2016年11月26日(土)2歳戦
11月24日(木)、関東地方の平野部に雪が降った。11月の降雪は1962年以来54年ぶりとのことだ。
東京競馬場にも積雪があり、昨日は除雪作業を実施したらしい。本日のレース映像を見ると、コースの横に除雪後の雪が映っている。1月の東京開催と見間違うような映像だった。
●5東7 5R 2歳新馬 芝1600 良
バリングラ (牡・美浦・堀宣行)
父Fastnet Rock 母Sweet Dreams Baby(Montjeu)
1:36:5(上3F35:0)
絶好のスタートから2番手につける。道中は先頭が飛ばし、2~3馬身差で追走する。先頭の4F通過が48:6のペース。このあとやや押して差を詰めて、4コーナーは2馬身~2馬身半差の2番手でまわる。直線に入ると馬場の真ん中に出して差を詰めて、残り400mは1馬身差の2番手で通過する。そして、残り350m過ぎで先頭に立つ。外からゴールドアピールが1馬身差で本馬と共に伸びていて、残り200mは半馬身差に詰められる。しかし、ここからゴールドアピールを振り切り、残り100mは2馬身近い差とする。代わって内からケイティクロスが2番手に上がるが、これに2馬身1/2差でゴールした。
単勝1.3倍の1番人気に応えた。好スタートから道中は2番手。直線残り350m過ぎで先頭に立ち、最後は2馬身半差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:9-11:6-11:9と、11秒台後半の上りだった。逃げ馬がやや速いペースで逃げたので、まずまずの時計だろう。
やや離れた2番手を進み、直線は逃げ馬を振り切った後、一緒に伸びた3着馬も振り切った。ゴール前は差を開きながらのゴールであり、新馬戦から圧倒的な人気を背負い危なげのない勝ち方をした。524㎏の大型馬で、ひと叩きしての上積みも大きいだろう。父が豪州産馬で短距離で活躍した馬だが、母方の祖母は英オークス馬である。短い距離が良いのか、それとも長い距離もこなせるのか。しばらくはマイル戦を使うのだろうが、来春はどのような距離を走っているのだろうか。
本馬はアイルランド産の外国産馬である。アイルランドのGoffs-November Foals Sale 2014にて、$106,548で取引された。
父Fastnet RockはDanehill産駒である。オーストラリアの芝1000mと芝1100mのGⅠを勝っているように短距離で活躍した。また、2011年・2012年の豪リーディングサイアーであり、日本ではブラヴィッシモ(牡4歳・現役)が5勝。メラグラーナ(牝4歳・現役)が5勝と活躍中だ。
母は不出走。母(本馬の祖母)シャトゥーシュ(Shahtoush)は英オークス英GⅠを勝ち、英1000ギニー 英GⅠ2着・モイグレアスタッドS愛GⅠ3着の実力馬だ。繁殖に上がり本馬はおそらく初仔である。
期待度55
●5京7 5R 2歳新馬 芝1600 良
ミリッサ (牝・栗東・石坂正)
父ダイワメジャー 母シンハリーズ(Singspiel)
1:36:3(上3F33:5)
気持ち出遅れて10番手につける。先頭の4F通過が49:4のペース。残り700m過ぎから押し上げて、残り600mで先頭パンサーバローズに並び、4コーナーは僅差の2番手でまわる。直線に入ると差をつけられて、残り200mは半馬身差の2番手で通過する。このあと再び盛り返し、残り80mあたりでパンサーバローズをかわして先頭に立つ。そして振り切り、最後は1馬身1/4差でゴールした。
単勝2.8倍の1番人気に応えた。道中10番手だが残り700m過ぎでマクルように押し上げて、4コーナーは僅差の2番手。直線残り80mで先頭に立ち、1馬身1/4差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:5-11:1-11:2と、速い上りの中を差し切った。スローペースを後方から進めたので、不利の流れだった。
