2017年5月21日(日)第78回優駿牝馬(オークス)結果

東京競馬場は、今週月曜日~土曜日まで降水量なし。本日も晴れて絶好のコンディションでオークスが行われた。

優駿牝馬(GⅠ) 芝2400 良
◎1着ソウルスターリング(期待度105)   2:24:1(上り34:1)
  2着モズカッチャン(期待度75)         1 3/4 
〇3着アドマイヤミヤビ(期待度90)        2 1/2      
△4着ディアドラ(期待度75)             頭   
▲5着リスグラシュー(期待度85)          3/4

【レース】
レッドコルディスが出遅れたが、その他はまずまずのスタートだった。スタート直後は各馬出方を窺うが、1F手前でフローレスマジックが押し出されるように先頭に立つ。
1コーナーはフローレスマジックが先頭。1馬身差で外ミスパンテールが2番手。ほぼ並んで内ソウルスターリングが3番手。その後ろのグループは外目ブラックオニキス4番手。内モズカッチャン5番手。外ヤマカツグレース6番手。差がなく内目モーヴサファイア7番手。馬群に入れたカリビアンゴールド8番手。その外に桜花賞馬レーヌミノル9番手。内ブラックスビーチ10番手。内目リスグラシュー11番手。その外に2頭、ホウオウパフュームとアドマイヤミヤビが並んで12・13番手。1馬身半開いて内ディアドラ14番手。その外ディーパワンサ15番手。また1馬身半開いてマナローラが外16番手。出遅れたレッドコルディスは中で17番手。内で最後方ハローユニコーン18番手の順で1コーナーをまわる。
向正面に入ると、フローレスマジックが1馬身差で逃げて、ソウルスターリングは内4番手に下げる。ソウルスターリングの1馬身半後ろにモズカッチャンがいて内7番手。外で並んでるのがレーヌミノルで8番手。そのすぐ後ろにリスグラシュー9番手。外13番手にアドマイヤミヤビがいて、内15番手にディアドラという展開。
先頭の1000m通過が1:01:7のスローペース。この後も順位に大きな変動は無く3コ-ナーをまわる。この後、ソウルスターリングが差を詰めて2番手に上がり、4コーナーは、フローレスマジックが先頭。ソウルスターリングが半馬身差の2番手。内からモズカッチャンが差を詰めて5番手。レーヌミノルは外7番手。リスグラシューは馬群の中11番手。内を通りコーナーワークで順位を上げたディアドラが12番手。後方から差を詰めてきたアドマイヤミヤビは外14番手で直線を向く。
絶好の手応えのまま、残り400m手前でソウルスターリングが馬場の真ん中を通り先頭に立つ。残り400mは、モズカッチャンも内から外目に出して3番手に上がる。内から良い脚で伸びたディアドラは6番手で通過し、リスグラシューは馬群の中8番手。差がなく外レーヌミノル9番手。大外から伸びるアドマイヤミヤビはまだ13番手である。ここからソウルスターリングが引き離しにかかるが、モズカッチャンも伸びて、残り200mはこの2頭が抜け出す形となる。ディアドラが内ラチ沿いを伸びて4番手。大外からはアドマイヤミヤビが5番手に上がる。
残り200mでは前2頭が半馬身差の争いをするが、ここからソウルスターリングが伸びてモズカッチャンに差をつけて、残り100mは1馬身弱の差とする。この後もジワジワと差をつけていき、最後は1馬身3/4差でゴール。ソウルスターリングが第78代オークス馬となった。
モズカッチャンが2着。そこから2馬身半離れて、ゴール前で3番手に上がったアドマイヤミヤビが3着。内から伸びたが最後に頭差差されたディアドラが4着。馬群の中からジワジワ伸びたリスグラシューが5着だった。桜花賞馬レーヌミノルは直線伸びずに13着に負けた。
レースの上り3Fは11:3-11:2-11:6と、速い上りだった。スローペースだが13秒台のないペースで、上り4Fがすべて11秒台だった。特に、上り4Fは45:7、5Fは57:8と、直線勝負ではない後半勝負のレースとなった。勝ちタイム2:24:1は、昨年および一昨年の2:25:0を0:9も上回るレースレコードである。時計の出る馬場だったものの、3歳牝馬のレベルの高さを示す時計だと思う。
遅いペースを前に行ったソウルスターリングは展開に恵まれたようにも思うが、そうではないだろう。5F目から12秒そこそこのラップを刻み、残り800mからは11秒台である。前の馬は楽では無い。それでもメンバー中3位タイの上り時計なので、能力の高さでの勝利ということだ。好位につけて直線早目に先頭。2着馬を振り切って、後続は寄せ付けず、まさに完勝というような競馬だった。
ソウルスターリングはこれで6戦5勝。秋は秋華賞やエリザベス女王杯も良いが、できれば世界に羽ばたく馬になってもらいたい。海外遠征の決断を期待している。
母スタセリタは仏オークス馬だが、C.ルメール騎手の手綱で仏オークスを勝っている。母子が同じ騎手で日仏のオークスを制覇した。ルメール騎手は嬉しかったことだろう。
父Frankelは、14戦14勝(GⅠ10勝)という近年の欧州の怪物であり、現3歳が初年度産駒である。すでに日・英・仏で重賞勝ち馬を出し、GⅠはソウルスターリングの2勝である。欧州のGⅠ制覇も時間の問題だろう。Sadler's Wells系Galileo産駒であり、日本の馬場の適性が心配だったが、怪物種牡馬にはそんなことは関係なかった。
2着のモズカッチャンはフローラSGⅡの勝ち馬である。フローラSは12番人気からの勝利であり、前走の記事の最後に『オークス本番では、しっかり折り合っても、勝ち負けまでは厳しいと思う』と書いたが、勝ち負けしてしまった。内でジッと我慢をしたのが良かったのだろう。直線はしっかりと伸びた。残り200mでソウルスターリングに並びかけたが、その後振り切られてしまったのだが、一瞬でもソウルスターリングに追いついたのは立派で、今後の活躍が期待できるだろう。
3着アドマイヤミヤビは、直線大外から伸びて桜花賞大敗の鬱憤を晴らした。展開に恵まれなかった面もあるが、0:7差は決定的な差だと思う。現時点では3着で十分だろう。
4着ディアドラは、中一週で良く頑張った。3着だなと思って見ていたが、最後にアドマイヤミヤビに抜かれてしまい4着。それでも後方から良く伸びている。
5着リスグラシューは馬群の中をジリジリと伸びたが、目立つところは無かった。今回、初めて馬券圏内から外れてしまった。
桜花賞馬レーヌミノルは、残り200mで力尽きて13着。もう少しやれると思ったが、終始外をまわされ、前に壁を作れなかった。血統的に距離の壁もあるのだろうが、オークスに出てきたことは評価したい。


