は、昨年シーダーがマークした2:01:5を0:2更新するレコードタイムである。
後方で折り合って追走し、直線は長く良い脚を使った。距離が伸びても良さそうなタイプである。
これで2戦1勝となった。前走の新馬戦は東京の芝1800m戦。2〜3番手で競馬を進めたが、直線伸びずに6着に敗れた。勝負所で前が塞がったのが痛かったが、見所はあまり無かったため、今回は単勝27.0倍の7番人気だった。
母は9戦して未勝利。桜花賞馬アラホウトクと名馬ナリタブライアンの産駒という良血だ。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、初仔セタガヤフラッグ(牡6歳)は現役で4勝と活躍中である。
期待度55

●5東1 6R 2歳新馬・牝 芝1600 良
アプリコットフィズ (牝・美浦・小島太)
父ジャングルポケット 母マンハッタンフィズ(サンデーサイレンス)
1:34:7(上3F34:2)
まずまずのスタートから外4番手につける。3コーナーは外3番手でまわる。先頭の4F通過が47:7のペース。このあたりでは外2番手につけている。4コーナーも2番手でまわるが、逃げたメイフレイムが一杯になったため、馬なりのまま先頭に立つ。残り400mでは各馬が内外に広がり、内からロスヴィータとアンペラトリスも並びかけてくる。これを残り300mで振り切り、残り200mでは1馬身のリード。ここからグングンと差を広げ、最後はアンペラトリスに4馬身差をつける圧勝でゴールした。
最後の1Fは外へ内へとフラフラしながら走っていた。蛯名騎手も追いにくそうで、近くに馬がいなくて良かった。それでも4馬身差の圧勝であり、高い能力をを見せた。
勝ち時計1:34:7はレコードに0:1差の好タイム。レースの上りは11:8-11:0-11:6であり、フラフラしたラストも11:6でまとめた。
若さを出しての勝利であり、まだ良くなる余地は多々ありそうだ。上のクラスでも好勝負できるだろう。
母は3戦1勝。芝1600mの新馬戦を勝っている。兄(本馬の伯父)がマンハッタンカフェという良血馬である。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔コロンバスサークル(牡3歳)は現役で2勝と活躍中だ。
期待度60

●5東1 8R 百日草特別(500万下) 芝1800 良
サクラエルドール (牡・栗東・友道康夫)
父サクラプレジデント 母サクラフューチャー(サクラユタカオー)
1:48:8(上3F34:2)
スタートでつまずくが、特に問題なく、すぐに流れに乗る。2コーナーで掛かり気味に先頭に立つ。2Fあたりで2番手に控え、アースガルドを先に行かせる。1馬身差の2番手につけ、折り合って追走する。先頭の1000m通過が1:01:9のペース。このあたりで先頭にクビ差まで迫っていく。4コーナーでは出走6頭が一団となり、外から3頭目の2番手でまわる。直線に入ると接戦となり、残り400mでは5頭が横一線の中、僅かに2番手。しかし、内から伸びたモンテエンが並びかけてくる。残り200mで、エンジンがかかったようにグイッと伸びて先頭に立つ。しかし、内の2頭が差し返してくる。残り50mまでは頭差・クビ差の3頭での争いが続いたが、ここからもうひと伸びをして、アースガルドに1馬身1/4差をつけてゴールした。
残り50mでグイグイと伸びて1馬身以上の差をつけた。6頭立ての少頭数の競馬であり、レベル的にはやや落ちるだろうが、最後に見せたしぶとい伸び脚は良かったと思う。
ただし、レースの上りが11:4-11:1-11:8と最後で落ちている。重賞で活躍するには、このペースならラスト1F11:5(そうなると上り3F33:9)が必要だ。
それでも、スタートで躓き、ばん回しようと気合いを入れたらやや掛かってしまった。完璧ではない分、次走は上積みがあるだろう。
これで2戦2勝となった。前走の新馬戦は、スローペースの競馬を5番手で折り合って直線差し切った。『大きく変わらなければ2勝目に苦労するかもしれない』と書いているが、苦労せずに2勝目をあげた。今回もスローペースであり、速い流れへの対応が、未だ不明のままである。
期待度60(up)

●5京1 4R 2歳未勝利 芝2000 良
ヴィクトワールピサ (牡・栗東・角居勝彦)
父ネオユニヴァース 母ホワイトウォーターアフェア(Machiavillian)
2:01:8(上3F34:2)
好スタートから1コーナーは2番手でまわる。向正面も、先頭から1馬身半差の外2番手を折り合って進む。先頭の1000m通過が1:02:1のペース。4コーナーは1馬身差の2番手、他馬が追い始める中、馬なりで絶好の手ごたえである。直線に入り、やや気合いを入れただけで、先頭に立つ。残り200mでは早くも2馬身のリード。フィールドペガサスが追いかけてくるが、差は開く一方で、最後の50mは持ったままでゴール。フィールドペガサスに3馬身1/2差をつける圧勝で、単勝1.2倍の圧倒的な1番人気に応えた。
まるで力が違うという競馬。レースの上り3Fは12:0-11:2-11:3であり、少し気合いを入れただけで11:3である。強いとしか言いようが無い。
これで2戦1勝である。前走の新馬戦も単勝1.8倍の1番人気に推されたが、ローズキングダムに3/4馬身差で敗れた。好位から直線も伸びて、良い競馬をしているのだが相手が悪かった。負けたとは言え3着馬を5馬身もちぎっている。ローズキングダムが先に仕掛けて、それを追いかけたが追いつけなかった。3/4馬身は仕掛けどころの差なのか。ただし、ローズキングダムがゴール前で流したが、流すのが早すぎて、それで差が縮まったようにも見えた。この2頭、どこかで再戦するだろう。面白い対戦になりそうだ。
母はイギリス産の輸入繁殖牝馬。イギリス・フランスで4勝。ポモーヌ賞GU・ジョンポーターSGVを勝っている。また、ヨークシャーオークスGT3着・愛セントレジャーGT3着など活躍した。繁殖に上がり、イギリスで生んだアサクサデンエンは、安田記念GT・京王杯SCGUなど8勝した。本馬は日本での第6仔だが、第2仔スウィフトカレントは6勝、小倉記念GVを勝ち、天皇賞・秋2着など活躍した。第4仔は3勝、第5仔トーセンモナーク(牡4歳)は現役で、地方2勝・JRA2勝と活躍中だ。自身が欧州で重賞に勝ち、産駒がGT勝ち1頭、GV勝ち1頭、この成績である。名牝と言ってよいだろう。
期待度70

●5京1 6R 2歳新馬 芝1800 良
ディープデザイア (牝・栗東・昆貢)
父アグネスタキオン 母ダンジグウィズウルヴス(Danzig)
1:49:8(上3F34:0)
好スタートから外3番手につける。1F過ぎから2Fあたりにかけて行きたがる素振りも見せるが、3F手前では落ち着く。先頭の1000m通過が1:03:4というスローペースになるが、このあたりは外3番手で折り合っている。3〜4コーナー中間から差を詰めて、4コーナーは3頭が並ぶ大外で、僅かに先頭に立つ。直線に入ると後続を引き離し、残り200mでは1馬身半のリード。ここで2番手に上がったハバタクテーラーが追いかけてくるが、1馬身半〜2馬身のリードがある。この差をゴールまで保ち、最後は1馬身3/4差でゴール。単勝1.5倍の1番人気に応えた。
スタート後にやや掛かっていたが、四位騎手がよくなだめた。4Fからペースが落ちたが、そこでは折り合って力を温存し、4コーナーで先頭に立ち、押し切った。
レースの上り3Fは11:7-11:0-11:4であり、先頭に立ってからの2Fは11秒台前半を並べた。牝馬らしからぬ堂々とした勝利で、次走も楽しみである。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。イギリスで3戦未勝利。繁殖に上がり本馬は日本での第6仔だが、第2仔ダイヤモンドヘッドは1勝、デイリー杯2歳S2着と活躍した。第3仔は地方1勝、第4仔は地方3勝、第5仔ウインヴェロシティ(牡3歳)は現役で2勝と活躍中だ。
アグネスタキオン産駒でディープ、昆調教師に四位騎手、馬主はもちろん深見敏夫氏。母系に血縁関係はないが、何かやってくれそうな組み合わせである。
期待度60
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2009年11月1日(日)2歳戦

2009/11/01 23:04
●4東8 2R 2歳未勝利 芝1800 良
イチブン (牡・美浦・杉浦宏昭)
父フジキセキ 母チッキーズディスコ(Shirley Heights)
1:48:4(上3F34:1)
スタートで立ち遅れ、1馬身程度の不利。内6番手につける。先頭の1000m通過が1:01:4のペース。内6番手で折り合って進む。4コーナーは内5番手、先頭から3馬身の位置でまわる。直線に入り、残り400mでは最内3番手で、内ラチ沿いの狭いところを狙っている。残り300mで4頭が横一線で並ぶが、その中の一番内から先頭に出る。残り200mでは大外ハンソデバンドに半馬身のリード。残り100mではこの2頭が抜けた形となり、ハンソデバンドに1馬身近いリード。ここから、徐々に徐々に差が詰まっていき、最後はクビ差まで詰められてゴールした。
出遅れながらも中団を進み、直線で抜け出し、最後は押し切った。出遅れがなければ、もう少し楽に勝っていただろう。
レースの上り3Fは11:5-11:4-11:8と11秒台を並べたが、スローペースだったので強調材料にならない。逆に2戦目の馬なのだから、このペースならラストは11秒台前半で走らなければ、上では苦しいと思う。
これで2戦1勝となった。前走の新馬戦は同距離同コース。中団から良い脚で差してきて、残り100m過ぎで先頭に立つが、更に良い脚で差してきたレッドバリオスにゴール前で差し切られての2着。勝った相手を褒めるべきの競馬だった。このときが1:50:5-35:0。今日は1:48:4-34:1。大きく前進したことは確かである。
母はイギリス産の輸入繁殖牝馬。不出走で繁殖入りをした。Mill Reef の2 x 3という強い近親配合である。本馬は日本での第7仔だが、第2仔が地方1勝、第3仔も地方1勝、第4仔は1勝、第6仔ダイアナバローズ(牝3歳)は現役で3勝と活躍中で、オークス(7着)・秋華賞(17着)にも出走した。
本馬は1歳時の北海道セレクションセールにて1470万円で取引された。
期待度55