残り700m過ぎから押し上げたC.ルメール騎手の好判断だった。手応え良くマクって、直線は逃げ馬を競り負かした。逃げ馬は11:5-11:1-11:4で走っていて、これを後方から差し切るのだから能力は高いだろう。特に、マクった脚は秀逸で、500万でも好勝負可能だと思う。414kgの小柄な牝馬で、馬体重の維持が今後は重要になるだろう。また、上のクラスで勝ち切るには、スタートの矯正も重要だと思う。
母はイギリス産の輸入繁殖牝馬。アメリカ・イギリスで走り米8戦2勝・英4戦1勝。デルマーオークス米GⅠを勝ち、パカラップS米GⅢ2着・アメリカンオークス米GⅠ3着など活躍した。このアメリカンオークスを勝ったのがシーザリオである。母(本馬の祖母)Baizeは、モールコームS英GⅢ3着など重賞で好走している。また、弟(本馬の叔父)Kid Edwardは、ラホヤH米GⅡ2着・オークトリーダービー米GⅡ3着など重賞で好走した。繁殖に上がり本馬が日本での第7仔だが、第2仔アダムスピーク(牡2009年産・期待度90)は3勝。ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢを勝ち、皐月賞(18着)にも出走した。第3仔は1勝。第4仔リラヴァティ(牝2011年産)は5勝。マーメイドSGⅢを勝ち、福島牝馬SGⅢ2着・ローズSGⅡ3着・フェアリーSGⅢ3着・チューリップ賞GⅢ3着など重賞で活躍し、桜花賞(9着)にも出走した。第5仔アダムスブリッジ(牡2012年産・期待度75)は2勝で、ダービー(17着)にも出走した。第6仔シンハライト(牝2013年産・期待度90・年末推奨馬)は5勝。オークスGⅠ・ローズSGⅡ・チューリップ賞GⅢを勝ち、桜花賞GⅠ2着の実力馬だ。産駒7頭で17勝目。重賞5勝(内GⅠ1勝)という大変優秀な繁殖牝馬である。
期待度60
●5京7 11R 京都2歳S(GⅢ) 芝2000 良
カデナ (牡・栗東・中竹和也)
父ディープインパクト 母フレンチリヴィエラ(French Deputy)
2:02:6(上3F33:6)
まずまずのスタートから1コーナーは内8番手でまわる。向正面に入っても8番手を進む。先頭の1000m通過が1:02:2のペース。3コーナーで9番手に下がるが、残り600mから外を盛り返し、4コーナーは大外6番手でまわる。直線に入ると外から伸びて、残り200mは半馬身差の2番手で通過する。残り100mあたりでヴァナヘイムをかわして先頭に立ち、1馬身1/4差をつけてゴールした。
単勝3.8倍の3番人気からの勝利。道中8~9番手から4コーナーは6番手。直線外から伸びて残り100mで先頭。1馬身1/4差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:5-11:2-11:6と、11秒台の上りだった。残り600mからスパートした本馬は33:6で上っている。
4コーナーで上がって行く走りと、直線での伸び脚が素晴らしく、ディープインパクト産駒らしい能力の高さを感じた。今回のメンバーは、萩Sの1・2着馬が強そうで、百日草特別で2着に負けた本馬は3番人気だった。1番人気ヴァナヘイムも良い走りをしたが、本馬の能力が勝ったということで、堂々たる重賞制覇である。勝ち時計2:02:6は平凡だが、今日の京都競馬場は速い時計が出ていない。そして、上りを33:6で走ったのだから十分だろう。今日を含め、全4戦ともメンバー中最速の上りを記録しているように、末脚は大きな武器である。この後、どのようなレースを選択していくのかは不明だが、来年の牡馬クラシックに向けて名乗りをあげたというところだろう。
これで4戦2勝となった。デビュー戦は阪神の芝1600m戦(勝ち馬:シグルーン)で、クビ差の2着だった。2戦目は阪神の芝1800m戦。道中8番手から4コーナーは6番手。直線外から伸びて、残り100mで先頭に立ち、3/4馬身差での勝利だった。3戦目の前走は百日草特別(勝ち馬:アドマイヤミヤビ)で、3/4馬身差の2着だった。
前々走時も書いたが、「カデナ」という名は沖縄の米軍基地がある嘉手納を思い浮かべてしまうが、そうではなくフランス語で『南京錠(Cadenas)』という意味らしい。
