2020年7月26日(日)2歳戦

●2新2 5R 2歳新馬 芝1800 良
ドゥラヴェルデ (牡・美浦・木村哲也)
父ドゥラメンテ 母タミーン(Shirocco)
1:49:5(上3F33:1)
単勝6.3倍の4番人気からの勝利。出遅れて半馬身程度の不利。すぐに流れに乗り道中は7~8番手。4コーナー内7番手から直線残り200m手前で先頭に立ち、後続を突き放してレッドルーベンスに3馬身差での圧勝だった。
【先頭の通過】49:5-62:8
【レースの上り】11:5-10:8-11:3
出遅れたがすぐに流れに乗った。スローペースとなり前が団子になる中、内でジッと我慢をした。直線に入ると内から馬群の中央へ進路を変えて、馬群の真ん中から抜けてきた。先頭に立ってからもしっかりと伸びて3馬身差の圧勝。強い競馬だった。比較的高素質馬と思われる馬たちが出走した新馬戦で、これだけのパフォーマンスを見せたのだから優秀である。特に、ラスト2Fからのラップが10:8と速い所で追い上げて先頭に立っている。本馬はこの1Fを10:5程度で走っただろう。そして、単走になりながらもラストは11:3でフィニッシュした。勝ち時計1:49:5は今日の馬場では平凡だが、上り33:1なので時計的には問題ないだろう。ただ、高素質馬と思われる馬たちが凡走したレースなので、3馬身差の圧勝をそのまま評価はできないと思う。それでも、このひと叩きで更に良くなれば上のクラスでも上位争いは可能だろう。
父ドゥラメンテは新種牡馬である。本日は1Rの未勝利戦でファルヴォーレも勝っていて、これで5勝目(5頭)だ。今週は好調で、5頭が出走して2,1,2,0の成績である。未勝利馬でも2戦目3戦目で勝てそうな馬も多く、今後も更に勝ち星を増やして行くと思う。
【母】タミーン
イギリス産の輸入繁殖牝馬。イギリス・フランスで走り、英15戦3勝・仏2戦0勝。
母(本馬の祖母)Najahはリディアテシオ賞伊GⅡを勝った。
日本での第2仔は地方2勝。第3仔ドリームインパクト(牡4歳)は現役で1勝。第4仔ウェルシー(牝3歳)は現役で未出走。第5仔が本馬。
期待度60

●1札2 5R 2歳新馬 芝1800 良
バスラットレオン (牡・栗東・矢作芳人)
父キズナ 母バスラットアマル(New Approach)
1:51:3(上3F33:6)
単勝2.6倍の1番人気に応えた。絶好のスタートから半馬身~1馬身差での逃げ。4コーナーは1馬身差の先頭で、直線に入ると引き離し、最後は手綱を抑えてモリノカンナチャンに2馬身1/2差での逃げ切り圧勝だった。
【先頭の通過】51:9-65:1
【レースの上り】11:4-11:0-11:2
ポンとゲートを出て、超スローペースで逃げた。残り800mからペースを上げて、上り3Fは33:6である。逃げ馬にこの時計で上がられては後続はどうしようもないが、上り3Fも最速タイなので展開に恵まれたわけでもない完勝である。最後は3馬身以上離していたが、ゴール前で手綱を抑えたので詰められてしまった。それでもラスト1Fは11:2で走っている。直線では伸びのある走りを披露して、能力は高そうである。勝ち時計1:51:3は平凡だが、上りが速いので時計的には問題ないだろう。今回は絶好のスタートから逃げたものの、抑えてキレでの勝負になっても対応できそうだ。コロンとした馬体でまだまだ余裕のあるようにも見えたので、このひと叩きで上積みは大きいだろう。上のクラスでも上位争いは可能だと思う。
【母】バスラットアマル
日本産の繁殖牝馬。イギリスで走り2戦0勝。
姉(本馬の伯母)シリアスアティテュード(Serious Attitude)はチヴァリーパークS英GⅠ・ニアークティックS加GⅠ・ヨークサマーS英GⅢを勝った。その産駒(本馬の従兄弟)スティッフェリオ(牡6歳・現役)はオールカマーGⅡ・福島記念GⅢ・小倉大賞典GⅢを勝ち、天皇賞春GⅠ2着・日経賞GⅡ3着。
本馬が日本での初仔。
期待度60

2020年7月25日(土)2歳戦

●2新1 2R 2歳未勝利 芝1800 稍重
ワンダフルタウン (牡・栗東・高橋義忠)
父ルーラーシップ 母シーオブラブ(ディープインパクト)
1:46:5(上3F34:0)レコード
単勝1.4倍の1番人気に応えた。まずまずのスタートから道中4~6番手から4コーナーは6番手。直線残り300m過ぎで先頭に立ち、後続をグングンと引き離してヴォワドアンジェに8馬身差での圧勝だった。
【先頭の通過】47:4-59:9
【レースの上り】11:5-11:1-11:7
新潟開幕週初日とはいえ、稍重でレコードという圧巻の走りをした。残り300m過ぎで先頭に立つと一気に引き離し、残り200mで2馬身差とした。その後は和田竜二騎手が軽く促す程度で引き離し、8馬身も離した。2009年にヒットメーカー(牡2007年産・期待度65)がマークしたレコードを0:1更新した。このヒットメーカーは7馬身差での圧勝だったが、その後古馬になるまで勝てず、クラシックにも出走していない。本馬がここで圧勝しても、クラシック出走が約束されたわけでもないだろう。ただ、デビュー戦で負けた馬は『かなりの能力を秘めた馬だと思う』と書いたダノンザキッドである。今日の馬場は稍重でも好時計の出る馬場だが、それでもこれだけの時計で走るのだから能力は高く、次走はどこを使うのか注目だ。上のクラスでも勝ち負け可能だろう。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 阪神芝1800m2着(ダノンザキッド 3馬身)
【母】シーオブラブ
JRA6戦0勝・地方12戦1勝。
母(本馬の祖母)バランセラ(Barancella)はガーデンシティBCH米GⅠ2着・EPテイラーS加GⅠ2着・Qエリザベス二世チャレンジC米GⅠ2着・ラプレヴォワイヤントH米GⅡ2着・ロングアイランドH米GⅢ2着・ビウィッチS米GⅢ2着・EPテイラーS加GⅠ3着・シープスヘッドベイH米GⅡ3着・ザヴェリーワンH米GⅢ3着・クレオパトル賞仏GⅢ3着。妹(本馬の叔母)ビッシュ(牝2013年・期待度70)は紫苑SGⅢを勝ち、オークスGⅠ3着。
本馬が初仔。
期待度65