●4東8 8R くるみ賞(500万下) 芝1400 良
カホマックス (牝・美浦・相沢郁)
父クロフネ 母ジョリブロンド(トニービン)
1:22:3(上3F34:6)
絶好のスタートからすぐに先頭に立つ。2馬身から3馬身差の単独の逃げとなるが、掛かっており、松岡騎手が手綱を懸命に抑えている。4コーナー手前でやや落ち着き、後続との差が1馬身となる。4コーナーは1馬身差先頭でまわる。直線に入り、しばらくは馬なりで、残り400m過ぎたところで追い始める。残り200mでは、後ろの4頭が横一線に並ぶ2番手争いを尻目に、1馬身差の先頭。残り100mでは、やや差を広げて1馬身半差の先頭。最後の100mで大外のフィールドスピカが伸びてきて、グングンと差が詰まり、最後は1/2馬身差でゴール。最後は詰められたが、何とか逃げ切った。
道中掛かっての逃げなので、直線で余力も無くなるはずだが、最後まで持ちこたえて勝利した。3ヵ月の休み明けに+14sの馬体重だったので、単勝10.6倍の5番人気だった。
上り3Fが11:3-11:3-12:0であり、最後は落ちているが、掛かってのものなので問題は無い。
前走は、最後の1Fが落ちているので評価を低くしたが、今回は落ちても仕方が無い状況であり、折り合えばオープンでもそこそこ勝負になりそうだ。
これで3戦2勝。デビュー戦は福島の芝1200m戦。逃げるが、最後で2頭にかわされて3着だった。前走の未勝利戦は、絶好のスタートから逃げて、最後は詰められながらも、1馬身1/2差で勝った。
未勝利勝ちから3ヵ月。レース振りは大きく前進した。行きたがる気性なので、しばらくは1200m〜1400mのレースが良さそうだ。気性面で成長すれば、まだまだ伸びるだろう。
期待度55(up)

●4京8 3R 2歳未勝利 芝1800 良
アイウォントユー (牡・栗東・梅田康雄)
父ダンスインザダーク 母マッキーアイドル(ロドリゴデトリアーノ)
1:49:8(上3F34:6)
スタートはやや出遅れ。内8番手につける。先頭の1000m通過が1:01:9のペース。このあたりは内ラチ沿い7番手を進む。4コーナーも内7番手、先頭から3馬身の位置でまわる。直線に入ると最内を伸びて、残り300mで3番手。残り200mでバガボンドと共に後続を2馬身引き離し、僅かの差ながら先頭に立つ。残り100mで1馬身差をつけるが、3番手グループからネオヴァンドームが伸びてくる。3馬身ほどあった差がグングン縮まり、最後は3/4差まで詰められたところがゴール。あと20〜30mで抜かれていた勢いだった。
直線までペースが上がらず、直線のみの競馬になった。レースの上り3Fは12:2-11:5-11:5であり、最後に詰められていても、11:5で走っているのでバテた訳ではない。ネオヴァンドームの差し脚を褒めるべきだろう。
それでも、1:49:8-34:6は平凡である。このペースなら、ラストは11:0程度でも良かったと思う。それが出来なかったので、最後は詰められており、再戦があればネオヴァンドームが先着するだろう。
これで3戦1勝。デビュー戦は阪神芝1600m戦。15頭立ての15番人気で13着と大敗。前走は京都芝1800m戦。最後方から最速の上りで伸びて来るが7着。過去2戦が13着・7着だったので、今回は単勝39.5倍の10番人気だった。
母は6戦未勝利馬。ダイヤモンドSを勝ったマッキーマックスが兄(本馬の伯父)という血統だ。繁殖に上がり本馬が初仔である。
期待度45

●3福4 10R きんもくせい特別(500万下) 芝1700 良
テーオーケンジャ (牡・栗東・梅田智之)
父キャプテンスティーヴ 母シースシルエット(ラムタラ)
1:43:1(上3F35:4)
まずまずのスタートから1コーナーは6番手でまわる。向正面も6番手を進み、3コーナーから外を通り差を詰める。4コーナーでは大外4番手でまわり直線へ。すぐに3番手に上がり、残り200mで2番手、先頭のエイシンナナツボシを追いかける。残り100mでかわして先頭に立ち、最後は1/2馬身差でゴールした。
先行集団を見る位置でレースを進め、3コーナーから進出し、直線伸びての勝利。教科書通りの勝ち方だった。
レースの上りは12:1-11:7-11:9であり、可もなく不可もなくという印象だ。今回が初の芝のレースであり、芝の適性を示す事ができた。
これで3戦2勝。デビュー戦は阪神ダート1800m戦。2番手から直線で伸びて、2着に3馬身1/2差をつけての勝利。前走のプラタナス賞(東京ダ1400m)は後方から伸びるが4着止まり。メンバー中最速の上りタイムだった。今回は初の芝ながら、前走が評価されて単勝5.3倍の3番人気だった。
母は3戦1勝。3戦目の未勝利を勝ったが、ダート1800mの競馬で5馬身差をつけて圧勝した。セントライト記念GUを勝ったウインドフィールズが伯父という血統で、母(本馬の祖母)も4勝と活躍した。ラムタラ産駒でNijinskyの2 x 4という強い近親配合である。これが繁殖として良い面に出ているのか、初仔の本馬が早くも2勝してオープン入りである。
本馬は1歳時の北海道サマーセールで840万円で取引された。
母父のラムタラは、種牡馬としては成功できなかったが、母父として頑張ってほしい。日本競馬は欧州血統が活躍しにくい状況になってしまったが、母方の血の中で必ず生きると思う。今のところ母父ラムタラの重賞制覇は、イナズマアマリリス(ファンタジーSGV)のみだが、サンデーサイレンス系と上手く融合できれば、活躍馬も出るだろう。そのような馬の中から、欧州の重賞を勝つような馬の出現を期待したい。
期待度50
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2009年10月31日(土)2歳戦

2009/11/01 17:54
●4京7 2R 2歳未勝利・牝 芝1600 良
カスクドール (牝・栗東・橋口弘次)
父ダンスインザダーク 母キュンティア(Darshaan)
1:34:8(上3F35:9)
最内1番枠から好スタートで、無理すること無くハナに立つ。半馬身差で逃げ、4F通過が46:8のペース。4コーナーも半馬身差先頭でまわる。直線に入るとジリジリと差を広げ、残り200mでは1馬身差。残り100mで2番手が一杯になり下がったので、後続との差が2馬身に広がる。ここで2番手に上がったローザフィオーレが差を詰めてくるが、最後は1馬身3/4差でゴール。単勝2.1倍の1番人気に応えた。
ややハイペースで逃げて、押し切った。上り3Fは11:9-11:8-12:2と、最後もあまり落ちていない。1分35秒を切っているので、時計的にも上々だろう。
ただし、前走も同距離同コースで1:34:9で走っているので、あまり前進がないとも言える。もうワンパンチがなければ上では苦しいだろう。
母は、阪神3歳牝馬SGT2着のキュンティア。通算17戦2勝だが、重賞は7戦した。名種牡馬Kingmamboは従兄妹にあたる血統である。繁殖にあがり本馬は第3仔だが、初仔オディールはファンタジーSGVなど3勝し、桜花賞(12着)・オークス(5着)・秋華賞(9着)にも出走した。
期待度45

●4京7 6R 2歳新馬 芝2000 良
アドマイヤプリンス (牡・栗東・松田博資)
父アグネスタキオン 母プロモーション(ヘクタープロテクター)
2:01:7(上3F34:2)
まずまずのスタートから、1コーナーは外5〜6番手でまわる。2コーナーで外目を上がり、向正面では外3番手につける。先頭の1000m通過が1:02:3のペース。4コーナーは3頭並ぶ中の1番外、先頭から1馬身差の3番手でまわる。直線に入るとすぐに2番手に上がり、先頭のシーキングフェイムを追いかける。残り200mでは半馬身差だが、残り100mの手前で先頭に立つと、そこからグングンと差を広げる。最後は2着に粘りきったシーキングフェイムに2馬身1/2差をつけてゴールした。
ラストの100mでシーキングフェイム以下を突き放す脚は見事だった。レースの上りも11:7-11:4-11:3と加速し、勝ち時計も2:01:7。新馬戦としては上々である。
先頭に立つまでは、やや苦労したものの、先頭に立ってからは本気を出したような走りだった。510sの馬体もまだまだ絞れるだろうし、なかなかの好素質で今後の活躍が期待できそうである。クラシックでの活躍も予感できそうな走りだった。
同じレースで、ドリームジャーニーの弟ジャポニズムも出走していたが、3着に敗れている。残り200mで本馬の外1馬身差まで迫っていたが、残り150mあたりでバランスを崩したのか内へよれてしまったのが痛かった。ただ、これが無くても負けなかっただろう。
母はクイーンSGVを勝ったプロモーション。通算26戦3勝だが、重賞は16戦して1勝。クイーンCGV2着など活躍馬である。桜花賞(7着)・オークス(4着)・秋華賞(12着)にも出走している。繁殖に上がり本馬が第6仔だが、初仔が地方5勝、第2仔3勝、第3仔アドマイヤメインは4勝、毎日杯GV・青葉賞GUを勝ち、ダービー2着・菊花賞3着と活躍した。今年の初めに引退し種牡馬となったが、今シーズン終了後、南アフリカに輸出されている。南アフリカでサンデーサイレンス系が根付くかどうか注目である。
期待度80

