2020年6月6日(土)2歳戦

「natsuryoのダービーへの道」、14年目のスタートです。
2021年ダービーまでの熱い戦いを、今年度も1年間見守っていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

【新種牡馬】
昨年6月1日の記事を見ると、注目の新種牡馬としてキズナとエピファネイアの2頭をあげている。2頭とも上々の初年度だったと思う。
キズナについては、ビアンフェ(函館2歳SGⅢ)・クリスタルブラック(京成杯GⅢ)・マルターズディオサ(チューリップ賞GⅡ)・アブレイズ(フラワーCGⅢ)・ディープボンド(京都新聞杯GⅡ)と5頭のJRA重賞勝ち馬を出した。春のクラシックは4レースすべてに産駒を出走させたが、ディープボンドのダービー5着が最高着順で、上位争いをする馬はいなかった。昨年『ディープインパクトのサイヤーラインをつないでいきそうな産駒を出せるかどうか。このような観点で産駒を見ていきたい』と書いたが、「サイヤーラインをつないでいきそうな産駒」は今のところ見当たらないのは残念である。ただ、初年度産駒の活躍と父の死亡により繁殖牝馬のレベルがグンと上がるだろうから、3~4年後に種牡馬キズナの時代が来るかもしれない。
エピファネイアは、初年度産駒から牝馬2冠のデアリングタクトを出した。重賞勝ち馬はこの馬1頭のみでクラシック出走もこの馬のみだが、いきなり大物を出したのは素晴らしいと思う。デアリングタクトだけが活躍したわけではなく、シーズンズギフトがニュージーランドTGⅡ2着・フラワーCGⅢ3着。スカイグルーヴが京成杯GⅢ2着。ロールオブサンダーが京都2歳SGⅢ3着。ヴァルナが京王杯2歳SGⅡ3着など重賞で好走している。シンボリクリスエスというよりもシーザリオの血が強く出ている印象で、シーザリオとキングカメハメハの相性に注目しなければならないと思った。そういう意味では今年度の新種牡馬リオンディーズがどのような産駒を出すのか楽しみである。初年度は上記キズナとは対象的な活躍をしたが、今後も大物を出しそうなのはエピファネイアのような気がする。

今年の新種牡馬は、 ドゥラメンテ(2012年産・期待度105・年末推奨馬)・モーリス(2011年産・期待度70)・ リオンディーズ(2013年産・期待度95)・ アジアエクスプレス(2011年産・期待度75)・ラブリーデイ(2010年産・期待度65)・ミッキーアイル(2011年産・期待度100・年末推奨馬)など、今年度も本ブログでお馴染みの馬たちが並ぶ。
その中で注目の種牡馬は、種付け数の多いドゥラメンテとモーリスだ。

ドゥラメンテ(2012年産・期待度105・年末推奨馬)は父キングカメハメハ母アドマイヤグルーヴという良血馬だ。祖母がエアグルーヴという日本を代表する牝系の出であり、自身は通算9戦5勝で皐月賞・日本ダービーを勝った二冠馬である。
この血統と競走成績なので初年度から大人気で、284頭に種付けした。2年目は更に増えて294頭。3年目は種付け料を値上げしたために184頭に激減している。ただ、種付け数の多かったディープインパクトの体調不良(のち死亡)があって、種付け数を意図的に抑えたのかもしれない。キングカメハメハ産駒の種牡馬はロードカナロア・ルーラーシップが活躍しているが、2頭ともサンデーサイレンスが入っていない。ところが本馬は母父がサンデーサイレンスなので、その部分では不利となるだろう。血統構成はルーラーシップに似ているので、産駒の傾向も多少は似ると思う。ただ、サンデーサイレンスが入った分、スピードで勝負する産駒も多数出るだろう。キズナの初年度種付け数269頭を上回り、初年度と2年目は数の力で2歳リーディングの上位争いをすると思う。その中で大物を出せれば、キングカメハメハ後継種牡馬の地位を確保する可能性が高くなるだろう。
2015年のダービー勝利時、『この馬の血統背景やレース振りを見ると、将来大種牡馬になる可能性が非常に高いと思った。10年後にこの予想が当たっているのかどうか、これも楽しみである』と書いた。まずは大種牡馬になる可能性を見せることができるのか。2歳戦から注目だ。

モーリス(2011年産・期待度70)は父スクリーンヒーローの初年度産駒であり代表産駒ある。3歳春までは2勝馬でクラシックに縁はなかったものの、4歳時からの活躍が圧巻で、4歳初戦から5歳春のチャンピオンズマイル香GⅠまで7連勝した。特に安田記念−マイルチャンピオンシップ−香港マイル−チャンピオンズマイルのGⅠ4連勝は素晴らしかったと思う。また、5歳秋には天皇賞秋−香港Cと芝2000mのGⅠを連勝して引退した。牝系は長距離系を好むメジロ牧場の血統で、モンタヴアル−フイデイオン−モガミ−カーネギーと付けられてきた。母もメジロ牧場産だが、繁殖として戸川牧場で繫養されて本馬を生んだ。父スクリーンヒーローもジャパンCを勝つなど長距離で活躍した馬で、産駒も長い距離で活躍する馬が多い。メジロ牧場の牝系に父スクリーンヒーローなので天皇賞春で活躍しそうな血統だが、なぜかマイル戦で活躍する馬になった。芝1400mの新馬戦をレコード勝ちしたとき『どちらかというと、2歳の短い距離でレコードで勝つようなイメージはない。母父カーネギーにしても母母メジロモントレーにしても同様だ。本馬はトレーニングセール出身で一度仕上げているので、他馬よりは仕上がりは良いのだろうが、デビュー戦でこれだけ走れるのなら立派だと思う。短距離が得意というよりも、絶対能力でこの時計を出したのかもしれない。距離が延びても血統的には問題ないだろう』と書いている。おそらくデビュー時に書いた通りの馬で、マイルが得意な産駒から長距離の得意な産駒まで幅広く出るだろう。コンスタントに活躍馬が出るタイプではなく、自身のように古馬になってから成長する産駒も多いだろう。ただ、社台グループのバックアップもあり繁殖牝馬の質が高いため、春のクラシックに乗ってくる産駒も多いと思う。
初年度は265頭に種付けした。2年目・3年目も200頭台をキープしている。また、オーストラリアでシャトル種牡馬として種付けをしているため、日豪で多数の産駒がいる。