●2新1 5R 2歳新馬 芝1600 稍重
リフレイム (牝・美浦・黒岩陽一)
父American Pharoah 母Careless Jewel(Tapit)
1:34:8(上3F34:3)
単勝11.7倍の4番人気からの勝利。まずまずのスタートから2F過ぎで先頭に立ち、4コーナーは2馬身半差の先頭。直線は大きく外へとヨレて、外ラチ沿いを逃げてギャリエノワールに1/2馬身差での逃げ切り勝ちだった。
【先頭の通過】36:1-48:6
【レースの上り】11:0-11:2-12:1
エイシンヒカリのアイルランドTのようなレースだった。4コーナーでも木幡巧也騎手は外へと行きそうなところを矯正しながらまわり、直線に入り残り600m過ぎから外へとヨレはじめ、残り300mあたりで外ラチまで到達した。その後は外ラチ沿いを逃げての勝利。ゴール後も外ラチ沿いを走り、鐙が外れていたようで木幡騎手は落馬しそうになっていた。レース中に外れたのならば、落馬しなかったこと、勝ってしまったことに驚きだ。大きな事故にならなくて良かった。スタート直後はダッシュが付かず、一旦13番手となりここからグングンと押し上げた。2F過ぎで先頭に立つが、3コーナーから4コーナーにかけて何とかまわっているという雰囲気だった。課題だらけの勝利であり今後は大幅な矯正が必要だが、裏を返せばここまでの状況でも勝ってしまうのだから、基本的な能力は相当高いだろう。素人考えだが右回りならば何とかなるのではと思ってしまう。右に刺さる癖が矯正できれば上のクラスでも十分活躍できる力はあるだろう。2020年8月17日(月)以降の平地調教再審査になってしまったようだが、次走、どんな走りを見せるのか。どこまで矯正できるのか楽しみである。
本馬はアメリカ産の外国産馬である。父American Pharoahは、Affirmed以来37年振り史上12頭目の米国三冠馬である。現3歳馬が初年度産駒であり、日本ではカフェファラオ(牡3歳・現役)がユニコーンSGⅢ、ダノンファラオ(牡3歳)がジャパンダートダービー大井GⅠを勝っている。現在まで3歳馬は7頭、2歳馬は4頭登録され、芝での連対はこれが初である。
【母】Careless Jewel
アメリカ産の繁殖牝馬。アメリカ・カナダで走り、米5戦3勝・加2戦2勝。アラバマS米GⅠ・コティリオンS米GⅡ・デラウェアオークス米GⅡを勝った。
期待度60

●1札1 1R 2歳未勝利 芝1800 良
ウインルーア (牝・美浦・青木孝文)
父ゴールドシップ 母コスモエルデスト(ブラックホーク)
1:49:7(上3F35:6)
単勝16.0倍の3番人気からの勝利。まずまずのスタートから道中は3~5番手。4コーナー3番手から直線残り200mあたりで先頭に立ち、アークライトに1馬身3/4差での勝利だった。
【先頭の通過】48:8-61:6
【レースの上り】12:0-11:9-12:0
向正面で5番手から3番手に上がり、4コーナーは先頭から1馬身弱の差の3番手でまわった。先頭に立ってからは1番人気ギャラントウォリアを突き放し、ゴール前は流したため2馬身差あったものが1馬身3/4差になった。最後は余裕のある完勝で、6頭立てという少頭数の競馬ながら新馬戦2着だった1・2番人気馬に決定的な差をつけた。デビュー戦は芝1200mのレースが合わなかったのか11着に大敗していたが、距離延長で能力を発揮したようだ。開幕週初日の札幌競馬だが、洋芝の競馬で高速馬場にはなっていない。この中で1:49:7-35:6ならばまずまずで、ラスト1Fも12:0と最後までしっかりと走れている。これならば上のクラスでも上位争いは可能だろう。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 函館芝1200m11着(ラヴケリー 1:5)
【母】コスモエルデスト
JRA27戦3勝・地方6戦0勝。芝1200m1勝・芝1400m1勝・ダート1200m1勝。重賞未出走。
本馬が初仔。
期待度55

2020年7月19日(日)2歳戦

●2福6 2R 2歳未勝利 芝1800 良
リーブラテソーロ (牡・美浦・加藤士津八)
父リオンディーズ 母モトカノテソーロ(Unbridled's Song)
1:50:9(上3F36:7)
単勝10.9倍の5番人気からの勝利。絶好のスタートから道中は5~6番手。4コーナー外目5番手から直線残り150m過ぎで先頭に立つが、最後にアルバトリアに迫られてクビ差での勝利だった。
【先頭の通過】49:3-61:6
【レースの上り】12:3-12:3-12:6
3コーナーから仕掛け気味に押し上げて、4コーナーは先頭から2馬身弱の差でまわった。先頭に立ってからは突き抜けるかに思えたが、それほどは伸びず、最後は2着馬に迫られた。それでもゴール前の脚色は同じになり、抜かれるような感じはなかった。レースのラスト1Fが12:6と落ちたのは残念だが、勝ち時計で下記新馬戦を大きく上回ったのは良かったと思う。ただ、3着以内の経験馬が1番人気馬のみという小粒なメンバーで、1・2・3番人気馬がハイペースで先行して潰れた競馬なので、恵まれての勝利という側面が大きいと思う。2勝目までは時間がかかるレベルだろう。
父リオンディーズ(牡2013年産・期待度95)は新種牡馬である。昨日はヴェールクレールが新馬戦を勝ち、本日は下記ピンクカメハメハが新馬戦を勝ったので、これで産駒4勝目(4頭)である。ブリーダーズスタリオンステーションにて種牡馬入りして初年度は種付け料が100万円だったこともあり、191頭の繁殖牝馬を集めた。その後、種付け料は上昇し今年は250万円となっている。魅力的な血統なので、初年度産駒の活躍によっては更に上昇することもあるだろう。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 東京芝1600m6着(ロードマックス 0:8)
【母】モトカノテソーロ
アメリカ産の外国産馬として輸入され競走馬としては未登録。
母(本馬の祖母)Batallosaはホルヘデアトゥーチャ賞亜GⅠ・サトゥルニーノJウンスエ賞亜GⅠを勝ち、CEジュヴェナイルフィリーズ亜GⅠ2着。
本馬が初仔。
期待度40