●4京7 9R 萩S(オープン) 芝1800 良
コスモファントム (牡・栗東・宮徹)
父Stephen Got Even 母Southern House(Paris House)
1:46:7(上3F35:4)
最内1番枠から好スタートで、内4番手につける。テーラーバートンが2〜3馬身差のハイペースで逃げ、2番手グループが3頭並ぶ中の内々を進む。先頭の1000m通過が58:8のペース。残り600mで一旦5番手に下がるが、4コーナー手前から内ラチ沿いをスルスルと上がり、4コーナーは2馬身差の2番手でまわる。直線に入ってもテーラーバートンの逃げ脚が衰えず、なかなか差が詰まらない。残り200mでは1馬身半差の2番手だが、3番手以下を2馬身以上離している。ここからテーラーバートンの脚が急激に鈍り、残り100mで先頭に立つ。そして、懸命に2着を死守したテーラーバートンに2馬身1/2差をつけてゴールした。
単勝10.2倍の4番人気からの勝利。ハイペースの競馬を4番手につけて、4コーナーでは2番手から進めた。逃げ馬が1600mを1:34:6で通過しているので、本馬も1:34:9あたりで通過しただろう。失速してもおかしくないペースで走りながら、最後までしっかり走った。
レースの上り3Fは11:8-11:7-12:1なので、本馬は11秒台を並べたと思われる。
勝ち時計1:46:7は、6年前の同レースでスズカマンボがマークしたレコードと同タイムである。スズカマンボはその後、ダービーは5着。古馬になり、天皇賞・春GTを勝っている。
これで5戦2勝となった。デビュー戦から3戦はダートを使い、3着・3着・1着。未勝利を脱出したこの3戦目は札幌のダート1700m戦であり、中団からレースを進め、4コーナー手前からまくるように上がり、最後は5馬身引き離しての圧勝だった。前走の野路菊Sが初の芝となり、2番手でレースを進め、リルダヴァルの2着に健闘。2馬身1/2差で負けたものの、3着を引き離しながらのゴール。3着馬には1馬身1/4差をつけた。
リルダヴァルは別格とすると、前走も好レースであり、芝で2戦連続好レースをした事になる。時計的にもレース振りも優秀で、これからも活躍が期待できるだろう。
本馬はアメリカ産の外国産馬であり、ビッグレッドファームがケンタッキー・セレクテッドイヤリングスにて5万ドルで落札した。
父Stephen Got EvenはA.P. Indy産駒なので、Seattle Slewの孫である。アメリカで11戦5勝。ドンHGT,ギャラリー・ファーニチャー・ドットコムSGUを勝っている。日本では現在まで10頭の産駒が出走し、本馬を含めて5頭が勝ちあがっているものの、2勝馬2頭以外はすべて1勝である。現2歳では、本馬のほかにエーシンガレオンが勝ち上がっている。
母Southern Houseは、レジーナエレナ賞(イタリアGU)2着のほか、計6勝した馬だ。
期待度70

●3福3 2R 2歳新馬 芝1800 良
マイネルレイン (牡・美浦・鹿戸雄一)
父ロージズインメイ 母ミスクラブアップル(Seattle Slew)
1:50:2(上3F35:6)
まずまずのスタートから、無理することなく先頭に立つ。そのまま半馬身差で逃げる。1000m通過が1:03:2のペースだが、ここで中団から進出してきたコスモウィズユーが絡んできたためにペースを上げる。4コーナーは1馬身半差先頭でまわる。直線に入ると、後続をなかなか引き離すことが出来ずに、残り200mでも1馬身半の差。このあたりで2番手に上がったユニオンスクエアが追いかけてくるが、ここから3番手以下との差が広がって行く。残り100mあたりで、ユニオンスクエアとの差を広げるが、ゴール前でまた差が縮まり、最後は1馬身1/4差でゴールした。
鮮やかな逃げ切り勝ちだった。ラップを見ると13:4まで落としたり11:4に上げたりと、変幻自在の逃げだった。
レースの上り3Fは11:8-11:7-12:1であり、偶然だが上記の萩Sと同じである。最後は12秒台とさすがに落ちたため、全体としても1分50秒は切れなかった。ただし、2〜3着は3馬身差であり、3着以下との能力差は歴然である。
開催3日目なので悪い馬場ではないが、50秒が切れなかった。福島開催の新馬戦ということで、ややレベルも低かったと思う。中央開催での500万では苦しいレベルだろう。
新種牡馬ロージズインメイ産駒、これで6勝目(6頭)だ。残念ながらまだ2勝馬は出ていない。
母はカナダ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで走り未勝利。繁殖に上がり、本馬が日本での第9仔だが、初仔が1勝、第2仔2勝、第3仔1勝、第4仔1勝、第5仔地方5勝、第6仔地方2勝、第7仔クリールトルネード(牡4歳)は現役で2勝と活躍中だ。これで産駒JRA8勝目(6頭)であり、地味だがコンスタントに活躍馬を出す繁殖牝馬である。
期待度45
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2009年10月25日(日)2歳戦

2009/10/25 22:15
●4東6 2R 2歳未勝利 芝2000 稍重
リリエンタール (牡・美浦・藤沢和雄)
父Montjeu 母Anna Monda(Monsun)
2:05:5(上3F34:1)
ゲートの出はまずまずだが、ダッシュが悪く後方からの競馬となる。2コーナーでは後ろから3頭目の10番手につける。先頭の1000m通過が1:03:6のペースとなるが、このあたりは最後方を進んでいる。4コーナーは外から2頭目、10番手でまわる。直線に入ると、バラけた馬群の中を通って上がり、残り400mでは6番手。更に伸びて、残り200mでは3番手に上がり、2馬身前を行く2頭を追いかける。残り100mで1馬身半差。残り50mで2番手に上がり、ゴール前でメジロジェラルドをとらえてクビ差でゴール。キッチリと差し切り、単勝1.7倍の1番人気に応えた。
府中は昨晩より小雨か曇りで、馬場も稍重となった。馬場状態は昨日までとは大きく異なり、あまり時計は出ない上、スローペースだったので2:05:5は特に問題は無いだろう。
スタートで遅れて、スローペースの競馬を後方待機。2・3着が先行した馬というレースで後方から差してきた。当然、クビ差以上の実力差はあるだろう。
ただし、レースの上りは11:6-11:5-12:0と、最後が急激に落ちている。12:0は逃げて2着のメジロジェラルドのタイムでもあるが、この馬がバテたことで勝てたという見方も出来る。
これで3戦1勝だが、3戦とも1番人気で、2着・2着と惜敗が続き、今回はキッチリと勝ちあがった。デビュー戦は中山の芝1800m戦。超スローペースの直線勝負の競馬となり、ゴール前でモンテエンにかわされた。2戦目は東京の芝2000m戦。中団から直線伸びて来るが、マイネテレジアに1馬身1/2差及ばず2着。それでも2:01:9の好タイムで走っている。
アイルランド産の外国産馬であり、エルコンドルパサーのライバルMontjeuの産駒だ。
日本でのMontjeu産駒は、現在まで19頭が出走し、これが14勝目(7頭)である。サトノコクオー(牡5歳・現役)がマーチSGV3着しているが、まだ重賞勝ち馬は出ていない。
母はドイツ・イタリアで4勝。ヴィトリオディカプア賞(伊GT)・独1000ギニーGU,オイロパマイレ大賞(独GU)を勝っている。現役時代は社台ファームが所有。繁殖に上がり本馬を生んだ後、Galileoを受胎して輸入された。したがって今はカタカナの表記でアンナモンダ。馬名は日本語なのだろうか。ちなみに、母・祖母・曾祖母と4代連続で「Anna○○」である。
期待度50

●4京6 5R 2歳新馬 芝1800 良
ローズキングダム (牡・栗東・橋口弘次)
父キングカメハメハ 母ローズバド(サンデーサイレンス)
1:48:9(上3F33:9)
好スタートから、内4〜5番手につける。終始、内ラチ沿いを折り合って進む。先頭の1000m通過が1:02:5のペース。4コーナー手前で内ラチ沿いを上がり、4コーナーのカーブで逃げたラブファイナルが外によれたことで、内から先頭に立つ。残り400mで早くも1馬身半のリードだが、外からヴィクトワールピサが伸びてくる。残り200mでも1馬身半差だが、3番手以下を離していく。残り100mでは2馬身差に広げるものの、小牧騎手が勝利を確信したためか手綱を抑え、差が急激に縮まり、最後は3/4馬身差でゴールした。
流すのがやや早かった気もする。少し危なかった。多分、余力もそれ程なかったのだろうが、2〜3着は5馬身も離れているので圧勝といえるだろう。
レースの上り3Fは11:6-11:3-11:3で、あれだけ流しても上り33秒台である。能力はかなり高そうだ。
昨年、新種牡馬ながら2歳リーディングサイヤーとなった父キングカメハメハだが、勢いは今年の2歳馬も健在で、本日は3勝した(京都2R・本馬・下記かえで賞)。本日終了時点で12勝(11頭)である。ちなみに昨年は25勝(23頭)。どこまで迫れるか注目したい。
母はフィリーズレビューGUを勝ち、オークス2着・秋華賞2着・エリザベス女王杯2着と大活躍したローズバド。古馬になってもマーメイドSGVを勝つなど活躍し、26戦3勝で引退した。2・3着が多く、2着はGT3回・GU1回・GV1回、3着はGU2回・GV1回と、常に善戦していた馬である。母(本馬の祖母)ロゼカラーのほか、叔父にロサード・ヴィータローザ、弟(本馬の叔父)にローゼンクロイツなど、一族には重賞勝ち馬が多い。繁殖に上がり本馬が第3仔だが、初仔ローズブランカ(牝4歳)は現役で3勝、第2仔ローズリパブリック(牡3歳)は現役で1勝と活躍中だ。
期待度70

