2012年皐月賞予想

昨年の皐月賞は震災の影響で東京競馬場で行われた。
このレースはオルフェーヴルが快勝し、ここから史上7頭目の3冠馬となった。
オルフェーヴルについては、先月の阪神大賞典GⅡで、3コーナー逸走しながら流れに戻り、それでも勝ってしまうのではないかという脚で伸びて2着だった。『怪物』というより『化け物』だと思った。天皇賞春は普通に走れば勝つだろうし、シンザン・シンボリルドルフ・ディープインパクトに続く4頭目の五冠馬になることも、ほぼ間違いないと思う。『この馬なら、キングジョージだって凱旋門賞だって勝てそうだ』と思える馬であり、ドバイワールドカップデーの日本馬惨敗の鬱憤を、欧州遠征にて是非とも晴らして欲しいと願っている。
さて、今年の皐月賞。オルフェーヴルに続く馬が出てくるのだろうか。
人気に翳りが見え始めている競馬界だが、海外で活躍する日本馬と、それを打ち破る若駒の対決。今年の有馬記念は是非そうなってほしいのだ。そのためにもニューヒーローの出現を強く望む皐月賞である。

【皐月賞登録馬】
コスモオオゾラ(期待度80)優先
トリップ(期待度80)優先
アーデント(期待度60)優先
ワールドエース(期待度100)優先
メイショウカドマツ(期待度60)優先
グランデッツァ(期待度95)優先
ディープブリランテ(期待度90)優先
ロジメジャー(期待度**)優先
ゴールドシップ(期待度85)4350万
マイネルロブスト(期待度65)3350万
アダムスピーク(期待度90)2000万
モンストール(期待度70)2000万
ゼロス(期待度65)1850万
ベールドインパクト(期待度70)1350万
スノードン(期待度65)1200万
フジマサエンペラー(期待度55)1050万
〔上記まで出走可能〕
●サイレントサタデー(期待度70)900万
●サトノギャラント(期待度70)900万
●ジョングルール(期待度75)900万
●シルバーウエイブ(期待度65)900万
●ダノンゴールド(期待度**)900万
●マイネルカーミン(期待度60)900万
〔上記6頭中、抽選で2頭が出走可能〕

アルフレード・ディープブリランテ・アダムスピークの「3強」という構図は完全に崩れた。
アルフレードはマイル路線を進むと表明し、皐月賞には登録していない。
ディープブリランテは連続して2着に敗れてしまった。
アダムスピークは弥生賞で、不利もあったが8着と大敗。
3頭のうち少なくても2頭は有力馬として残ると思っていたが甘かった。
前哨戦で勝ってきた馬がクラシックの中心になるのか。それとも2歳時の活躍馬の復権があるのか。5~6頭出走しそうなディープインパクト産駒の牡馬クラシック初勝利はあるのだろうか。

まずは、前哨戦を思い出してみよう。

きさらぎ賞GⅢ(京都芝1800m)
1番人気のワールドエースは、やや行きたがる素振りを見せながら10番手を進む。2番人気ベールドインパクトは6番手。ワールドエースが、残り3F手前からスパート。直線は大外から素晴らしい伸びを見せて、8頭をゴボウ抜きして勝った。ベールドインパクトは、直線に入るとすぐに先頭に立ったが、ワールドエース・ヒストリカルに抜かれて3着だった。

共同通信杯GⅢ(東京芝1800m)
東京スポーツ杯2歳SGⅢを勝ったディープブリランテが1番人気。札幌2歳SGⅢ2着・ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢ2着のゴールドシップが2番人気だった。
ディープブリランテが逃げて、ゴールドシップはこれを見るように2馬身差の3番手を進み、直線はこの2頭の争いとなった。残り100mでゴールドシップがディープブリランテを抜き去り、1馬身3/4差をつけてゴール。ディープブリランテは2着確保がやっとだった。道中2番手を進んだコスモオオゾラは、直線残り100mで力尽き、0:6差の5着に敗れた。

弥生賞GⅡ(中山芝2000m)
ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢを勝ったアダムスピークが1番人気。同レースを1番人気で4着に負けたトリップが3番人気。上記共同通信杯GⅢで5着に負けたコスモオオゾラは9番人気だった。
レースはメイショウカドマツがスローで逃げて、トリップ4番手、コスモオオゾラ5番手、アダムスピークは7番手。4コーナーは5~7番手で3頭が並ぶが、直線に入るとトリップは内から2頭目をすんなりと抜け、コスモオオゾラも前が開く。ところが、アダムスピークは4コーナーで2回外の馬とぶつかり、直線でも前が開かず不完全燃焼のレースで8着に負けた。勝ったのはコスモオオゾラ。2着トリップを1馬身1/4差引き離した。