●2福6 5R 2歳新馬・牝 芝1800 良
オレンジフィズ (牝・美浦・木村哲也)
父エピファネイア 母シャンボールフィズ(キングカメハメハ)
1:52:1(上3F34:9)
単勝6.9倍の3番人気からの勝利。絶好のスタートから道中は1~2馬身差での逃げ。4コーナーは1馬身差の先頭から直線外目を伸びて後続を離し、メイサウザンアワーに2馬身差での逃げ切り勝ちだった。
【先頭の通過】51:5-64:5
【レースの上り】11:9-11:3-11:7
内の悪い所を嫌い、4コーナーは外目をまわって直線は馬場の中央を伸びた。北村宏司騎手は4コーナーで後方を確認、直線でも残り150m、残り50m手前で後方を確認するほどの余裕の勝利で、ラスト50mからは手綱を抑えて馬なりのままゴールした。51:5-64:5の緩い流れでの逃げ切り勝ちで、展開も味方したことも確かだが、上り3Fも最速なので完勝だったと思う。このひと叩きで更に良くなれば上のクラスでも好走可能だろう。
【母】シャンボールフィズ
2009年産期待度65。23戦2勝。10月の東京芝1600m新馬戦を快勝したが、白菊賞4着、フェアリーSGⅢ8着、春菜賞4着、ミモザ賞4着、デイジー賞8着と負けてクラシック出走はできなかった。その後は4歳春の500万下芝1600mを勝った以外は条件戦を勝てず、5歳12月のレースを最後に引退した。
種牡馬マンハッタンカフェの姪という良血馬である。姉(本馬の伯母)アプリコットフィズ(牝2007年産・期待度80・年末推奨馬)はクイーンCGⅢ・クイーンSGⅢを勝ち、フェアリーSGⅢ2着・京成杯オータムHGⅢ2着・富士SGⅢ2着・秋華賞GⅠ3着。兄(本馬の伯父)クレスコグランド(牡2008年産・期待度80)は種牡馬。弟(本馬の叔父)ダービーフィズ(牡2010年産・期待度70)は函館記念GⅢを勝ち、セントライト記念GⅡ2着・札幌記念GⅡ3着。姪(本馬の従姉妹)レッドジェノヴァ(牝2014年産・期待度50)は京都大賞典GⅡ2着。
第2仔シャンボールロッソ(牝3歳)は現役で1勝。第3仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時のセレクトセールにて5832万円で取引された。
期待度55

●4阪6 5R 2歳新馬 芝2000 良
ラーゴム (牡・栗東・斉藤崇史)
父オルフェーヴル 母シュガーショック(Candy Ride)
2:04:1(上3F35:6)
単勝4.0倍の2番人気からの勝利。まずまずのスタートから道中は3番手。4コーナー3番手から、直線残り30mあたりでビップランバンをかわして先頭に立ち、1/2馬身差での勝利だった。
【先頭の通過】49:6-62:5
【レースの上り】11:8-12:0-12:0
4コーナーで置かれ気味になり、北村友一騎手は左ムチを1発入れた。直線に入るとすぐに2番手になりビップランバンを追いかけたが、残り200m手前で左ムチを入れると内に斜行してビップランバンの後ろに入ってしまった。残り200mで右にムチを持ち替えて外に出し、残り100mを過ぎると再び左にムチを持ち替えた。ややズブイ面と幼い面を見せたが、先頭をキッチリととらえての勝利は見事だった。2~3着が3馬身半離れ、3~4着は大差となったので、半馬身差の勝利でも強い勝ち方だったと言えるだろう。3番手からの勝利だが、メンバー中最速の上りであり完勝である。ラスト1Fは12:0だが、本馬は11:7~11:8程度で走ったと思われる。勝ち時計2:04:1-35:6がやや残念だが、このひと叩きでの変わり身は大きそうなので、良化すれば上のクラスでも上位争いは可能だと思う。
【母】シュガーショック
アメリカ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで走り16戦5勝。ファンタジーS米GⅢを勝ち、ハニービーS米GⅢ2着。
日本での初仔アドマイヤメティス(牝3歳)は現役で未勝利。第2仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時のセレクトセールにて5076万円で取引された。
期待度60