●4京6 8R かえで賞(500万下) 芝1400 良
コスモセンサー (牡・栗東・西園正都)
父キングカメハメハ 母ケイアイバラード(リヴリア)
1:20:7(上3F35:2)レコード
好スタートから2番手あたりにつける素振りも見せるが、3頭の争いになったので抑えた。一旦5番手につけて、その後7番手に下げた。4コーナーは外6番手でまわるが、先頭からは4馬身ほどの差がある。直線に入り大外で懸命に追うが、残り200mではまだ5番手。ここで逃げたエーシンダックマンが失速し、残り100mで4頭が並ぶ中、一番外にいる。その後、3頭の争いとなり、ゴール前はフェブスカイとの争いに絞られて、最後は頭差先着してゴールした。
勝ち時計1:20:7は、3年前にカノヤザクラがマークしたレコードを0:1更新した。1000m通過が56:2、1200mが1:08:1という乱ペースが、レコードタイムをもたらしたようだ。
レースの上りは11:5-11:9-12:6であり、逃げ馬の失速具合がよくわかる。中団から脚をためたことが良かったようだ。
これで4戦2勝。デビュー戦は新潟芝1600m戦。スローペースでの逃げ切り勝ちだった。その後、新潟2歳SGVは3番人気ながら13着と大敗。前走のききょうSも、2番手から直線は伸びず4着だった。そして今回は単勝25.8倍の7番人気。この人気薄から、脚質の転換ができたのだろう。
1400mで結果が出たので、しばらくは1400m前後を使ってくるだろう。したがってダービー馬を探す本ブログには、あまり関係ないところが活躍の場になりそうだ。
父キングカメハメハは上記の通り12勝目(11頭)となった。今年度産駒初の2勝馬である。母父サンデーサイレンスが多いというイメージだったが、この11頭中では3頭だけである。調べてみると母父サンデーサイレンスは意外な程少ない。
期待度60(up)
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2009年10月24日(土)2歳戦

2009/10/24 20:58
●4東5 4R 2歳新馬 ダ1600 良
エースインザホール (牡・栗東・白井寿昭)
父スペシャルウィーク 母グローバルカード(キャロルハウス)
1:40:6(上3F38:3)
好スタートから先頭へ。半馬身〜1馬身差で逃げる。4F通過が49:2のペース。4コーナーも1馬身差先頭でまわる。直線に入ると後続を引き離し、残り400mでは馬なりのまま2馬身のリード。残り300mでは岩田騎手が後ろを確認する余裕で、残り200mでは5〜6馬身差に広げる。軽く手綱を動かす程度だったが、最後の1Fは持ったままで、やや差は縮まるものの、最後はビレッジペガサスに6馬身差をつける圧勝でゴール。強い競馬だった。
ダートが得意なのか、それとも能力が高いのか。他馬をまったくよせつけなかった。ほとんど追っていない上り3Fは12:9-12:5-12:9であり、追えばもっと引き離したと思われる。
栗東での追い切りの動きが良く、1.5倍の圧倒的な1番人気だった。当初、陣営は芝でのデビューを考えていたが、調教で乗った岩田騎手の進言でパワーを生かせるダートでデビューしたようだ。それでも直前まで迷い、東京ダ1600mならスタート直後の芝の部分で、その走りも確かめられることから、ダートでのデビューに決まったようだ。
ここまでの圧勝なら、次もダートだろうか。スペシャルウィーク×キャロルハウスということで、どこかで芝も使うだろう。そのときどんな走りをするのか。次がダートのレースでも、チェックはしておきたい。
母は3戦未勝利。グローバルダイナ(阪神牝馬特別など重賞を3勝、宝塚記念3着・エリザベス女王杯3着)の産駒である。また、プリサイスマシーン(スワンSGU・GV3勝)は甥(本馬のいとこ)という血統だ。繁殖に上がり本馬が第6仔だが、第2仔1勝、第3仔シュウザンゴールド(牡5歳)は現役で1勝、第5仔フライトマイル(牝3歳)も現役で1勝と活躍中だ。
本馬は当歳時北海道オータムセールにて1375万円で取引された。
期待度55

●4東5 5R 2歳新馬 芝1800 良
レッドバリオス (牡・栗東・角居勝彦)
父Dynaformer 母アドヴァーシティ(Seeking the Gold)
1:50:4(上3F34:5)
まずまずのスタートから11番手につける。3コーナー手前で12〜13番手に下がるが、残り800m手前で馬群の中を通り差を詰める。先頭の1000m通過が1:02:0。4コーナー手前で馬群がギュッと詰まり、思うように押し上げられず、4コーナーは、外目で馬群の後ろ14番手でまわる。直線に入ると、前も外も詰まり抜け出る場所がなく、残り400mでも14番手。残り250mで外にいた馬が前に行ったところで外に出し、残り200mの手前でようやく追い込み態勢が整うものの、まだ14番手。しかし、残り200mから素晴らしい脚を繰り出し、残り100mでは3番手に上がり、そこままの脚で一気に先頭に立つ。最後はイチブンに1/2差をつけてゴール。派手な競馬でデビュー戦を飾った。
スローペースの競馬を、残り200mから差し切り勝ち。4コーナーから残り200mまでは、とても届かないような位置にいた。前が止まらない流れの中で、この馬だけが動いているような差し脚だった。
レースの上り3Fが11:9-11:7-11:7なので、ラスト1Fは11秒そこそこで走ったようだ。勝ち時計1:50:4も上り34:5も平凡だが、最後の1Fを見ると、この馬の能力の高さが窺える。上のクラスでの走りも楽しみである。
父DynaformerはRobertoの仔。血統構成はブライアンズタイムに近い。2006年ケンタッキーダービー馬Barbaroの父。骨折後大手術を行ったBarbaroは残念ながら2007年に亡くなった。父にとっては貴重な後継種牡馬を失ったが、高齢でもいまだに活躍馬を出している。産駒の日本馬は、ドラゴンウェルズ(牡6歳・5勝現役)がGV2着2回など活躍中のほか、クレバーフォーマー・エイシンハンプトンがそれぞれ5勝、エーシンコンファー(牝4歳・現役・期待度50)が3勝しているが、重賞勝馬はまだ出ていない。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。種牡馬アジュディケーティングは伯父にあたる血統だ。アメリカで3戦未勝利(2・2・3着)。繁殖に上がり、第2仔の本馬を受胎した後に輸入された。
期待度60

●4東5 9R いちょうS(オープン) 芝1600 良
トーセンファントム (牡・栗東・松田国英)
父ネオユニヴァース 母バースデイローズ(トニービン)
1:34:9(上3F34:0)
好スタートからすぐに抑えて、10〜11番手につける。3コーナーは12番手でまわる。先頭の4F通過が47:8のペース。4コーナー手前で、不利を受けたのか内田騎手がやや立ち上がる場面もあったが、流れには乗れている。4コーナーは外から3頭目、12番手でまわる。直線に入ると前が壁になり開くのを待つ形になる。残り400mでは、外目の馬群の中10番手あたりにいる。残り250mで外が開いたので進路を変え、残り200mでは5番手。残り100mで前の4頭か横一列に並ぶが、その4頭の外をグーっと伸びて、残り50mで先頭に立つ。そして激しい2着争いを制したアーバンウィナーに1馬身1/4差をつけてゴールした。
残り200mからの差し脚は素晴らしく、直線でもう少しスムーズに抜けていたら、もっと楽に勝てていたと思われる競馬だった。他馬との力の差は、着差以上だろう。
レースの上り3Fは11:6-11:5-11:6であり、この中を差しきっている。上記5Rのレッドバリオスと同じような競馬だったが、オープンで距離が短いこちらのほうが、時計内容は上である。
これで2戦2勝となった。前走の新馬戦は阪神の芝1600m戦。3番手を追走し、4コーナーは2番手で直線競り勝った。『この1走でどこまで良くなれるかが次走への鍵である。』と書いているが、今回は輸送減りも含めて、−10sと絞っての出走。時計的にも内容的にも前進したというレースだった。札幌2歳S3着のアーバンウィナーに完勝したという事は、実力も重賞級かもしれない。1600mで連勝したが、1800m・2000mも走らせてほしい。
ネオユニヴァース産駒、今世代初の2勝馬であり、これで6勝目(5頭)。2年目でも勢いは衰えそうにない。
記事を書いた東京4R・5R・9Rだが、どれも関西からの遠征馬が勝った。もう少し関東馬にも頑張ってほしいと思う。
期待度65(up)

●4京5 3R 2歳未勝利 芝2000 良
レッドスパークル (牡・栗東・藤岡健一)
父ニューイングランド 母クリスタルコーラル(ヘクタープロテクター)
2:01:0(上3F35:8)
スタートは出遅れ、1馬身の不利。ただし、内の馬たちが好スタートで前に行ったため、前がポッカリあき、押して押して上がり、1コーナーでは最内6番手につけることができた。向正面も内ラチ沿い5〜6番手を追走。先頭の1000m通過は1:00:1のペースとなる。残り800mからペースが速くなるが、内ラチ沿いを楽な手ごたえで追走。残り500mあたりから内を嫌ってか徐々に外へと進路を変え、4コーナーは馬群の真ん中7番手でまわる。直線に入ると、更に外に進路を変えて、8番手となる。残り200m手前で一番外に出し、5番手にあがる。そして大外を伸び、残り100mでは2番手となり、先頭のカネトシパサージュを追いかける。2頭が馬群を引き離す形となり、残り50mあたりでかわして先頭に立つと、1馬身1/4差引き離してゴール。強い競馬だった。
2着との差は1馬身1/4だが、3着とは4馬身1/4差である。この差を最後の100mだけでつけてしまった。もし2着馬がいなかったら、「圧巻の伸び」という結果である。
レースの上りは12:0-12:4-11:7であり、最後の1Fが1番早い。出遅れと4コーナーから外に出していく間のロス等考えると、スムーズなら2分00秒台だっただろう。時計もレース振りも価値が高いと思う。
5戦目の初勝利なので、5戦1勝となった。初戦は札幌の芝1200m戦で5着。2戦目3戦目は札幌芝1800m戦で3・4着。そして、前走は京都の芝1800m戦であり、内から鋭く抜けるものの、外から伸びたエイシンフラッシュとの叩き合いにクビ差敗れて2着だった。内ラチ沿いを進み、抜け出すときに前が邪魔になったロスの分だけ負けたようだ。それでも、ラスト150m程で後続に3馬身1/2差をつけた力が評価されて、今回は単勝2.2倍の1番人気だった。
父ニューイングランドは、サンデーサイレンス産駒のマイナー種牡馬。それでもラジオNIKKEI賞GV勝ちのレオマイスター(牡4歳現役・期待度50)を出し、今年の2歳もフローライゼ(期待度35)が新潟2歳Sで2着と好走している。
母は未出走馬。桜花賞馬キストゥヘヴンが妹(本馬の叔母)という血統である。繁殖に上がり本馬が第6仔だが、初仔が地方1勝、第2仔が1勝、第3仔が地方5勝、第4仔が地方2勝と、産駒は地方競馬での活躍が目立つ。
本馬は1歳時の北海道サマーセールにて472万円で取引されている。
期待度55
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2009年10月18日(日)2歳戦