本ブログ10年目のオークスが終了した。
予想での指名馬は来たものの、馬券はハズレた。また、残念ながら年末推奨馬は出走なしだった。
気を取りなおして、来週はいよいよ日本ダービーである。本ブログ10年目の最終回だ。
3年連続年末推奨馬のダービー制覇なるかどうか。とにかく好レースを期待したい。

2017年ダービー予想

2017年ダービー登録馬
2017年ダービー展望

私と家内の会話。
私「台湾旅行は日本語が通じるホテルにしたから」
家内「それじゃあ海外に行った気がしない」
私「この前、さんざん修行してきたので、英語はもういいよ」
家内「修行だったの?」
そう、まさに修行だった。

飛行機の中で、空港の到着ロビーで、空港の手荷物預かり所で、タクシーで、バスに乗るとき、レストランで、チェックインで、ホテルのロビーで、土産屋で、スーパーで、ホテルの売店で、そして競馬場で、単語力も文法も中学1年レベルで発音はカタカナ英語の私が、いたるところで英語を話さなければならない。まさに『修行』だった。
と書くと見栄えは良いが、実際は相手が何を言っているのかサッパリわからず、自分も何て言えばいいのかサッパリわからず、ただ笑ってごまかしているだけだったのだ。

ドバイモールを歩いていて気がついたことがある。
イスラムの女性が着ている「アバヤ」という黒い衣装。あのいでたちを見慣れていないので、最初は何だか異様な、不気味な印象だった。衣装の下は敬虔なイスラム教徒の女性であり、日本人のような軽~い感じはまるでない。
アバヤを着て歩く女性は、目だけしか出していない人、顔半分は出ている人、髪は隠れているが顔は丸々出ている人など、着こなしは様々である。更によく見ると(よく見てはダメなのでチラチラ見ると)、黒とはいえ色々な種類のアバヤがある。高そうなバッグを持ち、友達同士おしゃべりをしながらショッピングを楽しんでいる若い女性もたくさんいた。
何を気づいたかというと、イスラムの若い女性のショッピングを楽しむ姿は、日本の若い女性とそう変わらないということだ。更に気づいたのは、目鼻立ちから想像するに、おそらく美人が多いのだろう。