●2函6 5R 2歳新馬 芝1800 良
ピンクカメハメハ (牡・栗東・森秀行)
父リオンディーズ 母タバサトウショウ(ダンシングブレーヴ)
1:51:0(上3F36:0)
単勝6.3倍の3番人気からの勝利。まずまずのスタートから道中は1馬身差での逃げ。4Fで後方から来た馬にハナを譲るが、4コーナーで再び先頭。直線で後続を引き離し、ゾディアックサインに4馬身差での圧勝だった。
【先頭の通過】50:9-62:8
【レースの上り】12:1-11:8-12:1
最外9番枠からダッシュ良く先手を奪うが、4Fで後方から上がってきたゾディアックサインに先頭を譲る。ただ、内からクビ差程度で追走し、4コーナーで再び先頭に立った。直線は引き離す一方で4馬身差での圧勝。強い競馬だった。2~3着は3馬身1/2離れたので、強さが際立ったと思う。道中は絡まれて楽な競馬ではなく、それでも直線はノーステッキでこれだけ離すのだから立派である。勝ち時計が残念だが、デビュー戦だったので次走はもっと詰めると思う。438kgの小柄な牡馬で、もう少し成長してほしい所だ。今日のレースならば上のクラスでも勝ち負けできそうで、札幌2歳SGⅢに出ても好勝負可能だろう。
父リオンディーズ(牡2013年産・期待度95)は新種牡馬である。昨日はヴェールクレールが新馬戦を勝ち、本日は上記リーブラテソーロが未勝利戦を勝ったので、これで産駒4勝目(4頭)だ。2020年6月6日の記事で『シーザリオとキングカメハメハの相性に注目しなければならないと思った。そういう意味では今年度の新種牡馬リオンディーズがどのような産駒を出すのか楽しみである』と書いたが、やはりシーザリオの血には注目で、今のところ初年度産駒争いではドゥラメンテ・モーリスに一歩リードである。
【母】タバサトウショウ
6戦1勝。芝1200m1勝。重賞未出走。
母(本馬の祖母)サマンサトウショウはエプソムCGⅢを勝ち、マイルチャンピオンSGⅠ3着・京都牝馬特別GⅢ3着2回・愛知杯GⅢ3着。弟(本馬の叔父)トウショウノアは 関屋記念GⅢ3着。甥(本馬の従兄弟)トウショウドラフタ(牡7歳・現役・期待度65)はファルコンSGⅢを勝った。
第3仔スイープトウショウ(牝2001年産)は8勝。秋華賞GⅠ・宝塚記念GⅠ・エリザベス女王杯GⅠ・京都大賞典GⅡ・ファンタジーSGⅢ・チューリップ賞GⅢを勝ち、オークスGⅠ2着・安田記念GⅠ2着・エリザベス女王杯GⅠ2着・マイラーズCGⅡ2着・エリザベス女王杯GⅠ3着・ローズSGⅡ3着。第4仔は地方2勝。第6仔トウショウデザイア(牡2006年産)はJRA5勝(内障害3勝)・地方2勝。小倉サマージャンプJGⅢ2着。第7仔トウショウフリーク(牡2007年産)はJRA7勝・地方1勝。名古屋グランプリ名古屋GⅡ2着・ダイオライト記念船橋GⅡ2着・みやこSGⅢ2着・アンタレスSGⅢ2着・川崎記念川崎GⅠ3着・マーキュリーC盛岡GⅢ3着。第12仔が本馬。本馬は母が25歳時の産駒である。
期待度65

2020年7月18日(土)2歳戦

●2福5 5R 2歳新馬 芝1800 稍重
アオイゴールド (牝・美浦・和田雄二)
父ゴールドシップ 母ボンビバン(Red Ransom)
1:53:2(上3F35:9)
単勝37.8倍の10番人気からの勝利。まずまずのスタートから道中は9番手。5F手前から押し上げて3番手に上がり、4コーナーも3番手。直線残り50m過ぎで先頭争いをする2頭をまとめてかわし、アラモードバイオに3/4馬身差での差し切り勝ちだった。
【先頭の通過】51:9-65:3
【レースの上り】11:9-12:1-12:1
3コーナーで先行馬に取りついたが、4コーナーでは前2頭に置かれ気味になった。ところが直線で外から伸びて、残り40mあたりで一気に差し切り手綱を抑えての快勝だった。ゴール前の脚は見事で、先頭に立った後も手綱を抑えたままでゴール板を駆け抜けた。今日の福島は今週降った雨が乾かず芝コースは稍重。そのなかでスローペースとなり、勝ち時計は1:53:2-35:9。時計の出ない馬場ながら平凡な時計である。ただ、ラスト1Fが12:1であり、ここで差し切っていて、本馬はラスト1Fを11:8程度で走ったと思われる。1・2番人気を並ぶ間もなく抜いたことも素晴らしく、この後更に良くなれば上のクラスでも入着程度ならば可能だろう。勝つまでは少し時間がかかるかもしれない。
【母】ボンビバン
4戦0勝。
弟(本馬の叔父)アルキメデス(牡2009年産・期待度60)は朝日チャレンジCGⅢを勝ち、中山記念GⅡ2着・アーリントンCGⅢ3着。
第2仔は地方1勝。第4仔は地方4勝。第6仔ベルウッドカザン(牡4歳)は現役で2勝。第7仔が本馬。
期待度45

●2函5 1R 2歳未勝利 芝1800 良
ウイングリュック (牡・栗東・宮徹)
父ロージズインメイ 母コスモフォーチュン(マイネルラヴ)
1:49:8(上3F37:4)
単勝3.5倍の1番人気に応えた。好スタートからハナに立ち、道中は1馬身差での逃げ。4コーナーは3馬身差の先頭でまわり、直線は後続を引き離してニシノカグラに5馬身差での逃げ切り圧勝だった。
【先頭の通過】48:2-60:3
【レースの上り】12:3-12:3-12:8
ゴール前は後続を離しながらも横山武史騎手はしっかりと追った。気を抜かせたくなかったからだろうが、ラスト1Fは12:8と落ちてしまった。時計の出ていない今日の函館で48:2-60:3とハイペースで逃げたため、最後はバテてしまったようだ。それでも1分50秒を切ったのは立派であり、6Rの3歳未勝利の勝ち馬が1:49:5-36:1なので、これと比較しても十分だろう。芝1200mでデビューして、今回は距離を延ばして快勝。こうなれば次走は札幌2歳Sだろうが、今回の5馬身差はメンバーに恵まれたこともあるので、そのままの評価は危険だろう。上位争いは可能だろうが、勝ち負けまでは厳しいと思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 函館芝1200m3着(ディープエコロジー 0:4)
【母】コスモフォーチュン
27戦5勝。北九州記念GⅢを勝ち、小倉2歳SGⅢ3着。
妹(本馬の叔母)コスモプラチナはマーメイドSGⅢを勝った。
初仔は4勝。第4仔はJRA1勝・地方4勝。第5仔は地方2勝。第6仔は地方10勝。第7仔が本馬。
期待度55