2009/10/18 20:59
●4東4 3R 2歳新馬 芝1800 良
ヒシカツジェームス (牡・美浦・久保田貴)
父アグネスタキオン 母ザラストドロップ(ヤマニンスキー)
1:52:5(上3F33:5)
スタートで出遅れて1馬身程度の不利。押して押して上がっていき、5番手につける。3F過ぎてからペースが緩くなり、行きたがる素振りも見せる。4F通過あたりで抑えきれない馬達が外を上がっていくが、ジッと我慢し、何とか折り合っている。先頭の1000m通過が1:05:7。4コーナーは外6番手でまわる。直線に入るとすぐに追い出し、残り400mでは5頭が横に並ぶ中、外から2頭目を伸びて、僅かながら先頭に立つ。残り200mでは内のロードターゲットと共に抜ける形となり、クビ差程のリード。そこからジリジリと差を広げ、最後は1馬身1/4差をつけてゴールした。
超スローペースの競馬となった。レースの上り3Fは11:8-10:9-11:3であり、道中の我慢比べと直線の切れでの勝負となった。
ペースが落ちた時に行きたがる素振りもあったが、よく我慢した。勝ち時計は平凡だが、33秒台で上っているので合格点だろう。速いペースの競馬に対応できるかが今後の課題である。次はどんなレースをするのか、時計の裏づけが無いものの、未知の魅力がある馬だ。
このレースには、ダイワメジャー・ダイワスカーレットの弟という良血馬シャガールが単勝1.5倍の圧倒的な人気を集めており(5着)、その中で単勝3.4倍の2番人気だった。3番人気が14.1倍ということなので、この馬も相当の人気を集めていたと言ってよいだろう。
母は27戦3勝の活躍馬。ダ1200m(2勝)と芝1400mで勝っている。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、初仔が1勝、第2仔トーセンマキシマム(牡5歳)は現役で2勝、第3仔ティアップドラゴン(牡4歳・期待度55)は現役で1勝と、4頭の産駒すべてが勝ち星をあげている。
本馬は当歳時のセレクトセールにて2730万円で取引された。
期待度60

●4東4 4R 2歳新馬 芝1600 良
レッドクロス (牡・美浦・藤沢和雄)
父ブライアンズタイム 母ジョウノヴィーナス(サンデーサイレンス)
1:35:6(上3F34:4)
スタートは出遅れて、約1馬身の不利。後方2頭目からの競馬となるが、1F手前から内をスルスルと上がり、6番手につける。更に3F〜4Fにかけて外を上がり、外4番手につける。先頭の4F通過が47:9のペース。4コーナーも外4番手でまわるが、先頭との差はほとんどない。直線に入ると、馬なりのまま残り400mで先頭に立つ。内でアルトラプソディが粘り、2頭が抜け出す形となるが、手ごたえが全然違う。残り200mではクビ程の差だが、ここから追い出して引き離しにかかる。手ごたえほどは、なかなか離せず、残り100mあたりでもクビ差のままである。ここから徐々に差を広げ、最後は1馬身1/4差をつけてゴールした。
出遅れた後、多少脚を使ったが、レースがスローだったので、それ程問題にならなかった。先団に取り付いてからは、馬なりで先頭。そして2着馬を引き離しての勝利。なかなか強かった。
ただし、一旦は3馬身ほど離していた3着以下の馬達にも、最後は差を詰められている。レースの上り3Fは11:5-11:3-11:9であり、ラスト1Fはバテていたようだ。
スタートを決めて、序盤から楽に追走できれば、終いもしっかり走れたのだろう。444sの牡馬で、キッチリ仕上がっていたようなので、次走の上積みとなるとどうだろう。ただ、今日のような出遅れなどが無ければ、上位争いは可能だと思う。
ブライアンズタイム×サンデーサイレンスの組み合わせという血統。同じHail to Reaso系の組み合わせで、3×4という近親配合になる。同系の配合ということで、このパターンはそれ程多くない。ワイルドワンダー(牡7歳・現役・根岸SGV・プロキオンSGV・アンタレスSGV)が唯一のJRA重賞勝ち馬である。ちなみに逆パターンではサンライズペガサスがGUを3勝している。
母は27戦5勝の活躍馬。芝1600〜2000mとダ1700mで勝っている。京王杯SCGUとGV2勝のウインラディウスが兄(本馬の伯父)という血統だ。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔は未勝利で引退した。
期待度50

●4東4 9R サフラン賞(500万下・牝) 芝1400 良
アニメイトバイオ (牝・美浦・牧光二)
父ゼンノロブロイ 母レーゲンボーゲン(フレンチデピュティ)
1:21:5(上3F34:2)レコード
まずまずのスタートから外8番手につける。2Fあたりから外を通り差を詰めて、4コーナーは外から2頭目の7番手でまわる。直線に入ってもしばらくは馬なりのまま7番手を追走。残り400m過ぎから追い出し、残り200mでは3番手。残り100mで2番手に上がると、先に抜け出したグローリーステップを追いかける。1馬身あった差が徐々に縮まり、ゴール前30mあたりでかわして先頭。そしてクビ差離してゴールした。
中団から競馬を進め、直線で差し切り勝ち。勝ち時計1:21:5はレコードタイムである。昨年11月にストロングガルーダがマークしたレコードを0:1更新した。
これで4戦2勝となった。デビュー戦は札幌の芝1500m戦。後方から差を詰めてくるが5着。2戦目は札幌芝1800m戦。ゴール前伸びるが3着。3戦目の前走は中山芝1600m戦。ハイペースの競馬になり、内々の好位を追走。直線内ラチ沿いを抜け、1:34:4の好タイムで勝った。
2戦連続で好時計での勝利である。力のいる洋芝より、時計の出る軽い馬場が合っているのだろう。
父ゼンノロブロイ産駒では初の2勝馬となった。これで産駒は6勝目(5頭)である。
好時計だが、小粒なメンバー構成だった。これから続々とデビューしてくる実力馬に、どこまで対抗できるかというレベルだろう。
母は4戦1勝。兵庫ジュニアグランプリGVを勝ったエースインザレースは兄(本馬の伯父)という血統だ。繁殖に上がり本馬が初仔である。
期待度55

●4京4 4R 2歳新馬 芝1600 良
ダノンスパシーバ (牡・栗東・佐々木晶)
父フレンチデピュティ 母レースカム(Mr. Prospector)
1:35:2(上3F34:2)
やや立ち遅れぎみのスタート。内8番手につける。先頭の4F通過が48:1のペース。4コーナーは内7番手、先頭から2馬身半の位置だが、内ラチ沿いで馬群に包まれた位置でまわる。直線に入ると、内を上がり、馬群もバラけたのでやや外に出す。残り200mでは5番手で、狭いところをこじ開けるように伸びる。馬群を抜けると、残り100mで一気に先頭に立つ。外からネオヴァンドームが伸びてきて2番手に上がるが、それに1馬身1/2差をつけてゴールした。
スローペースの競馬となり、狭い所を抜けての快勝。素晴らしい根性と瞬発力を見せた。スムーズならばもっと楽勝だったと思われる。
レースの上り3Fが11:8-11:7-11:3と加速している。特にラスト1Fは11:3であり、それを差し切った。残り200mで先頭との差は1馬身半〜2馬身だったので、本馬はラスト1Fを11:0〜11:1程度で走った計算である。
デビュー戦からなかなかの好レースを見せて、単勝2.9倍の1番人気に応えた。レース振りを見ると、上のクラスでも十分にやれそうであり、次はどんなレースをするのか楽しみである。
デビュー戦を勝ち、芙蓉Sは4着に敗れたダノンハラショーの「ハラショー」も、本馬の「スバシーバ」もロシア語である。スパシーバ(ありがとう)、ハラショー(素晴らしい)と言う意味であり、ロシア語を勉強すると最初に習う。ダノックスのロシア語コンビが、今後どんな活躍をするのだろうか。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。種牡馬スキャンが兄(本馬の伯父)であり、Caerleonが伯父という良血だ。繁殖に上がり本馬は日本での第9仔だが、第2仔が6勝、第3仔はJRA4勝・地方1勝、第4仔1勝、第5仔インカム(騸7歳)は現役で地方6勝・JRA障害3勝、第6仔ダノンジュンコウ(牡6歳)も現役で2勝と活躍中だ。
期待度60
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2009年10月17日(土)2歳戦