期待度80(up)
東京競馬場にも積雪があり、昨日は除雪作業を実施したらしい。本日のレース映像を見ると、コースの横に除雪後の雪が映っている。1月の東京開催と見間違うような映像だった。
●5東7 5R 2歳新馬 芝1600 良
バリングラ (牡・美浦・堀宣行)
父Fastnet Rock 母Sweet Dreams Baby(Montjeu)
1:36:5(上3F35:0)
絶好のスタートから2番手につける。道中は先頭が飛ばし、2~3馬身差で追走する。先頭の4F通過が48:6のペース。このあとやや押して差を詰めて、4コーナーは2馬身~2馬身半差の2番手でまわる。直線に入ると馬場の真ん中に出して差を詰めて、残り400mは1馬身差の2番手で通過する。そして、残り350m過ぎで先頭に立つ。外からゴールドアピールが1馬身差で本馬と共に伸びていて、残り200mは半馬身差に詰められる。しかし、ここからゴールドアピールを振り切り、残り100mは2馬身近い差とする。代わって内からケイティクロスが2番手に上がるが、これに2馬身1/2差でゴールした。
単勝1.3倍の1番人気に応えた。好スタートから道中は2番手。直線残り350m過ぎで先頭に立ち、最後は2馬身半差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:9-11:6-11:9と、11秒台後半の上りだった。逃げ馬がやや速いペースで逃げたので、まずまずの時計だろう。
やや離れた2番手を進み、直線は逃げ馬を振り切った後、一緒に伸びた3着馬も振り切った。ゴール前は差を開きながらのゴールであり、新馬戦から圧倒的な人気を背負い危なげのない勝ち方をした。524㎏の大型馬で、ひと叩きしての上積みも大きいだろう。父が豪州産馬で短距離で活躍した馬だが、母方の祖母は英オークス馬である。短い距離が良いのか、それとも長い距離もこなせるのか。しばらくはマイル戦を使うのだろうが、来春はどのような距離を走っているのだろうか。
本馬はアイルランド産の外国産馬である。アイルランドのGoffs-November Foals Sale 2014にて、$106,548で取引された。
父Fastnet RockはDanehill産駒である。オーストラリアの芝1000mと芝1100mのGⅠを勝っているように短距離で活躍した。また、2011年・2012年の豪リーディングサイアーであり、日本ではブラヴィッシモ(牡4歳・現役)が5勝。メラグラーナ(牝4歳・現役)が5勝と活躍中だ。
母は不出走。母(本馬の祖母)シャトゥーシュ(Shahtoush)は英オークス英GⅠを勝ち、英1000ギニー 英GⅠ2着・モイグレアスタッドS愛GⅠ3着の実力馬だ。繁殖に上がり本馬はおそらく初仔である。
期待度55
●5京7 5R 2歳新馬 芝1600 良
ミリッサ (牝・栗東・石坂正)
父ダイワメジャー 母シンハリーズ(Singspiel)
1:36:3(上3F33:5)
気持ち出遅れて10番手につける。先頭の4F通過が49:4のペース。残り700m過ぎから押し上げて、残り600mで先頭パンサーバローズに並び、4コーナーは僅差の2番手でまわる。直線に入ると差をつけられて、残り200mは半馬身差の2番手で通過する。このあと再び盛り返し、残り80mあたりでパンサーバローズをかわして先頭に立つ。そして振り切り、最後は1馬身1/4差でゴールした。
単勝2.8倍の1番人気に応えた。道中10番手だが残り700m過ぎでマクルように押し上げて、4コーナーは僅差の2番手。直線残り80mで先頭に立ち、1馬身1/4差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:5-11:1-11:2と、速い上りの中を差し切った。スローペースを後方から進めたので、不利の流れだった。