●2函5 11R 函館2歳S(GⅢ) 芝1200 良
リンゴアメ (牝・美浦・菊川正達)
父マツリダゴッホ 母マイネデセール(マイネルラヴ)
1:09:8(上3F35:8)
単勝47.3倍の10番人気からの勝利。好スタートから道中は5番手。4コーナーも外5番手から、直線伸びてゴール前で前2頭をまとめてかわし、ルーチェドーロにクビ差での差し切り勝ちだった。
【先頭の通過】33:5-45:1
【レースの上り】11:6-11:9-12:8
道中は圧倒的な1番人気モンファボリを見るように進み、残り200mでは先頭に4馬身近く離されたが、ここからグングンと伸びてゴール前で差し切った。4コーナーで首を左右に振るなど集中力を欠いた場面もあったが、残り200mからは前を見て鋭く伸びた。9Rの古馬1勝クラスの勝ち馬が1:09:6-34:7なので、時計的にも十分だろう。レースのラストが12:8と落ちたために差し切れたのだが、逃げ馬が1000mを57:0で通過しているので、このラストの時計も仕方がないだろう。本馬はラスト1Fを12:2前後で走ったと思われる。デビュー戦同様幼い面を見せながらの勝利で、前走時は『412kgと小さな牝馬で、デビュー戦からしっかりと仕上げてきた印象だったで気性面以外の上積みは薄いだろう』と書いている。今回は+8kgの420kgで出走し、馬体を『上積み』して出てきた。人気薄での重賞制覇で、ここがピークという可能性もあるが、気性面での修正点もあるので秋の走りにも期待したい。丹内祐次騎手が「カワイイ名前なので・・」と言っていたが、『リンゴアメ』は「お祭りのデザート」であり父と母の名からの連想らしい。スプリンターズSを2勝したメイワキミコの牝系で、メインディッシュ→マイネデセール(仏:デザート)→リンゴアメと食べ物系の名で繋いできている。
【戦歴】2戦2勝
新馬 函館芝1000m1着(クムシラコ 1馬身3/4)
期待度50(up)

2020年7月12日(日)2歳戦

●2福4 5R 2歳新馬 芝2000 重
カガフラッシュ (牡・美浦・萱野浩二)
父エイシンフラッシュ 母ジーントウショウ(デザートキング)
2:07:6(上3F38:0)
単勝16.5倍の8番人気からの勝利。好スタートから抑えて道中は10番手。残り4F過ぎから外を通り押し上げて、4コーナーで外から先頭に立つ。直線徐々に差をつけて、ソラフネに2馬身差での完勝だった。
【先頭の通過】49:7-63:3
【レースの上り】12:9-12:2-13:4
雨が降り、ダートが不良となった水を含んだ重馬場で、道悪巧者には願ってもない馬場となった。道中はハイペースとなり、これを後方から進み、3コーナーからマクって4コーナーで先頭に立った。直線は馬場のいい所を伸びての快勝。強い競馬だった。この馬場なので2:07:6-38:0は仕方がないだろう。良馬場と比較して5秒遅くなったとすると、1Fあたり0:5のロスである。すべての時計に適応すると、勝ち時計は2:02:6-36:5。先頭の通過が47:7-60:8。上りが12:4-11:7-12:9となる。やはり上り1Fは相当かかってしまっているようだ。今回、まくりを決めて2馬身差の圧勝だが、どうしても道悪の巧さでの勝利という気がしてならない。上のクラスでは、良馬場ならば苦戦すると思う。
【母】ジーントウショウ
JRA7戦0勝・地方1戦0勝。
弟(本馬の叔父)トウショウドラフタ(牡7歳・現役・期待度65)はファルコンSGⅢを勝った。
第4仔トーセンクロノス(牡5歳)は現役で1勝。第5仔は地方4勝。第6仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時の北海道サマーセールにて432万円で取引された。
期待度40

●4阪4 5R 2歳新馬 芝1800 稍重
ヨーホーレイク (牡・栗東・友道康夫)
父ディープインパクト 母クロウキャニオン(フレンチデピュティ)
1:51:4(上3F35:7)
単勝1.4倍の1番人気に応えた。やや出遅れて道中は6番手。3コーナーから上がり、4コーナーは外3番手。直線残り300m手前で先頭に立ち、内で粘るセファーラジエルに3/4馬身差での勝利だった。
【先頭の通過】50:9-63:4
【レースの上り】11:8-11:5-12:5
7頭立ての6番手を折り合って進み、3コーナーから進出。4コーナーは絶好の手応えだった。直線早目に先頭に立ち引き離すかと思ったが、残念ながらあまり離せなかった。勝ち時計1:51:4-35:7は平凡で、ラスト1Fも12:5と落ちてしまっている。おそらく良馬場のほうが持ち味を出せるのだろうが、今回は最後に引き離せなかったことで評価を下げたい。ただ、まだまだ余裕のある馬体で出てきたので、次走でガラリと変わる可能性もあると思う。また、良血馬なので成長力にも期待したい。
【母】クロウキャニオン
JRA9戦1勝・地方1戦0勝。兵庫ジュニアグランプGⅢ3着。
母(本馬の祖母)クロカミは京王杯オータムHGⅢ・府中牝馬SGⅢを勝ち、中山牝馬SGⅢ3着・東京新聞杯GⅢ3着・中山牝馬SGⅢ3着。
初仔は5勝。第2仔ボレアス(牡2008年産)は3勝。レパードSGⅢを勝ち、ジャパンダートダービーGⅠ2着・浦和記念GⅡ3着・ユニコーンSGⅢ3着。第3仔マウントシャスタ(牡2009年産・期待度70)は4勝。毎日杯GⅢ2着・神戸新聞杯GⅡ3着。第4仔カミノタサハラ(牡2010年産・期待度95)は3勝。弥生賞GⅡを勝ち、皐月賞(4着)にも出走した。第5仔ベルキャニオン(牡2011年産・期待度75)は3勝。共同通信杯GⅢ2着。皐月賞(7着)・ダービー(8着)にも出走した。第6仔は1勝。第7仔ラベンダーヴァレイ(牝7歳・期待度60)は現役で4勝。チューリップ賞GⅢ3着。桜花賞(6着)にも出走した。第8仔クリアザトラック(牡6歳・期待度75)は現役で4勝。第9仔フォックスクリーク(牡4歳)は現役で3勝。第10仔クールウォーター(牝4歳・期待度55)は現役で1勝。第11仔ストーンリッジ(牡3歳)は現役で1勝。きさらぎ賞GⅢ2着。第12仔が本馬。
産駒12頭がすべて勝ち上がり、現在18歳だが、これが産駒33勝目という大変優秀な繁殖牝馬である。
期待度55