2009/10/17 17:49
●4東3 3R 2歳未勝利 芝1800 良
オルレアンノオトメ (牝・美浦・武市康男)
父チーフベアハート 母マイネカプリース(タヤスツヨシ)
1:47:6(上3F35:4)
好スタートから、ポジション争いでややゴチャゴチャするが、3Fあたりで外5〜6番手につける。3Fまではペースが速くなり、その後は落ち着くものの先頭の1000m通過は59:6。このあたりでは外4番手につけている。4コーナーは外目3番手でまわり、直線に入ると馬なりのまま先頭に並びかける。残り400mで先頭に立つと、ここから追い出しにかかり、後続を引き離す。残り200mでは1馬身半のリード。馬群を縫って2番手に上がったコスモネモシンが追いかけてくるが、残り100mでも1馬身半のリード。ここから差を詰められ、最後は1/2馬身差となったところがゴールだった。
最後の1Fはややフラついて走り、何とか粘りきったという競馬だった。ただ、ゴール前で差が詰まったものの、3着以下の馬との差は変わっていないので、コスモネモシンの伸び脚が良かったと考えてよいだろう。
レースの上り3Fは11:8-11:6-12:2であり、ラストが落ちているが、ハイペースを先行集団にいてのものなので問題はない。単勝6番人気17.0倍からの勝利であり、2着馬も7番人気、馬番連勝複式は16260円と馬券的には荒れた競馬だった。
1:47:6の時計はまずまずだが、これが一杯一杯なら、上では苦しいだろう。走りを見ているとこれが精一杯のような気もする。
これで4戦1勝となった。新潟芝1400m新馬戦でデビューし7着後、ダリア賞に格上げ挑戦して0:7差の6着。前走は新潟芝1800m戦で4着。特に見所の無いレースが続いたので今回は6番人気だった。
母は21戦3勝の活躍馬。3歳1月の寒竹賞(芝1200m)を勝ち、桜花賞にも出走し5着だった。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔は未勝利で引退している。
期待度40

●4京3 11R デイリー杯2歳S(JpnU)芝1600 良
リディル (牡・栗東・橋口弘次)
父アグネスタキオン 母エリモピクシー(ダンシングブレーヴ)
1:33:7(上3F33:8)
好スタートから抑えて9番手につける。先頭の4F通過がの46:8ペース。残り600mから大外をまわり差を詰めて、4コーナーは先頭から5〜6馬身差の大外11番手でまわる。直線に入ると大外から鋭く伸びて、残り300mで6番手に上がる。残り200mで5番手に上がると、更に加速したように伸びて、残り50mで2番手に上がり、先に抜けたエイシンアポロンを追う。そしてゴール前でとらえると、クビ差離してゴール。鮮やかな差し切り勝ちをきめ、単勝2.9倍の1番人気に応えた。
後方からの鋭い追い込みでの快勝。着差以上の力の差を感じた。レースの上りが11:7-11:4-11:8であり、これを後方から差しきっている。
これで3戦2勝。デビュー戦は小倉の芝1800m戦。2番手でレースを進めるが、直線は伸びずに7着に敗れた。前走の未勝利戦は阪神の芝1600m戦。4番手でレースを進め、4コーナー2番手から直線で抜け出し、2馬身差ながら余力を残しての圧勝だった。
デビュー戦の1800mで敗れたことで、マイルを使い連勝。このあとマイル路線を進むのだろうか。1800mの敗戦は距離とは無関係と思われるので、1800m・2000mと距離を伸ばしてほしいと思う。エリザベス女王杯を勝ったエリモシックの甥という血統であり、朝日杯ではなくラジオNIKKEI杯を目標にしてほしい。
期待度75(up)
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2009年10月11日(日)2歳戦

2009/10/12 18:05
●4東2 3R 2歳新馬・牝 芝1600 良
ブルーミングアレー (牝・美浦・小島茂之)
父シンボリクリスエス 母プリンセスオリビア(Lycius)
1:35:0(上3F34:1)
まずまずのスタートから外10番手につける。2F過ぎたあたりから外目を押し上げて、3コーナーは7番手でまわる。先頭の4F通過が47:2のペース。4コーナーは大外7番手、先頭から3馬身程の位置でまわる。直線に入り残り400mでは4番手にあがり、残り300mあたりで一気に先頭に立つ。残り200mでは1馬身差だが、残り100m手前から後続を引き離し、最後は手綱を抑えてのゴール。2着に粘りきったイイデサンドラに3馬身1/2差をつける圧勝だった。
道中は中団を進み、3コーナーから徐々に進出。4コーナーは7番手だが、直線でしっかりと伸びた。
レースの上り3Fは11:7-11:6-11:6であり、ゴール前で抑えなければ1分34秒台も出ただろう。なかなか強い競馬をしたので、次走が楽しみだ。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで3勝している。繁殖に上がり、トラヴァーズSGTを勝ったフラワーアリー(種牡馬)を生んでいる。キーンランドセールに上場され、社台ファームが落札、本馬は日本での初仔である。
期待度60

●4東2 5R 2歳新馬 芝1800 良
ミッションモード (牡・美浦・藤沢和雄)
父Galileo 母Royal Fantasy(Monsun)
1:50:1(上3F34:2)
やや立ち遅れぎみのスタート。徐々に押し上げて外6番手につける。先頭の1000m通過が1:02:4のペース。このあたりは外5番手に上がっている。4コーナーは外から2頭目の4番手でまわる。直線に入るとすぐに差を詰め、残り400mで先頭に並び、その後先頭に立つ。残り300mで1馬身差抜け出し、残り200mでは1馬身半、残り100mでは2馬身以上引き離す。ここで2番手に上がったハンソデバンドが勢いよく伸びてきて、最後は1馬身1/4差まで詰まりゴール。
最後は詰められてはいるが、バテたというより、ハンソデバンドがよく伸びたというゴール前だった。
スタートで後手を踏んだが、道中で徐々に押し上げて、直線伸びた。レースの上り3Fは11:9-11:1-11:6であり、残り400〜200mで脚をつかったようだ。
本馬はアイルランド産の外国産馬である。
父Galileoは英ダービーGT・愛ダービーGT・キングジョージ6世&クイーンエリザベスSGTなどGT3勝の名馬。GT6連勝中のSea The Starsの兄である。産駒は現在まで6頭がJRAで出走したが、このうち本馬を含め3頭が勝っている。またJRA未勝利のうち2頭が地方で勝っている。
母は独セントレジャーGUなど4勝。ヴェルメイユ賞(仏GT)2着などがある。父(本馬の祖父)Monsunはドイツのチャンピオンサイアーだ。
藤沢和雄厩舎期待の外国産馬が1勝目をクリア。この後どんな成長を遂げるか楽しみである。
期待度55

●4京2 3R 2歳未勝利 芝2000 良
エイシンフラッシュ (牡・栗東・藤原英昭)
父King's Best 母ムーンレディ(Platini)
2:02:2(上3F34:9)
好スタートから無理には行かず、1コーナーは外7番手でまわる。向正面に入っても7〜8番手を進む。先頭の1000m通過は1:01:7のペース。4コーナーは馬群の真ん中6番手でまわる。直線に入るとなかなか前が開かないが、残り200m手前で強引に押し開けるようにして伸び、残り200mでは3番手、そしてすぐに先頭に立つ。しかし、内から伸びたレッドスパークルが並んできて、2頭の追い比べとなる。一旦は先頭を譲ったようにも見えたが、盛り返し、最後はクビ差でゴール。後続は、この2頭に離されてしまい、2〜3着は3馬身1/2差だった。
道中は中団を折り合って進み、直線は狭いところを抜ける根性を見せた。また、レッドスパークルとの叩き合いも制して勝利。収穫は多々あったと思う。
スローペースでの直線勝負の競馬。レースの上り3Fは11:9-11:8-11:6と加速している。まだまだ余裕はあったのだろう。
良いレースをしたが、大物感となると疑問であり、2勝目は苦労するかもしれない。ただ、これから順調に成長し、クラシック戦線に乗ってくるようなら、この勝負根性は大きな武器になると思う。
これで2戦1勝。前走の新馬戦は7月の阪神芝1800m戦。中団でレースを進め、直線はジリジリ伸びてはいるものの6着に敗れた。今回は3ヵ月の休み明けだが、−8sと絞って出走した。
父King's Bestは英2000ギニーGTの勝ち馬。凱旋門賞馬アーバンシーの弟なので、上記ミッションモードの父Galileoの叔父、そして現在活躍中のSea The Starsの叔父にあたる。産駒は現在まで10頭がJRAで出走。この内本馬を含めた4頭が勝っているが、4勝馬が2頭とそこそこの活躍馬も出している。
母はドイツ産の輸入繁殖牝馬。ドイツで5勝、アメリカで1勝し、独セントレジャーGU、ロングアイランドHGU、ドイツのGVを2勝した。社台ファームがタタソールズディセンバーセールで落札し、お腹にいた仔が本馬である。ちなみに、現1歳がアグネスタキオン産駒、現当歳がディープインパクト産駒と、社台期待の種牡馬が配合されている。
期待度50

●4京2 5R 2歳新馬 芝1600 良
タガノパルムドール (牝・栗東・宮徹)
父チーフベアハート 母タガノピアース(ダンスインザダーク)
1:34:4(上3F34:9)
まずまずのスタートから9番手につける。先頭グループ8頭が一団となり、1馬身離れて追走する形。先頭の4F通過が46:8のペース。このあたりから先団グループがバラけてくる。3〜4コーナー中間から大外をまわり差を詰めて、4コーナーは先頭から3馬身差の7番手でまわる。直線に入ると、大外で伸び脚よく、残り200mで3番手に上がり、残り100mで先頭に立つ。ルクールダンジェが食い下がるが、これも振り切って、最後は1馬身3/4差をつけてゴール。まだまだ差を広げる勢いだった。
46:8-58:5とハイペースの競馬。1200mが1:10:5、1400mを1:22:4で通過しているため、最後は各馬バテている。レースの上り3Fは12:0-11:9-12:0なので、本馬はラスト1F11秒台で走っているだろう。時計の出る馬場ではあるが、デビュー戦で1分34秒台前半は優秀だ。
母は未出走馬。繁殖に上がり本馬が第5仔だが、第2仔が4勝、第3仔タガノエルシコ(牡4歳)は現役で4勝、日経新春杯GU3着など活躍中だ。
期待度50
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2009年10月10日(土)2歳戦