残り700m過ぎから押し上げたC.ルメール騎手の好判断だった。手応え良くマクって、直線は逃げ馬を競り負かした。逃げ馬は11:5-11:1-11:4で走っていて、これを後方から差し切るのだから能力は高いだろう。特に、マクった脚は秀逸で、500万でも好勝負可能だと思う。414kgの小柄な牝馬で、馬体重の維持が今後は重要になるだろう。また、上のクラスで勝ち切るには、スタートの矯正も重要だと思う。
母はイギリス産の輸入繁殖牝馬。アメリカ・イギリスで走り米8戦2勝・英4戦1勝。デルマーオークス米GⅠを勝ち、パカラップS米GⅢ2着・アメリカンオークス米GⅠ3着など活躍した。このアメリカンオークスを勝ったのがシーザリオである。母(本馬の祖母)Baizeは、モールコームS英GⅢ3着など重賞で好走している。また、弟(本馬の叔父)Kid Edwardは、ラホヤH米GⅡ2着・オークトリーダービー米GⅡ3着など重賞で好走した。繁殖に上がり本馬が日本での第7仔だが、第2仔アダムスピーク(牡2009年産・期待度90)は3勝。ラジオNIKKEI杯2歳SGⅢを勝ち、皐月賞(18着)にも出走した。第3仔は1勝。第4仔リラヴァティ(牝2011年産)は5勝。マーメイドSGⅢを勝ち、福島牝馬SGⅢ2着・ローズSGⅡ3着・フェアリーSGⅢ3着・チューリップ賞GⅢ3着など重賞で活躍し、桜花賞(9着)にも出走した。第5仔アダムスブリッジ(牡2012年産・期待度75)は2勝で、ダービー(17着)にも出走した。第6仔シンハライト(牝2013年産・期待度90・年末推奨馬)は5勝。オークスGⅠ・ローズSGⅡ・チューリップ賞GⅢを勝ち、桜花賞GⅠ2着の実力馬だ。産駒7頭で17勝目。重賞5勝(内GⅠ1勝)という大変優秀な繁殖牝馬である。
期待度60
●5京7 11R 京都2歳S(GⅢ) 芝2000 良
カデナ (牡・栗東・中竹和也)
父ディープインパクト 母フレンチリヴィエラ(French Deputy)
2:02:6(上3F33:6)
まずまずのスタートから1コーナーは内8番手でまわる。向正面に入っても8番手を進む。先頭の1000m通過が1:02:2のペース。3コーナーで9番手に下がるが、残り600mから外を盛り返し、4コーナーは大外6番手でまわる。直線に入ると外から伸びて、残り200mは半馬身差の2番手で通過する。残り100mあたりでヴァナヘイムをかわして先頭に立ち、1馬身1/4差をつけてゴールした。
単勝3.8倍の3番人気からの勝利。道中8~9番手から4コーナーは6番手。直線外から伸びて残り100mで先頭。1馬身1/4差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:5-11:2-11:6と、11秒台の上りだった。残り600mからスパートした本馬は33:6で上っている。
4コーナーで上がって行く走りと、直線での伸び脚が素晴らしく、ディープインパクト産駒らしい能力の高さを感じた。今回のメンバーは、萩Sの1・2着馬が強そうで、百日草特別で2着に負けた本馬は3番人気だった。1番人気ヴァナヘイムも良い走りをしたが、本馬の能力が勝ったということで、堂々たる重賞制覇である。勝ち時計2:02:6は平凡だが、今日の京都競馬場は速い時計が出ていない。そして、上りを33:6で走ったのだから十分だろう。今日を含め、全4戦ともメンバー中最速の上りを記録しているように、末脚は大きな武器である。この後、どのようなレースを選択していくのかは不明だが、来年の牡馬クラシックに向けて名乗りをあげたというところだろう。
これで4戦2勝となった。デビュー戦は阪神の芝1600m戦(勝ち馬:シグルーン)で、クビ差の2着だった。2戦目は阪神の芝1800m戦。道中8番手から4コーナーは6番手。直線外から伸びて、残り100mで先頭に立ち、3/4馬身差での勝利だった。3戦目の前走は百日草特別(勝ち馬:アドマイヤミヤビ)で、3/4馬身差の2着だった。
前々走時も書いたが、「カデナ」という名は沖縄の米軍基地がある嘉手納を思い浮かべてしまうが、そうではなくフランス語で『南京錠(Cadenas)』という意味らしい。
期待度80(up)
この記事へのコメント