2015年8月15日(土)2歳戦

●2新5 5R 2歳新馬 芝1800 良
レプランシュ (牡・栗東・高野友和)
父ディープインパクト 母レディドーヴィル(Fasliyev)
1:51:7(上3F32:4)
まずまずのスタートだがダッシュが悪く後方へ。一旦最後方13番手まで下がるが、2F手前で外12番手で落ち着く。3F過ぎで再び最後方に下がって3コーナーをまわる。先頭の1000m通過が1:05:2のスローペース。依然として最後方を進み、4コーナーも最後方13番手でまわるが、内田博幸騎手のムチが飛ぶ。直線に入ると大外からジリジリと差を詰めて、残り400mでは8番手あたりで通過する。更に伸びて、残り200mは逃げたサンセットトウホクに半馬身差の2番手で通過する。内と外で馬体が離れているのでどちらが前なのか難しいが、残り100mはほぼ並んで通過する。この後は、本馬の伸び脚が勝り、最後はクビ差でゴールした。
単勝8.3倍の4番人気からの勝利。道中12~13番手から4コーナーは最後方13番手。直線大外から伸びて残り100mで逃げ馬に並び、最後はクビ差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:6-10:7-11:2と速い。特にラスト2Fは10:7-11:2と、平均すれば11秒を切っている。このような速い上りの中を差し切ったのは素晴らしいと思う。
ダッシュが悪く後方からの競馬となったが、4コーナーでムチが入るなど動きは悪かった。4番人気が示すように、おそらく調教の動きも重かったのだろう。ところが直線に入ると見違えるような走りをした。さすがディープインパクト産駒というような伸びを見せて、スローペースで逃げていたディープインパクト産駒を差し切った。クビ差の辛勝でも、展開が不利だったことを考えれば能力差は相当あると思う。上り32:4は新馬としては驚きで、このひと叩きで大きく良くなるものと思われる。おそらく上のクラスでも好勝負可能だろう。
母はフランス産の輸入繁殖牝馬。フランス・ドイツ・イギリス・アイルランドで走り、仏10戦1勝・独1戦1勝・英12戦4勝・愛2戦0勝。通算25戦6勝であり、ランドトロフィ独GⅢを勝ち、ミエスク賞仏GⅢ2着・フレッドダーリングS英GⅢ3着・カルヴァドス賞仏GⅢ3着など活躍した。母(本馬の祖母)Mercalleはカドラン賞仏GⅠを勝ち、ミネルヴ賞仏GⅢ3着の実力馬である。また、姉(本馬の伯母)ファビラスラフインは秋華賞GⅠ・ニュージーランドT4歳SGⅡを勝ち、ジャパンCGⅠ2着の実力馬だ。 ファビラスラフインの産駒(本馬の従兄弟)ギュスターヴクライ(牡2008年産・期待度70)は阪神大賞典GⅡを勝ち、ダイヤモンドSGⅢ2着・京都大賞典GⅡ3着など重賞での活躍馬だ。繁殖に上がり本馬が日本での第3仔だが、初仔は地方2勝。第2仔ヴィルフランシュ(牝3歳)は現役で未勝利だ。
期待度60

