2016年7月31日(日)2歳戦

●2新2 5R 2歳新馬 芝1600 良
グリトニル (牡・栗東・浅見秀一)
父ナカヤマフェスタ 母ファーストサイト(メジロライアン)
1:36:9(上3F33:4)
出遅れて1馬身程度の不利。後方からの競馬となり、後方から3頭目の15番手につける。先頭の4F通過が49:9のペース。4コーナーは馬群のすぐ後ろ、14番手でまわる。直線に入るとやや外へと進路を変えて、抜け出す位置を探す。残り400mは13番手あたりだが、ここから大外をジリジリと伸びて、残り200mは先頭から2馬身差の7番手で通過する。ここからグングンと伸びて、残り80mあたりで先頭に立つ。そして引き離し、最後はシゲルボスザルに1馬身1/4差をつけてゴールした。
単勝46.7倍の11番人気からの勝利。出遅れて道中15番手。4コーナー14番手から直線は外から伸びて残り80mあたりで先頭。1馬身1/4差での快勝だった。
レースの上り3Fは11:9-10:7-11:7と、速い上りの中を差してきた。10:7のところで差を詰めたので、ここは10秒台前半で走ったと思われる。
スタートで後手を踏み、後方待機となったが、ペースがスローとなり不利な条件が重なった。それでも馬群がバラけた外を伸びて差し切った。新馬戦で上り33秒台前半は立派であり、もう少し距離があれば、まだまだ離す勢いでゴールした。デビュー前はソエで一旦立て直したようで、それも人気薄になった原因だろう。スタートなどまだ課題は多いものの、克服すれば上のクラスでも上位争いは可能だと思う。
母は22戦3勝。ダート1800m2勝とダート1700mで勝っているが、重賞には出走していない。繁殖に上がり本馬が第6仔だが、第4仔は4勝。第5仔は地方で4勝している。
期待度50

●2新2 6R 2歳新馬・牝 芝1400 良
クイントゥープル (牝・美浦・大和田成)
父アイルハヴアナザー 母マイネクイーン(アグネスタキオン)
1:23:8(上3F36:3)
好スタートから無理に前には行かず8番手につける。速いペースとなり縦長の展開となる中、中団の前、8番手でレースを進める。4コーナーも縦長のままで、外目8番手でまわる。直線に入ると外目をジリジリと伸びて、残り200mは先頭から2馬身半差の5番手で通過する。ここから一気に伸びて、残り150m過ぎで先頭に立つ。そして引き離し、残り100mは1馬身弱の差とするが、外の3頭が伸びてきて差を詰めてくる。その中からチャーミングヤッコがやや抜けて2番手に上がるが、これに3/4馬身差でゴールした。
単勝8.7倍の3番人気からの勝利。道中8番手から4コーナーも8番手。直線伸びて、残り150m過ぎで先頭に立ち引き離すが、後方から伸びた2着馬に詰められて、3/4馬身差での勝利だった。
レースの上り3Fは12:7-12:5-12:3と、加速した。加速はしたが12秒台と遅い。前が34:0-46:3と飛ばしたため遅い上りとなった。
残り200mからの伸び脚は見事だったが、どちらかといえば前が力尽きたので鋭く伸びたように見えたのだろう。後方待機の馬に有利な展開で、更に後方にいた馬に最後は詰められている。ハイペースでも勝ち時計は1:23:8と平凡であり、今後相当良くならないと2勝目までは時間がかかりそうだ。
父アイルハヴアナザーは新種牡馬である。フォーティナイナー系Flower Alley産駒で、ケンタッキーダービー米GⅠ・プリークネスS米GⅠを勝った米国の2冠馬だ。また、サンタアニタダービー米GⅠも勝ったので、GⅠは3勝している。引退後、すぐに輸入されたので、まだ7歳と若い外国産種牡馬だ。ちなみに、ビッグレッドファームが購入し輸入した。仕上がり早なのか、すでにデビューした産駒は29頭と多く、これが3勝目(3頭)である。
母は23戦2勝。芝1600m、芝1800mで勝っているが重賞には出走していない。繁殖に上がり本馬が初仔である。
期待度35

●1札2 5R 2歳新馬 芝1800 良
ソウルスターリング (牝・美浦・藤沢和雄)
父Frankel 母スタセリタ(Monsun)
1:51:4(上3F34:2)
頭を上げて煽り気味のスタートだが、すぐに流れに乗り1コーナーは馬群の中4番手でまわる。向正面に入ると5番手を進む。先頭の1000m通過が1:04:5のペース。このあたりは6番手で通過するが、残り600mから仕掛けて差を詰めて、4コーナーは1馬身半差の外目4番手でまわる。直線に入ると差を詰めて、残り200mは1馬身弱の差の3番手で通過する。この後2番手に上がり、先頭のアドマイヤマンバイと後続を引き離しての争いとなる。残り100mは半馬身差の2番手だが、徐々に差を詰めて残り20mあたりで先頭に立ち、最後はクビ差でゴールした。
単勝1.7倍の1番人気に応えた。道中5番手から4コーナーは4番手。直線伸びて残り200m過ぎから2着馬との争いとなり、残り20mあたりでかわりクビ差での勝利だった。
レースの上り3Fは11:7-11:5-11:7と、11秒台の上りとなった。芝1800mの新馬戦でスローペースとなリ、上りの速い競馬となった。
話題の良血馬のデビュー戦で、追い切りもオープン馬(チェッキーノ)に先着したので、単勝は1倍台となった。着差はクビ差だが、3着以下には5馬身離しているので、2着馬が強かったのだろう。このひと叩きで更に良くなりそうで、上のクラスでも上位争い可能だろう。良化次第では札幌2歳SGⅢに出ても有力馬の1頭になると思う。
父Frankel(フランケル)は、14戦14勝(GⅠ10勝)という近年の欧州の怪物であり、現2歳が初年度産駒である。種付け数は意図的に抑えられているようで、初年度は133頭に種付けされた。英国では、7月23日に行われたプリンセスマーガレットS英GⅢで、フランケル産駒フェアイーヴァ(Fair Eva)が快勝。早くも産駒重賞初制覇となった。Sadler's Wells系Galileo産駒であり、日本の馬場の適性がどうなのか気になるところだが、とりあえず洋芝の札幌競馬場で結果を出した。現在まで、本馬を含めて3頭登録されているが、外国産馬ライズイーグル(牡2歳)はデビュー戦5着に負けている。もう1頭のミスエルテ(牝2歳)は、デビューに向けて調整中だ。
母はフランス産の輸入繁殖牝馬。フランス・イギリス・アメリカ・香港で走り、仏12戦8勝・英1戦0勝・米4戦2勝・香1戦0勝の通算18戦10勝。仏オークス仏GⅠ・ヴェルメイユ賞仏GⅠ・サンタラリ賞仏GⅠ・ビヴァリーデイS米GⅠ・フラワーボールS米GⅠ・ジャンロマネ賞仏GⅠ・ラクープ賞仏GⅢを勝ち、英ナッソーS英GⅠ2着・オペラ賞仏GⅠ2着・ユナイテドネイションズS米GⅠ3着・ラクープ賞仏GⅢ3着など、GⅠで活躍した名牝だ。母(本馬の祖母)Soigneeは、レゼルヴォワール賞仏GⅢ2着など重賞で好走した。繁殖に上がり本馬は日本での初仔である。
期待度60