●2函4 5R 2歳新馬 芝1800 良
ソダシ (牝・栗東・須貝尚介)
父クロフネ 母ブチコ(キングカメハメハ)
1:50:4(上3F35:3)
単勝5.9倍の3番人気からの勝利。まずまずのスタートから道中は2番手。4コーナーで先頭に立ち、直線で後続を引き離す。ギャラントウォリアが追ってくるが差は詰まらず、2馬身1/2差での完勝だった。
【先頭の通過】50:2-62:7
【レースの上り】12:0-11:7-11:6
美しい白毛の馬体が先頭でゴール板を駆け抜けた。道中は逃げ馬をマークするように進み、4コーナーで先頭。直線で引き離して、一旦は3馬身近い差とした。2~3着は3馬身離れたので力が違ったのだろう。速い時計の出ていない今日の函館の馬場で、1:50:4-35:3ならばまずまずで、スローペースながら上りは加速している。ラスト1Fは11:6であり、デビュー戦でも最後までしっかりと走れた印象だ。本ブログで記事にした白毛馬は、ユキチャン(牝2005年産・期待度70)・ハヤヤッコ(牡4歳・現役・期待度60)がいて、本馬で3頭目である。白毛馬のクラシック出走はまだないが、本馬は初の出走馬になる可能性を秘めていると思う。この後、どんな成長を見せるだろうか。
【母】ブチコ
16戦4勝。ダート1800m4勝。重賞はチューリップ賞(14着)・ユニコーンS(5着)に出走した。
姉(本馬の伯母)ユキチャン(牝2005年産・期待度70)は関東オークス川崎GⅡ・クイーン賞船橋GⅢ・TCK女王盃大井GⅢを勝ち、クイーン賞船橋GⅢ2着・TCK女王盃大井GⅢ2着・マリーンC船橋GⅢ3着。甥(本馬の従兄妹)ハヤヤッコ(牡4歳・現役・期待度60)はレパードSGⅢを勝った。甥(本馬の従兄妹)ピオノノ(牡3歳・現役)は北海道2歳優駿門別GⅢ3着。
本馬が初仔。
期待度60

2020年7月11日(土)2歳戦

●2福3 5R 2歳新馬 芝1800 稍重
ドゥラモンド (牡・美浦・手塚貴久)
父ドゥラメンテ 母シーズインクルーデッド(Include)
1:50:9(上3F36:2)
単勝2.4倍の1番人気に応えた。出遅れて半馬身程度の不利だったが、ダッシュ良く上がり道中は3番手。4コーナーで先頭に立ち、直線は2馬身以上の差をつけるが最後にゴールドベレーに詰められて1/2馬身差での勝利だった。
【先頭の通過】49:0-62:3
【レースの上り】12:2-11:7-12:4
ゲートはのっそりと出たが、その後のダッシュが良く3番手に上がった。直線残り100m手前では2馬身以上差をつけたので楽勝まであるかと思ったが、最後に迫られてしまった。これが残念である。だた、3着以下とは脚色が同じだったので、2着馬を褒めるべきかもしれない。2~3着が2馬身。3~4着が3馬身離れている。勝ち時計1:50:9-36:2は稍重の今日の馬場としても平凡で、ラスト1Fが12:4と落ちたのも残念だ。素軽い走りをする馬なので良馬場ならば更に持ち味を発揮しそうだが、現段階では高い評価はできないと思った。
父ドゥラメンテは新種牡馬である。6月7日にアスコルターレが勝ってから1ヵ月間勝てなかったが、本日は下記ダノンシュネラも勝って、これで3勝目(3頭)である。いよいよ本領発揮か。
【母】シーズインクルーデッド
アメリカ産の輸入繁殖牝馬。アメリカで走り6戦1勝。デルマーデビュタントS米GⅠ3着。
母(本馬の祖母)DancingoniceはラスパルマスH米GⅡ2着。
日本での初仔は地方1勝。第3仔は3勝。第5仔サンデーウィザード(牡8歳)は現役で6勝。新潟大賞典GⅢを勝った。第6仔ヒーズインラブ(牡2013年産・期待度60)はJRA6勝・地方2勝。ダービー卿チャレンジTGⅢを勝った。第8仔は地方4勝。第9仔クリスタルオーブ(牝4歳)は現役で1勝。第10仔オーサムゲイル(牝3歳)は現役で未勝利。第11仔が本馬。
期待度50