●2小5 2R 2歳未勝利 芝1800 良
アグネスフェアリー (牝・栗東・長浜博之)
父ヴィクトワールピサ 母アグネスラック(クロフネ)
1:48:8(上3F35:5)
出遅れて半馬身程度の不利。後方からの競馬となり、1コーナーは8番手でまわる。向正面に入っても8番手を進むが、4Fあたりで7番手に上がる。先頭の1000m通過が1:00:9のペース。ここから外を通り一気に上がって行き、残り500mあたりで先頭に立つ。そして、4コーナーは1馬身差の先頭でまわるが、口向きが悪くて上手くまわれない。直線に入ると立て直し、後続を引き離して残り200mは2馬身差とする。ここで3馬身差の4番手にいたフロムマイハートが伸びてきて2番手に上がるが、残り100mではこれに2馬身半差の先頭で通過する。しかし、フロムマイハートがグングンと伸びて、最後はクビ差まで迫られてゴールした。
単勝3.6倍の2番人気からの勝利。出遅れて後方からの競馬となるが、5F過ぎからスパートして残り500mあたりで先頭。直線は後続を引き離すが、最後は2着馬に詰められてクビ差での辛勝だった。
レースの上り3Fは11:7-12:0-12:4と、減速している。向正面に入ってからペースが上がり、全体としてもハイペースとなった。したがって、ラストが遅くても仕方がないだろう。
レース自体が道中出入りが激しくなった。そんな中、4F通過後は11:3-11:8-11:7と、ラスト並みのラップとなった。したがって、直線は12秒台になってしまった。2着との着差はクビ差であり、あと10~20mもあれば抜かれる勢いだったが、2~3着は7馬身も離れている。これは、2頭の力が抜けていたということだろう。また、最後に詰められたのは仕掛けどころの差と考えて良いと思う。ただ、スタートや4コーナーなど課題も多く、上のクラスを勝つまでは少し時間が必要だろう。
新種牡馬ヴィクトワールピサ産駒。これが3勝目(3頭)である。どこまで勝ち数を伸ばして来るだろうか。
母は19戦3勝。ダート1700mで2勝・芝1800mで勝っているが重賞には出走していない。種牡馬アグネスタキオン・アグネスフライトの姪という良血馬で、祖母(本馬の曾祖母)アグネスフローラは桜花賞GⅠを勝ち、オークスGⅠ2着の実力馬である。 繁殖に上がり本馬が第4仔だが、初仔は地方4勝。第2仔1勝。第3仔アグネスアーニャ(牝3歳)は現役で1勝と活躍中だ。
期待度45

●2小5 9R フェニックス賞(オープン) 芝1200 良
コウエイテンマ (牡・栗東・川村禎彦)
父カジノドライヴ 母プリモピアット(ミルジヨージ)
1:09:3(上3F35:3)
好スタートだが前には行かず、先頭から3馬身差の5番手につける。4コーナーでグングンと差を詰めて、内から外に出し、先頭から2馬身差の5番手でまわる。直線に入ると大外から伸びて、残り200mで先頭に立つ。そして引き離し、残り100mでは2馬身半差とし、更に差を広げて最後はオフクヒメに5馬身差をつけてゴールした。
単勝3.1倍の2番人気からの勝利。道中5番手から4コーナーも5番手。直線大外から伸びて残り200mで先頭に立ち、後続を引き離す。最後は5馬身差をつける圧勝だった。
レースの上り3Fは11:6-12:2-11:9と、ハイペースだっただけに直線は時計がかかった。それでも、単走になりながらラスト11秒台ならば十分だろう。
なかなか強い勝ち方でフェニックス賞を制した。1:09:3-35:3も上々なので、9月6日の小倉2歳SGⅢの最有力候補になるだろう。ただ、今日は3歳未勝利で1:08:7が出ている馬場であり、1:09:3でも手放しで喜べない。2着馬の時計が1:10:1であり、5馬身差でも相手が弱かった圧勝と見るべきだと思う。前走中京2歳Sでは5着に負けているが、本来はこの程度の力なのかもしれない。
これで3戦2勝となった。デビュー戦は阪神の芝1400m戦。道中4番手から4コーナーは5番手。直線内目を伸びて、残り200m過ぎで先頭。ここから後続を引き離して2馬身半差の勝利だった。2戦目の前走は中京2歳S(勝ち馬:シュウジ)で、0:7差の5着だった。
新種牡馬カジノドライヴ産駒は、本日小倉5Rでカジノスマイルが勝って、本日2勝。これで3勝(2頭)目である。本馬が芝で2勝だが、カジノスマイルはダートの新馬戦を勝った。
期待度50(up)