アルアインの街は忘れられない。
タクシーをつかまえ損ねて、夜にテクテク一人で4.7kmを歩いた街だ(3月31日の記事参照)。
海外で、それも中東で、夜の一人歩きは危険すぎた。ただ、事件に巻き込まれるというよりも交通事故のほうが怖かった。
泊まったホテルの横の広い敷地に、巨大なモスクを作っていた。工事の壁に完成予想図(絵)が出ていたが、それを見ると相当大きなものになりそうだ。出来上がった姿を見に、再度訪れたいと思った。
観光をしたかったが、大雨で断念。砂漠に降る雨など、なかなか見ることは出来ないものを見た。

アルアインの皐月賞の走りも忘れられない。
直線で前が狭くなっても、その狭い所を突いて伸びた。レベルが低いと思っていた牡馬だが、コースレコードタイである。
そのアルアインが2冠に挑むダービーは、本ブログ記念すべき10年目のダービーである。
『1年も続かず飽きるだろう』と思いながら書き始めた本ブログだが、丸10年続いてしまった。
10年続けば一区切りだが、今のところは止めるつもりはない。

本ブログ10頭目のダービー馬はどの馬か。本ブログ10年目の結論である。

【第84回東京優駿(日本ダービー)結論】
◎アルアイン
2歳新馬(10月29日)
千両賞(12月23日)
毎日杯GⅢ(3月25日)
皐月賞GⅠ(4月16日)
2歳時の2戦は高いパフォーマンスを見せて快勝。ところが、2番人気で臨んだ3戦目のシンザン記念は、重馬場が良くなかったのか6着に敗れ一気に評価を落とした。
続く毎日杯GⅢは、サトノアーサーを半馬身差退けて勝ったにもかかわらず、皐月賞は9番人気と低評価だった。これは、シンザン記念での負け方と毎日杯も最後に差を詰められたことが原因だろう。
皐月賞GⅠは速いペースの中を先団につけて、直線はやや狭くなったところをしっかりとした脚で伸びた。着差はクビ差だが、競り合いでの脚色は勝っていて、力の差は着差以上だと思った。勝ち時計1:57:8は、昨年ディーマジェスティがマークしたレースレコードを0:1更新する好時計で、コースレコードタイだった。
現在の東京競馬場は高速馬場で、雨が降らなければダービーレコードが出る可能性が高い。毎日杯で、2008年ディープスカイ1:46:0、2013年キズナ1:46:2につぐ3番目に速い時計を出し、皐月賞はレースレコード(コースレコードタイ)で走った本馬は、時計的な裏付けも十分である。
残り200mで満を持して抜け出し、追いかけてくる有力馬達に迫られながらも、半馬身程度粘り切るようなレースをするだろう。東京競馬場も左回りも初めてだが、昨年のマカヒキも同じ条件でも勝った。能力で克服すると思う。
一週前の追い切りは、栗東CWコースで6Fからの併せ馬。相手を先に行かせて直線追いつくと一杯に追われて半馬身先着。一週前でも一杯に追われるように好調である。
10年目の本ブログの結論として、ダービー馬はアルアインを指名する。

〇アドミラブル
3歳未勝利(3月5日)
アザレア賞(4月1日)
青葉賞GⅡ(4月29日)
トライアルの青葉賞は、最後方待機から後半に追い上げ、直線では早めに先頭に立ち2馬身半離す完璧なレースをした。
圧勝続きの3連勝中である。まだ皐月賞組との対戦が無いので、一線級との能力差が不明だが、青葉賞のレースレコードを0:5も更新し、同タイムでダービーを走っても勝つかもしれない好時計で走った。しかも、レースの40分程前に通り雨があり、やや湿った馬場での時計である。これならば、皐月賞組に勝っても不思議ではないだろう。
比較が難しく、勝つか5着以下に沈むかどちらかだと思うので、〇(対抗)評価は妥当ではないのかもしれないが、今回は2番手として〇を打った。
一週前の追い切りは、栗東坂路コースで併せ馬。半馬身差を追いかけ、馬なりで併入。54:5-13:2の青葉賞時と似たような追い切りだった。
上記アルアイン同様ディープインパクト産駒で、曾祖母がバレークイーンであり、活躍馬が多数出ている一族の出身である。青葉賞勝ち馬初のダービー制覇へ。チャンスは十分だろう。