●4阪3 5R 2歳新馬・牝 芝1600 重
ダノンシュネラ (牝・栗東・池江泰寿)
父ドゥラメンテ 母ラッドルチェンド(Danehill Dancer)
1:38:7(上3F35:8)
単勝2.3倍の1番人気に応えた。やや出遅れて後方11番手から上がっていく競馬となり、4コーナーは大外7番手。直線残り200mで先頭に立ち、内から伸びたフォティノースに1馬身差で勝利だった。
【先頭の通過】36:6-49:7
【レースの上り】12:1-11:7-12:4
後方からの競馬となり、外を通り徐々に位置を上げていった。4コーナーも一番外をまわり、直線も外から伸びた。道中はややズブイ面も見せていたが、競馬を経験するうちに徐々に改善するだろう。今日の芝コースはレースの30分前に不良から回復した重馬場で、時計のかかる馬場となっている。時計は1:38:7-35:8とかかっているが、問題はないだろう。496kgのやや大柄な牝馬で、パワーの理想な走りをした。上記ドゥラモンドとは異なり、今日のような馬場が合っているかも知れない。良馬場でどんな走りができるかが鍵となるが、スタートやズブさが改善されないと上のクラスでは苦戦するかもしれない。
父ドゥラメンテは新種牡馬である。2着のフォティノースもドゥラメンテ産駒で、このレースは産駒でワンツーだ。6月7日にアスコルターレが勝ってから1ヵ月間勝てなかったが、本日は上記ドゥラモンドも勝って、これで3勝目(3頭)である。ちなみにライバルのモーリスは、本日函館5R芝1200m新馬戦でカイザーノヴァが勝ち産駒初勝利を挙げた。両頭ともにスロースタート気味だったが、これから勝ち星を増やして行きそうである。
【母】ラッドルチェンド
JRA3戦0勝・地方6戦1勝。
弟(本馬の叔父)リアルスティール(牡2012年産・期待度90・年末推奨馬)は種牡馬。弟(本馬の叔父)プロディガルサン(牡7歳・期待度80・現役)は東京スポーツ杯2歳SGⅢ2着・東京新聞杯GⅢ2着・セントライト記念GⅡ3着。妹(本馬の叔母)ラヴズオンリーユー(牝4歳・期待度95・年末推奨馬・現役)は優駿牝馬GⅠを勝ち、鳴尾記念GⅢ2着・エリザベス女王杯GⅠ3着。
第2仔は地方2勝。第3仔テルツェット(牝3歳・期待度60)は現役で1勝。第4仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時のセレクトセールにて1億7820万円で取引された。
期待度50

2020年7月5日(日)2歳戦

●2福2 1R 2歳未勝利 芝1800 重
コスモアシュラ (牡・美浦・中野栄治)
父ゴールドシップ 母チアフルドーラ(Jump Start)
1:50:2(上3F36:9)
単勝26.1倍の5番人気からの勝利。まずまずのスタートから9番手につけるが、2コーナーで上がり、4F手前で先頭に立つ。4コーナーは1馬身半差の先頭から、追ってきたマジカルステージをクビ差抑えての勝利だった。
【先頭の通過】49:2-61:5
【レースの上り】12:4-12:1-12:4
1コーナーは後方から3頭目の9番手でまわったが、2コーナーで上がり、向正面入り口で先頭に立った。ここから逃げて、直線残り200mあたりでは2馬身近く離した。ここで2番手に上がったマジカルステージの伸び脚が良く抜かれるかと思ったが、最後まで粘り切ってのクビ差の辛勝だった。2コーナーで思い切って行かせて最後まで粘らせた津村明秀騎手のファインプレーの競馬だった。後方のままならば勝つことはなかっただろう。今日の福島競馬場は芝・ダートとも重で、その中での1:50:2-36:9は、まずまずの時計だと思う。ラストが12:4とかかったものの、ハイペースなので問題ないだろう。ただ、レースレベルとしてはあまり高くはなさそうで、その中での辛勝なので、2勝目までは時間がかかるレベルだと思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 東京芝1800m8着(ユーバーレーベン 1:8)
【母】チアフルドーラ
アメリカ産の外国産馬として日本で走り1戦0勝。
初仔は4勝。第3仔は地方2勝。第5仔は地方7勝。第6仔は地方8勝。第7仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、1歳時の北海道セレクションセールにて1026万円で取引された。
期待度40

●2福2 5R 2歳新馬 芝1800 重
タウゼントシェーン (牝・栗東・矢作芳人)
父ディープインパクト 母ターフローズ(Big Shuffle)
1:51:2(上3F34:9)
単勝5.3倍の2番人気からの勝利。気持ち出遅れて道中は9番手。3コーナーから上がり、4コーナーは外6番手。直線残り150mあたりで先頭に立ち、スワーヴエルメに1/2馬身差での勝利だった。
【先頭の通過】50:8-63:8
【レースの上り】12:0-11:5-11:8
中団より後方につけて、3コーナーから押し上げた。直線は外からしっかりと伸びて、最後は1番人気スワーヴエルメを抑えてゴール。半馬身差でも着差以上の余裕があった。今日の馬場では不利になりそうな414kgという小柄な馬体でも、直線は軽やかに伸びた。おそらく良馬場ならば更に伸びただろう。スローペースになり、勝ち時計は1:51:2。上記未勝利戦よりも1秒遅いが、5F通過時点で2秒3も遅いので仕方がないだろう。上りでは2秒も本馬のほうが速い。これからの成長度にもよるが、上のクラスでもそこそこやれそうだ。
【母】ターフローズ
ドイツ産の輸入繁殖牝馬。イタリア・フランスで走り、伊9戦5勝・仏7戦0勝。リディアテシオ賞伊GⅠを勝ち、ポモーヌ賞仏GⅡ2着・ミュゲ賞仏GⅡ2着・マリオインチーザ賞伊GⅢ3着・伊1000ギニー伊GⅢ3着。
姪(本馬の従姉妹)Turfdonnaは独オークス独GⅠを勝ち、ハンブルク牝馬賞独GⅢ3着。
日本での初仔ロサギガンティア(牡2011年産・期待度85)は5勝。スプリングSGⅡ・阪神CGⅡを勝ち、京王杯スプリングCGⅡ3着。皐月賞(10着)にも出走した。第2仔スターオブペルシャ(騸2013年産)は 阪神CGⅡ3着。第4仔ウェストブルック(騸5歳)は現役で1勝。第5仔デルマラッキーガイ(牡3歳)は現役で未勝利。第6仔が本馬。
期待度55