個人的にはエイシンヒカリに注目だが、初年度の種付け数は86頭と、生産界での評価は低い。私の19頭目の出資馬クープドクール(牝2歳)がエイシンヒカリ産駒である(2019年7月13日の記事参照)。総額900万円の募集馬なので1勝すれば十分嬉しいのだが、できれば2~3勝してほしいと思っている。このまま順調ならば夏から秋頃にデビューできそうでとても楽しみだ。
また、出資馬ではないがエポカドーロ・カインドリーの弟キングストンボーイ(牡2歳・父ドゥラメンテ)には注目している。2年前のセレクトセールに上場されて7776万円でノーザンファームが落札した馬だ。『社台系のクラブでは出てほくないな』と思っていたら、馬主は吉田和美氏となりホッとした。すでに藤沢和雄厩舎に入厩し、時計も出している。ゲート試験も合格しているようだ。是非ドゥラメンテの代表産駒になってほしい。


●3東1 5R 2歳新馬 芝1600 良
ウインアグライア (牝・美浦・和田雄二)
父マツリダゴッホ 母ウインアルテミス(Arch)
1:37:2(上3F33:8)
単勝109.3倍の8番人気からの勝利。好スタートから道中は3番手。4コーナー内4番手から直線残り100m過ぎで先頭に立ち、ブエナベントゥーラにクビ差での勝利だった。
【先頭の通過】37:9-50:6
【レースの上り】11:7-11:0-11:6
ブエナビスタの初仔ブエナベントゥーラが圧倒的な人気となった注目のレースだったが、残り50m手前で抜き去り単勝万馬券の波乱となった。残り200m手前でサンハーリンゲンが斜行してきて目の前に来たために外に出すロスはあったものの、ここから鋭い伸び脚を見せて、残り100m手前で先頭に立ったブエナベントゥーラにすぐに追いつき抜いた。勝ち時計1:37:2は平凡だが、上り3Fは33:8と速いので、時計的にはまずまずだろう。レースのラスト1Fが11:6だが、本馬は11:3~11:4程度で走っている。人気薄からの勝利だが能力は問題なく、このひと叩きで良くなれば上のクラスでもそこそこやれると思う。
【母】ウインアルテミス
アメリカ産の外国産馬として日本で走り、JRA4戦0勝・地方7戦0勝。
種牡馬ヘクタープロテクター・種牡馬シャンハイの姪という血統だ。
本馬が初仔。
期待度50

●3阪1 5R 2歳新馬 芝1600 良
ダディーズビビッド (牡・栗東・千田輝彦)
父キズナ 母ケイティーズギフト(フレンチデピュティ)
1:36:6(上3F34:4)
単勝28.3倍の6番人気からの勝利。まずまずのスタートから道中は2~3番手。4コーナー2番手から直線残り50mあたりで逃げたウインメイユールをとらえて先頭に立ち1/2馬身差での勝利だった。
【先頭の通過】36:6-49:4
【レースの上り】11:6-11:2-11:7
直線に向くとウインメイユールにやや離されたものの、残り200mでは2頭が抜けた形となり、ウインメイユールの脚を見るように余裕をもって追い上げた。能力差は着差以上であり、2~3着は3馬身離れたので能力は高いだろう。阪神競馬の初日だが、メインの鳴尾記念では勝ち時計が2分を切らなかったように、高速馬場にはなっていない。その馬場なので1:36:6-34:4は悪くない時計だと思う。2歳のこの時期のレースなので、この後の成長度合いで来年の結果は全然違ってくるだろう。現時点での能力は高いと思うが、期待度はあまり高くはできない。
【母】ケイティーズギフト
13戦1勝。ダート1400m1勝。重賞未出走。
兄(本馬の伯父)ゴーステディは中山金杯GⅢ3着。甥(本馬の従兄弟)アドマイヤムーンは種牡馬。その弟(本馬の従兄弟)プレイ(牡2008年産・期待度55)は弥生賞GⅡ2着・京成杯GⅢ3着。姪(本馬の従姉弟)グレイスアン(牝4歳・期待度50・現役)はフェアリーSGⅢ3着。甥(本馬の従兄弟)ヴィッテルスバッハ(牡4歳・期待度60・現役)はニュージーランドTGⅡ3着。
第2仔ケイティープライド(牡2010年産・期待度65・年末推奨馬)は5勝。 函館記念GⅢ2着・チャレンジCGⅢ3着。第3仔は1勝。第4仔は1勝。第5仔ダディーズマインド(牡4歳・期待度60)は現役で2勝。第6仔ダディーズメジャー(牡3歳)は現役で未勝利。第7仔が本馬。
期待度55

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