●1札5 5R 2歳新馬・牝 芝1500 良
アラモアナワヒネ (牝・栗東・池添兼雄)
父グラスワンダー 母プリティタヤス(マーベラスサンデー)
1:31:4(上3F35:4)
好スタートから一旦ハナに立つが、2F手前で抜かれて2番手に落ち着く。道中は半馬身差で追走し、4コーナーはクビ差程の2番手でまわる。直線に入ると先頭に並びかけて、しばらく併走するが、残り200m過ぎから僅かに前に出て、残り100m過ぎから引き離す。最後に2着に上がったサトノサンシャインに2馬身差をつけてゴールした。
単勝11.0倍の6番人気からの勝利。好スタートから2番手につけて4コーナーも2番手。直線しばらく逃げ馬と争うが、残り100mから突き放し、最後は2馬身差での勝利だった。
レースの上り3Fは12:0-11:5-12:0と、ラストは12:0に落ちた。ただ、後続を離しながらなので問題ないだろう。
レース中に大粒の雨が降り、良馬場でも走り難かったと思われる。1:31:4-35:4は平凡だが、その辺が影響したのかもしれない。1・2・3番人気馬を尻目に2馬身差を付ける快勝なので、能力は高いだろう。上のクラスでも上位争い出来そうだが、勝ちきれるまでは数戦かかるレベルかもしれない。
母は25戦3勝。ダート1200mで2勝・芝1400m1勝っている。3歳時にクイーンCGⅢ(6着)・フラワーCGⅢ(7着)・フローラSGⅡ(14着)と重賞に出走した。繁殖に上がり本馬が第4仔だが、第2仔ワイレアワヒネ(牝4歳・期待度60・年末推奨馬)は現役で1勝と活躍中だ。
期待度50

●1札5 10R コスモス賞(オープン) 芝1800 良
ラヴアンドポップ (牡・栗東・安田隆行)
父アドマイヤムーン 母ラヴィングプライド(Quiet American)
1:51:2(上3F36:1)
出遅れて半馬身程度の不利。ただ、ダッシュ良く流れに乗り1コーナーは馬群の中5番手でまわる。向正面に入ると3番手に上がるが、4F過ぎで2番手となる。先頭の1000m通過が1:02:6のペース。この後は半馬身差の2番手を進み、4コーナーも半馬身差の2番手でまわるが、池添謙一騎手の左ムチが3発飛ぶ。直線に入ってもマイネルサグラの逃げ脚は衰えず、残り200mも半馬身差の2番手で通過する。ここから徐々に差を詰めて、残り100mは頭差ほどに迫り、ゴール前20mあたりで何とかかわしてゴール。頭差での勝利だった。
単勝15.8倍の7番人気からの勝利。道中5番手から4F過ぎで2番手。4コーナーは半馬身差の2番手から直線は徐々に差を詰めて、ゴール前で追いつき頭差での辛勝だった。
レースの上り3Fは12:0-11:8-12:4と、ラストが落ちた。ここを12:1で走れば、スパッと引き離しての1:50:9-35:8で格好がついたのだが、そこまでの力はなかったのだろう。
本日2Rの2歳未勝利の勝ち馬が、1:50:1-35:8である。1:1も差がついてしまった。これは昼ににわか雨が降り、ダートが稍重になる程の降雨だったので、時計が遅くなった。ただ、それでも未勝利に1:1差というのは残念で、もしかすると低レベルなのかもしれない。出走13頭中JRA所属が7頭、地方馬が6頭だったが、1~7着をJRA所属馬が占めて、8着以下はすべて地方馬だった。結果を見ると7頭立て相当の競馬であり、出走馬の期待度の最高も50であった。おそらくレベルはあまり高くなく、9月5日の札幌2歳SGⅢに出ても苦戦レベルだろう。
これで2戦2勝となった。デビュー戦の前走は中京の芝1600m戦。道中3~4番手から4コーナーは5番手。ラスト1Fで一気に伸びて残り50mで先頭。クビ差での勝利だった。
前走時、『道中も直線も手応えが悪く、いつ下がっていってもおかしくないような走りだったのだが、残り200mから本気になったようで、一気に伸びて差し切った。チグハグなレースをしたが、その分もう少し真面目に走れば更に良いレースが出来るだろう。(略)次走で行きっぷりがどこまで改善されるかによって、好走するか凡走するか決まると思う。』と書いたが、行きっぷりは大きく改善したと思う。ただ、4コーナーで手応えが怪しくなるなど、まだまだ課題も多い。低レベルのレースとして札幌2歳Sは苦戦レベルとバッサリと書いたが、まだまだ成長の余地はあるので、それを克服できれば札幌2歳Sでも戦えるかもしれない。
期待度55(up)

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