●4阪2 5R 2歳新馬 芝1600 稍重
ステラヴェローチェ (牡・栗東・須貝尚介)
父バゴ 母オーマイベイビー(ディープインパクト)
1:36:4(上3F35:7)
単勝3.2倍の2番人気からの勝利。好スタートから1F過ぎで先頭に立ち、道中は僅差での逃げ。4コーナーも僅差の先頭でまわり、直線はグルーヴビートと2頭が後続を離して、最後はクビ差での逃げ切り勝ちだった。
【先頭の通過】35:7-48:0
【レースの上り】12:0-11:7-12:0
最内1番枠から好スタートを切ったが、頭を上げてスピードに乗れず、1F過ぎで先手を奪う。ただ、単独の逃げとはならず、道中はシゲルソウサイに絡まれて馬体を併せて進む。直線でシゲルソウサイを振り切るが、残り250mで2番手に上がったグルーヴビートが迫ってきて、1馬身弱の差だったが、ゴール前で頭を上げてクビ差まで迫られた。若さを随所に見せながらも勝ってしまうのは、能力が高い証拠だろう。更に、道中絡まれて楽な逃げではなかったが、1番人気グルーヴビートの追撃を抑えたのは価値があると思う。着差はクビ差だが、2~3着は4馬身離れたので2頭が抜けていたようだ。本日2Rの3歳未勝利の勝ち馬が1:35:9-36:3なので、時計的にもまずまずだと思う。まだまだ奥がありそうで、このひと叩きで更に良くなれば上のクラスでも上位争いは可能だろう。
【母】オーマイベイビー
4戦0勝。
兄(本馬の伯父)ゴスホークケン(牡2005年産・期待度85)は種牡馬。妹(本馬の叔母)アウェイク(牝2013年産・期待度55)はフローラSGⅡ3着。
初仔ビットクラッシャー(牡3歳)は現役で未勝利。第2仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、当歳時のセレクトセールにて6480万円で取引された。
期待度55

●2函2 5R 2歳新馬 芝1800 良
アランデル (牡・美浦・大竹正博)
父ハービンジャー 母ガラディナー(サンデーサイレンス)
1:52:4(上3F35:7)
単勝3.1倍の2番人気からの勝利。好スタートから道中は2~3番手。4コーナーは僅差の2番手から、直線アークライトとの争いとなり、残り50mから差をつけてクビ差での勝利だった。
【先頭の通過】52:3-64:4
【レースの上り】11:9-11:6-12:2
2コーナーで先頭に立ったアークライトを追いかけて2番手に上がった。ここで目標をアークライトに定めたのが良かったのだろう。残り600mから併せていき、直線は叩き合いとなった。2頭が後続を離して、2~3着は3馬身半差となった。2頭の叩き合いはラスト50mで勝負あり。最後はクビ差競り勝った。506kgでのデビュー戦だが、まだまだ良くなる余地のありそうな馬体であり、今後の伸びしろは大きいだろう。ただ、1:52:4-35:7は平凡で、4Rの3歳未勝利の勝ち馬が1:49:4-35:2というところを見ると、手放しで褒めることはできないだろう。好レースだったことは確かだが、このひと叩きで大きく良くならなければ、上のクラスでは苦戦するかもしれない。
【母】ガラディナー
32戦2勝。ダート1200m1勝・ダート1700m1勝。重賞はチューリップ賞(12着)に出走した。
弟(本馬の叔父)リザーブカードは関屋記念GⅢ2着・富士SGⅢ2着・阪神CGⅢ3着・関屋記念GⅢ3着。
第2仔は地方4勝。第3仔は1勝。第4仔は地方6勝。第5仔ベストリゾート(牡2017年産・期待度50)は3勝。第6仔デュッセルドルフ(牝2015年産・期待度55)は2勝。第7仔が本馬。
期待度50

2020年7月4日(土)2歳戦

●4阪1 1R 2歳未勝利 芝1600 重
ホウオウアマゾン (牡・栗東・矢作芳人)
父キングカメハメハ 母ヒカルアマランサス(アグネスタキオン)
1:36:1(上3F35:4)
単勝3.9倍の2番人気からの勝利。絶好のスタートから道中2番手。4コーナーも2番手から直線残り350mあたりで先頭に立ち、内目から迫るスーパーホープを残り100m過ぎから引き離して1馬身1/2差での完勝だった。
【先頭の通過】35:3-47:7
【レースの上り】12:0-11:5-12:4
好スタートからしばらく先頭にいたが、1Fで先手を譲り、1~2馬身差の2番手でレースを進めた。直線早目に先頭に立ったがなかなか後続を離せず、残り100m過ぎから引き離した。最後は差を開きながらのゴールで完勝だった。今日の阪神競馬は雨で、ダートは不良になっている。この中で1:36:1-35:4ならばまずまずで、ラスト1Fが12:4と落ちているが、ここで離しているので問題はないだろう。まずまずのメンバーが揃った未勝利戦で、ここでの完勝なので4馬身離されたデビュー戦からは大きく良くなったのだろう。上のクラスでも上位争いは可能だと思うが、2勝目までは数戦必要なレベルだと思う。
【戦歴】2戦1勝
①新馬 阪神芝1600m2着(フラーズダルム 4馬身)
【母】ヒカルアマランサス
2006年産期待度85。16戦4勝。3月の小倉芝1200m新馬戦を勝ち、2戦目の君子蘭賞も快勝して2戦2勝となった。しかし、3戦目の忘れな草賞は10着に大敗し、クラシック出走はできなかった。古馬になり重賞戦線で活躍。京都牝馬SGⅢを勝ち、ヴィクトリアマイルGⅠ2着・京都牝馬SGⅢ2着・愛知杯GⅢ3着の他、エリザベス女王杯5着などGⅠでも好走している。5歳4月の中山牝馬SGⅢ9着を最後に引退した。
弟(本馬の叔父)カレンミロティックは金鯱賞GⅡを勝ち、宝塚記念GⅠ2着・天皇賞秋GⅠ2着・天皇賞春GⅠ3着・京都大賞典GⅡ3着。
初仔は4勝。第2仔は3勝。第4仔スイートセント(牝4歳)は現役で2勝。第5仔フレジエ(牝3歳)は現役で未勝利。第6仔が本馬。
【市場取引】
本馬は、当歳時のセレクトセールにて1億5120万円で取引された。
期待度50