▲ペルシアンナイト
2歳新馬(8月21日)
こうやまき賞(12月11日)
アーリントンCGⅢ(2月25日)
アーリントンCを圧勝し、前走の皐月賞はクビ差の2着に負けた。
向正面で15番手から内をスルスルと上がり、3コーナーで内6番手。ここで脚を使ったので、ゴール前が甘くなったものの、クビ差の接戦だった。このクビ差は前半の位置取りの差とも取れるので、巻き返しは十分可能だろう。
一週前の追い切りは、栗東CWコースで併せ馬。2馬身差を追いかけて、直線で軽く促すと一気に加速して前をかわし、その後は4馬身突き放した。ラスト1F11:4という時計が出たようで、絶好調である。
ハービンジャー産駒で種牡馬ゴールドアリュールの甥という良血馬だ。デビュー当初よりスタートは大分良くなったが、その後の位置取りがあまり良くない。ダービーではどの位置を取るのかも注目である。皐月賞惜敗の借りをダービーで返すことができるだろうか。

△レイデオロ
2歳新馬(10月9日)
葉牡丹賞(12月3日)
ホープフルSGⅡ(12月25日)
デビューから3連勝でホープフルSGⅡを勝った。その後、弥生賞から皐月賞という情報もあったが、ソエで弥生賞をパス。ぶっつけで皐月賞に出走した。
弥生賞に出走させようと思えば出せる状態でも、目標がダービーならば無理をさせる必要は無い。皐月賞をステップにしてダービーを勝ちに行くというローテーションは十分ありだろう。
そして、皐月賞は5着に負けてしまったものの、後方から勝負どころで内を上がり、直線は馬群の中を良く伸びた。これならば、休み明け2戦目で一変するかもしれない。
一週前の追い切りは、美浦南Wコースで3頭併せ。2馬身追走から馬なりで併入。騎乗したルメール騎手は『皐月賞時より良い』とのことだ。
今日のオークスは、藤沢和雄厩舎でC.ルメール騎手のソウルスターリングが勝ったが、ダービーは伏兵扱いだろうから思い切った騎乗ができる。もしかすると、このコンビで二週連続があるかもしれない。

△サトノアーサー
2歳新馬(10月1日)
シクラメン賞(12月4日)
昨年活躍したサトノダイヤモンドに被ったのがこの馬である。
きさらぎ賞GⅢを勝って同じ道を歩むかに思われたが、2着に負けてしまった。ダイヤモンド程ではないなと評価を下げ、更に毎日杯GⅢも2着に負けてしまった。
ところが、ゴール前半馬身差まで追い詰めたのが、のちの皐月賞馬アルアインである。あと50mもあれば抜いていたと思われる2着で、もしかすると今回もアルアインを追い詰めるかもしれない。
一週前の追い切りは、栗東CWコースで7Fから併せ馬で追い切った。4馬身差を追いかけて、直線は一杯に追われて半馬身先着。長目から一杯に追われるのだから、体調は良いのだろう。
ディープインパクト産駒で、母はオセアニアのGⅠ馬。本馬はセレクトセールにて2億1060万円で取引された高額馬である。高額馬の先輩サトノダイヤモンドは昨年はハナ差の2着。ダービーでサトノダイヤモンド超えに再挑戦である。


当日はもっと絞って買うと思うが、今のところは以下の通りで考えている。
馬連は◎-〇▲△△の4点。
3連単フォーメーションで、◎〇→◎〇▲→〇▲△△の14点。

本ブログでは毎年年末に、『年末推奨馬』として重賞未出走馬から、牡馬5頭・牝馬5頭を選んでいるのだが、今年のオークスは残念ながら出走馬なしで終わった。
ただ、ダービーは3頭が出走予定である。昨年まで2年連続で年末推奨馬が勝っていて、今年勝てば3年連続年末推奨馬のダービー制覇となる。
今年は、◎アルアイン・▲ペルシアンナイト・△サトノアーサーの3頭が出走予定で、しかも有力馬だ。是非、勝って本ブログ10周年に花を添えてほしい。