2009/10/12 12:32
●4東1 3R 2歳未勝利 芝2000 良
マイネテレジア (牝・美浦・稲葉隆一)
父ロージズインメイ 母マイネヌーヴェル(ブライアンズタイム)
2:01:7(上3F34:8)
好スタートから内3番手につける。先頭から2馬身差の位置を折り合って進む。先頭の1000m通過が1:01:9のペース。このあたりは内4番手を進む。4コーナー手前から内ラチ沿いを通り差を詰めて、4コーナーは内2番手でまわる。直線に入ると先行馬の外に出し差を詰めて、残り400mで半馬身差、残り300mで馬なりのまま先頭に立つと、残り200mで1馬身差をつける。ここから追い出し差を広げにかかるが、残り100m手前で2番手に上がったリリエンタールが追いかけてくる。しかし、差は少ししか詰まらず、最後は1馬身1/2差でゴールした。
世代初の2000m戦だったが、1番人気のリリエンタールを見事に完封しての勝利。開幕週初日なので時計の出る馬場だが、レコードに0:2と迫る好時計で勝った。
レース自体はややスローで進み、レースの上り3Fは11:6-11:8-11:8と11秒台がならんだ。先頭に立つまでは馬なりで、先頭に立ってからも危なげのない勝利だった。
これで3戦1勝。デビュー戦は8月の新潟芝1600m戦。1番人気に推されたが、11着と大敗した。2戦目は中山芝1800m戦。メンバー中最速34:1の末脚で追い込むものの、4着に敗れた。
新種牡馬ロージズインメイ産駒、これで5勝目だ。ビッグレッドファームにて種牡馬入りをしたので、マイネルやコスモの馬が多いのだが、その中でも期待の1頭なのだろう。
母は22戦3勝。フラワーCGVを勝ち、中山金杯GV2着・福島牝馬SGV2着の実力馬だ。桜花賞(10着)、オークス(11着)にも出走した。弟(本馬の叔父)にマイネルアワグラス(牡5歳現役・シリウスSGV)とマイネルチャールズ(牡4歳現役・期待度100・弥生賞GU・京成杯GV)がいる。繁殖に上がり本馬が初仔である。
期待度55

●4京1 5R 2歳新馬 芝1800 良
テイラーバートン (牝・栗東・角居勝彦)
父ジャングルポケット 母ブリリアントカット(ノーザンテースト)
1:48:9(上3F35:4)
好スタートから馬なりで先頭に立つ。1馬身〜1馬身半差で逃げ、1000m通過が1:01:0。4コーナー手前からややスパート。4コーナーは1馬身半差先頭でまわるが、直線に入るとすぐ後続を引き離し、残り400mでは3馬身のリード。残り200mでも3〜4馬身差、ここから更に差を広げ、ゴール前で2番手に上がったロードホーリーに5馬身差をつける圧勝でゴールした。
鮮やかな逃げ切り勝ち。直線も差を広げながらゴール。ラスト3Fは11:9-11:7-11:8と11秒台をならべた。
5馬身差の圧勝だが、開幕週初日の時計の出る馬場で、2着の時計が1:49:7。2着以下のレベルにも問題があったかもしれない。
ただし、デビュー戦で1分48秒台。牝馬ながら480sの馬体であり、次走で更に良くなれば、500万でも面白い存在になるだろう。
母は15戦4勝。1000m〜1400mで勝ち星をあげた。繁殖に上がり本馬が第12仔と沢山の仔を生んでいる。初仔が2勝、第4仔1勝、第5仔ジェミードレスは6勝で、府中牝馬SGV2着やGV3着2回と活躍した。第6仔は2勝、第8仔は3勝、第9仔4勝、そして第10仔タスカータソルテ(牡5歳)は現役で5勝、京都新聞杯GU・札幌記念GU・中京記念GVと重賞を3勝し、ダービー(11着)にも出走た。今日の勝利で産駒24勝目だが、産駒が24勝(8頭)もする繁殖牝馬などなかなかいない。重賞勝ち馬も出しているので、名繁殖牝馬と言って良いだろう。本馬は20歳時の仔であり、現1歳の仔もいるなど、高齢でも元気である。
本馬は、デイリー杯2歳Sに登録しているが、連闘で出走させるのか注目だ。出てくるとしたら疲れも余りないということなので、今回のレースが良い調教だったということだ。そう考えると勝ち負けが期待できるだろう。
期待度60

●4京1 9R りんどう賞(500万下・牝) 芝1400 良
ラナンキュラス (牝・栗東・矢作芳人)
父スペシャルウィーク 母ファレノプシス(ブライアンズタイム)
1:20:8(上3F34:4)
やや出遅れたが、すぐに流れに乗った。外6番手につける。3コーナーから徐々に進出、残り600mでは外5番手、4コーナーは外3番手でまわる。直線に入るとすぐに先頭に迫り、残り200m過ぎで先頭に立つ。内で2頭が粘っているのでなかなか振り切れないが、残り50mあたりで何とか振り切り、ゴール前で2番手に上がったグレナディーンに1馬身1/4差をつけてゴール。単勝2.3倍の1番人気に応えた。
スタートで後手を踏んだが、外目を徐々に押し上げて、4コーナーでは好位に取り付き、直線抜け出した。4コーナー手前で多少ズブい面も見せたが、直線は3頭での叩き合いも制しての勝利だった。
勝ち時計1:20:8は、3年前にカノヤザクラがマークしたレコードと同タイムである。上り3Fは11:6-11:6-11:9であり、最後の1Fで、もうひと踏ん張りすればレコードタイムだった。最後の20mほどは流してゴールしているので、最後まで追っていればレコードも出ただろう。
これで2戦2勝となった。前走の新馬戦は、スタートで後手を踏み、道中気合いを入れて上がり、直線追い込んで、最後はクビの上げ下げをハナ差で制しての勝利だった。ハナ差でも勢いがあったので、力の差は着差以上であった。
名牝ファレノプシス産駒で初めてデビュー戦を勝った本馬が、デビュー以来2連勝で、これも初となるクラシック出走に一歩近づいた。1400mを連勝したが、血統的には距離が伸びたほうが良さそうだ。今後どんなレースを見せるのか、楽しみである。
期待度75(up)
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2009年10月4日(日)2歳戦

2009/10/04 21:21
●4中8 5R 2歳新馬 芝1600 稍
キングレオポルド (牡・美浦・堀宣行)
父フジキセキ 母アイルドフランス(Nureyev)
1:37:7(上3F35:0)
まずまずのスタートから外4番手につける。先頭の4F通過は49:5。ここまでは、ほぼ順位の変動が無く坦々とした流れとなる。4コーナーは外から2頭目、3番手でまわる。直線に入ると徐々に差を詰め、残り200mで先頭に立つ。内でマキシマムリミットが食い下がるが、それを残り100mで振り切り、最後は2馬身差まで引き離してゴール。単勝1.9倍の1番人気に応えた。
スローペースの競馬を、直線力強く伸びて快勝。差を開きながらのゴールであり、なかなか強い競馬だった。
レースの上り3Fは12:3-11:6-11:5と加速している。稍重のうえスローペース、勝ち時計が1:37:7と遅くても、最後の坂でのラップが一番速いので、それ程問題は無いだろう。
次のレースでは、どんなレースを見せるのか。楽しみである。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。フランスで3勝(ミネルヴ賞GV・マルセルブサック賞GT2着)・アメリカで3勝(ヒルズボローHGV)と活躍した。繁殖に上がり、英1勝・障害1勝の産駒と英1勝の産駒の他、外国産馬としてJRAで2勝したスターアイルなどを生んだ後輸入された。本馬は日本での第2仔だが、初仔プライドマウンテン(牡3歳)はJRA未出走で登録を抹消、北海道競馬に移籍した。
本馬は1歳時のセレクトセールで6090万円で取引された。
期待度55
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2009年10月3日(土)2歳戦

2009/10/04 17:24
●4中7 9R 芙蓉S(オープン) 芝1600 稍
ニシノメイゲツ (牡・美浦・田村康仁)
父デュランダル 母ニシノムーンライト(Diesis)
1:34:7(上3F35:3)
好スタートからすぐに抑えて8番手につける。先頭グループ7頭がかたまり、その1馬身後方を単独で追走する。先頭の4F通過が47:0のペース。このあたりでは出走11頭が一団となり、外8番手を進む。4コーナーは大外10番手だが、先頭との差は3〜4馬身まで詰まっている。直線に入ると大外を追い上げ、残り200mでは先頭から2馬身半差の7番手。残り100m手前で3番手に上がり、坂を登りきったあたりでは他馬とは違う伸び脚を見せる。残り50mで先頭に立つと、余裕の手ごたえで引き離し、サクラテンペストに1馬身1/2差をつけてゴールした。
後方からの競馬となり、直線伸びての快勝。ゴール前は「楽勝」と言える脚色だった。
ややハイペースの競馬となり、前の馬が止まったとも言えるが、もう少し距離があれば、まだまだ引き離す勢いであった。距離は1600mで精一杯というわけでも無さそうである。
レースのラップを見ると、最初と最後が12秒台であり、それ以外の6回はすべて11秒台と、息のつけない流れとなった。ラスト3Fは11:7-11:8-12:3であるから、2着馬のラスト1Fは12:5という事になる。息のつけない流れで、やはり2着馬は最後に止まってしまったようだ。
父デュランダル、これで産駒6勝目(4頭)である。小倉2歳Sを勝ったジュエルオブナイルに続き2頭目の2勝馬だ。サンデーサイレンス産駒の短距離馬だが、サンデーサイレンス×ノーザンテーストの場合は、気性面からの理由で短距離で活躍する場合も多く、種牡馬としては距離をこなす産駒も必ず出すと思う。本馬がそうかと言えば不明だが、レース振りを見ると、少なくても1800〜2000mまでは大丈夫そうだ。
これで2戦2勝。前走の新馬戦は同コースを1:35:4で走り、2着に5馬身差をつけ圧勝した。このときは2番手から直線伸びている。今回は稍重であり、水を含んだ馬場で時計を詰めた。
母は持込馬であり、JRAで30戦6勝と活躍した。特に4歳時の秋には、500万特別−1000万特別−1000万特別−1600万特別と4連勝でオープン入りした。そして重賞を5戦し、クイーンSGVで4着がある。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔は未勝利で引退している。
期待度60