若葉S(阪神芝2000m)
上記きさらぎ賞GⅢを勝ったワールドエースが断然の1番人気。弥生賞で逃げて7着のメイショウカドマツが2番人気だった。
やはりメイショウカドマツが逃げて、ワールドエースは出遅れて後方からの競馬となった。ワールドエースは、残り600mから差を詰めて、直線は力強く伸びた。最後は逃げ粘るメイショウカドマツを一瞬で抜き去り、2馬身差をつけての圧勝だった。

スプリングSGⅡ(中山芝1800m)
上記共同通信杯GⅢ2着のディープブリランテが1番人気。朝日杯フューチュリティSGⅠを勝ったアルフレードが2番人気。札幌2歳SGⅢを勝ち、ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢ3着のグランデッツァが3番人気だった。
ディープブリランテがやや掛かりぎみに4番手を進み、グランデッツァは6番手を進む。4コーナーはこの2頭が外をまわり、直線では、まずディープブリランテが先頭に立って引き離す。グランデッツァが残り150mあたりから盛り返して、ディープブリランテを一気に抜き去り、1馬身1/4差をつけて勝った。ディープブリランテはまたも2着だが、3着には3馬身1/2離した。

毎日杯GⅢ(阪神芝1800m)
きさらぎ賞GⅢ2着のヒストリカルが1番人気、東京スポーツ杯2歳SGⅢ2着のフジマサエンペラーは休み明けのため8番人気だった。
フジマサエンペラーは内5番手を進み、直線は内から2頭目を伸びるが、伸びきれずに1:1差の4着。外を伸びたヒストリカルが勝ったが、ヒストリカルはダービー直行ということで皐月賞はパスをした。


問題となるのは、2歳時の有力馬(ディープブリランテ・アダムスピーク)と新興勢力(ワールドエース)の比較である。
3歳になり、ディープブリランテは連続2着、アダムスピークは8着に負けたので、どう考えてもワールドエースの方に分がありそうだ。
ただ、アダムスピークの勝ったラジオNIKKEI杯2歳SGⅢに着目すると、2着ゴールドシップは共同通信杯GⅢを勝ち、3着のグランデッツァはスプリングSGⅡを勝ち、4着トリップは弥生賞GⅡ2着、5着ブライトラインはファルコンSGⅢを勝っている。これほどレベルの高いレースは、なかなか無いと思うほど出走馬は好成績だ。そのレースを快勝したアダムスピークを、1回の敗戦で見限れない。しかも不利があって負けているのだ。
逆にワールドエースの勝ったきさらぎ賞GⅢと若葉Sは、それ程高いレベルではない。ただ、後に毎日杯GⅢを勝つヒストリカルに圧勝している。

とても迷うところだが、2012年の皐月賞GⅠ、私の結論は以下の通りである。

◎ワールドエース
きさらぎ賞GⅢも若葉Sもレベルは高くないが、そのレースを圧勝した。少なくても、毎日杯GⅢを勝ったヒストリカルを圧倒しているので、能力は間違いなく高い。その能力がどこまで高いのかが現段階では不明であり、もしかするとラジオNIKKEI杯2歳S出走組よりは低い可能性もある。登録馬の中では、メイショウカドマツ・ベールドインパクト・スノードン・ゼロス以外は対戦したことが無いのだ。ただ、走るを見る限りは、ラジオNIKKEI杯2歳S出走組を圧倒しそうであり、期待を込めて◎とした。

〇アダムスピーク
危険な〇だが、◎を逆転する可能性も十分に秘めている。対戦相手など冷静に分析すればこの馬の実力が一番だろうが、弥生賞でのダメージが怖い。4コーナーでの不利は3戦目の馬にとっては致命的だった。この嫌なイメージが残っていなければ、2回目の中山コース、2回目の関東遠征で、ワールドエースを一歩リードする。レベルの高いレースを勝った実力は本物で、力を出し切れば、連を外すことはないだろう。

▲グランデッツァ
下記ゴールドシップとは実力的に拮抗している。対戦成績は1勝1敗、互いにディープブリランテに対して0:2差と0:3差で勝っている。ただ、中山を経験した分だけグランデッツァの評価を高くした。3ヵ月-3ヵ月と間隔をあけて使い、今回は休養明け2走目となる。本来の力を発揮しそうで、勝つチャンスも十分にあると思う。

△ゴールドシップ
ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢでグランデッツァに先着し、共同通信杯GⅢではディープブリランテを置き去りにした。ステイゴールド×メジロマックイーンの配合は不気味であり、皐月賞を勝てば、また一気に行ってしまいそうな雰囲気もある。過去5戦はすべて連対という安定した成績は魅力的だ。

"2012年皐月賞予想" へのコメントを書く

お名前
ホームページアドレス
コメント