●4阪7 2R 2歳未勝利 芝1800 稍
タニノエポレット (牡・栗東・村山明)
父ダンスインザダーク 母タニノカリス(ジェネラス)
1:47:9(上3F35:2)
好スタートだが先行争いには加わらず、徐々に下げて行き12番手につける。3コーナーでやや押し上げて外9番手に上がる。先頭の1000m通過が59:7のペース。4コーナーも大外9番手でまわる。直線に入るとジリジリと上がって行き、残り300mで4番手。更に差を詰めて、残り200mで3番手。そして残り100mで先頭に立つと、最後はグリューネワルトに1/2馬身差でゴールした。
ややハイペースの競馬で、9番手からの直線差し切り勝ち。レースの上り3Fは11:7-12:0-12:0だった。これを差しきったので、本馬は11秒台を並べただろう。稍重で1分48秒を切っているので、時計的にも合格点である。
ただし、1000mを1分切るペースでの時計なので、更に良くならないと上では苦しいと思う。
これで2戦1勝。前走の新馬戦は小倉の芝1800m戦。単勝67.1倍の9番人気で出走し、後方からの競馬で、直線で差を詰めるが8着だった。あまり見所も無かったので、今回も単勝35.0倍10番人気という人気薄だった。
母は26戦3勝。3戦目の未勝利戦(ダ1800m)は2着に大差(1:9差)をつけて勝った。2歳下の弟(本馬の叔父)がダービー馬タニノギムレットである。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、これが産駒初勝利である。
期待度45

●4阪7 4R 2歳新馬 芝1800 稍
ブラックゼット (牡・栗東・池添兼雄)
父マンハッタンカフェ 母ミシシッピーミス(Distinctive Pro)
1:49:9(上3F34:4)
好スタートから、行きたい馬を行かせて、馬群の中5〜6番手につける。3コーナーは5番手でまわるが、やや騎手の手が動いている。先頭の1000m通過が1:02:4のペース。4コーナーは4番手でまわる。直線に入るとジリジリと差を詰めていき、残り300mで先頭に立つが、内でティルスが粘っている。残り200mでは2頭で後続を2馬身離し、ティルスにはクビ差リード。この差がゴールまで続き、後続には3馬身離してゴールした。
スローペースの中で追っつけながらの追走。ズブい面も見せたが、直線に入るとしっかりと伸びて、300mも続いた競り合いでも、クビ差しのぎ切った。
レースの上り3F11:6-11:5-11:6も上々だと言えるだろう。クビ差の辛勝だが、3着以下には3馬身差をつけている。まだ良くなる余地のありそうな走りであり、次走はどこまで変われるかが焦点となるだろう。
母はアメリカ産の輸入繁殖牝馬。不出走である。アメリカンボス(GU2勝・GV2勝・有馬記念2着)は兄(本馬の伯父)という血統だ。繁殖に上がり本馬が日本での第4仔だが、初仔が1勝、第2仔が地方で1勝している。
期待度50
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2009年9月27日(日)2歳戦

2009/09/27 21:17
●4中6 5R 2歳新馬・牝 芝1600 良
コスモヴァルール (牝・美浦・畠山吉宏)
父ネオユニヴァース 母アガーテ(フォーティナイナー)
1:40:9(上3F35:5)
スタートはやや遅れたが、すぐに先団に取り付き、5番手につける。スローペースとなり、先頭の4F通過は51:5。残り600を過ぎてもあまりペースは上らず、直線勝負の競馬となる。4コーナーは2列目の真ん中6番手でまわる。直線に入り残り200mで4番手、残り100mで2番手に上がると、2馬身前を行くヴォロンテールを追いかける。内にいた3番手ベネディーレも共に伸びて、ヴァロンテールとの差が徐々に詰まり、最後はベネディーレを真ん中にして3頭が並ぶ形でゴールした。ヴァロンテールをハナ差かわしての勝利。2着〜3着もハナ差だった。
最後はよく伸びて接戦を制した。ただし、超スローペースとなり、直線まではペースも上らず、勝ち時計は1:40:9と平凡だ。
上り3Fが12:6-11:8-11:5と、のぼり坂のラスト1Fが一番速い。残り200mでは先頭と2馬身半程度離れていたので、本馬のラスト1Fは11:1程度で走っただろう。急坂のラップが11:5で、これを差し切るのだから、瞬発力は高いのだろう。
速いペースの競馬にはどう対応するのかを見ないと何とも言えないが、能力はそこそこ高いと思う。
母は23戦3勝。3勝ともダート1200m戦だ。東京大賞典を勝ったスターキングマンは叔父という血統だ。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔シゲルホタカヤマ(牝3歳)は現役で未勝利である。
本馬は1歳時の北海道サマーセールにて630万円で取引された。
期待度45

●4中6 6R 2歳新馬 芝1800 良
メジロカルヴィン (牡・美浦・平井雄二)
父メジロベイリー 母トウスル(Highest Honor )
1:54:4(上3F34:9)
まずまずのスタートから1コーナーは外4番手でまわる。2コーナーで3番手に上がるが、やや行きたがっている。先頭の1000m通過は1:06:6のスローペースとなる。残り600mで抑えきれないといった感じで先頭に並びかける。4コーナーは僅かの差ながら2番手でまわる。直線に入るとすぐに先頭に立ち、残り200mは半馬身差。後続も一団で追ってくる。残り100mで1馬身差。内からカイシュウミリオンが伸びて来るが、最後は3/4馬身差でゴール。単勝21.2倍の7番人気からの勝利だった。
上記5Rの新馬戦に続き、超スローペースの競馬となった。1Fから5Fのラップは13:5-13:5-13:9-13:1と13秒台が続き、上り3Fから11:9-11:5-11:6と速くなった。
その中で、行きたがるものの吉田豊騎手がギュッと抑えて進み、ラスト3Fはしっかりと伸びた。なかなか良いレースをしたが、これも早いタイムの競馬でどうか、という疑問が残る。
父メジロベイリーは昨年の新種牡馬。これがJRA4勝目。現2歳馬は初勝利だ。現3歳馬も未だ2勝馬は出ていない。
母はフランス産の輸入繁殖牝馬。祖母(本馬の曾祖母)の弟がキングジョージVI&クイーンエリザベスSを勝ったMtotoという血統だ。繁殖に上がり本馬が日本での第7仔だが、初仔が地方3勝、第2仔が1勝、第4仔がJRA1勝・地方で2勝している。
期待度45

●4阪6 4R 2歳新馬 芝1600 良
トーセンファントム (牡・栗東・松田国英)
父ネオユニヴァース 母バースデイローズ(トニービン)
1:35:8(上3F34:0)
好スタートから外4番手につける。先頭の4F通過が49:1のペース。このあたりは外3番手につけている。4コーナーは外2番手でまわる。直線に入るとすぐに先頭に並びかけるが、なかなか抜けない。残り200mでもまだ並んでいるが、この直後に先頭に立つ。外からエーシンウェズンが迫ってくるが、これも振り切り、最後は3/4馬身差でゴールした。
スローの競馬を好位で折り合い、直線でなかなか先頭に立てなかったものの、残り200mで振り切り、後続の追撃も抑えてゴールした。
上り3Fは11:4-11:2-11:6だが、今日は神戸新聞杯でレコードが出た馬場である。スローペースなので、ラスト1Fも11秒台前半が出ないと上では苦しいだろう。この1走でどこまで良くなれるかが次走への鍵である。
ネオユニヴァース産駒、今日2勝で今世代5勝目。秋を迎えて本領発揮となりそうだ。
母は14戦1勝。母(本馬の祖母)がセントウルSGVを勝ったエリザベスローズであり、弟(本馬の叔父)にフサイチゼノン(弥生賞GU)・アグネスゴールド(スプリングSGU・きさらぎ賞GV)・リミットレスビット(ガーネットSGV・根岸SGV・地方重賞6勝)がいる。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、初仔が2勝、第3仔レッドフォーリア(牝3歳)は現役で未勝利だ。
本馬は当歳時のセレクトセールにて9450万円で取引された。
期待度50
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2009年9月26日(土)2歳戦

2009/09/27 17:17
●4中5 2R 2歳未勝利 芝1600 良
ウインマリアベール (牝・美浦・国枝栄)
父クロフネ 母ダイヤモンドビコー(サンデーサーレンス)
1:35:1(上3F34:7)
最内1番枠から好スタートを切りハナに立つ。半馬身差で逃げ、前半4Fは48:4で通過する。3コーナーで外のデパールに僅かながら先頭を譲るが、4コーナーで再び先頭を奪って直線へ。デパールをなかなか振り切れないが、残り200mで半馬身、残り100mで1馬身差をつける。外からビービーラッハーンが伸びてきて2番手に上がるが、最後は1/2馬身差でゴールした。
逃げ切り勝ちだが、上り3F11:5-11:3-11:9と11秒台を揃えた。ただし、ゴール前は急激に差を詰められており、あと50mもあれば抜かれていただろう。
これで4戦1勝。4戦目での初勝利である。新馬3着、未勝利7着、未勝利2着で今回が初勝利。今日は上手く逃げ切れたものの、このままでは2勝目は遠い気がする。
母ダイヤモンドビコーはローズSGU、阪神牝馬SGU、府中牝馬SGV、中山牝馬SGVと重賞4勝を含む、23戦7勝の実力馬。また、エリザベス女王杯2着がある。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔ウインプラチナム(牝4歳)は園田で2勝しJRA所属の現役だ。
期待度30
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