2013年4月14日(日)3歳戦
●3中8 11R 皐月賞(GⅠ) 芝2000 良
ロゴタイプ (牡・美浦・田中剛)
父ローエングリン 母ステレオタイプ(サンデーサイレンス)
1:58:0(上3F35:3)レコード
まずまずのスタートから1コーナーは内7番手でまわる。向正面に入ると内9番手を進む。先頭の1000m通過が58:0のペース。このあたりで再び内7番手に上がる。3コーナーから外に出して差を詰めて、4コーナーは外5番手でまわる。直線に入るとすぐに先頭に並び、そして先頭に立つ。内からエピファネイアが食い下がり、残り200mはクビ差の先頭で通過する。残り100mは半馬身差で通過するが、エピファネイアの内からコディーノ、大外からカミノタサハラも伸びてくる。しかし、これら有力馬を寄せ付けず、エピファネイアに半馬身リードのままゴール。1/2馬身差での勝利だった。
単勝3.7倍の1番人気に応えた。道中7番手から4コーナーは5番手。直線は早目に先頭に立ち、追ってくる有力馬たちをねじ伏せて、GⅠ馬の実力を見せつけた。
レースの上り3Fは11:9-12:0-12:0と、ハイペースの競馬にしてはラストが落ちなかった。前半が58:0で後半が60:0。前が飛ばし過ぎとも思ったが、各馬最後までしっかりと走れたと思う。
昨日の500万下の結果や、本日9Rの古馬1000万特別が1:59:7なので、2分を切るのは確実と思っていたが、まさかの1:58:0のコースレコードでの決着で驚いた。ちなみに、従来の皐月賞レコードは、2002年ノーリーズンが記録した1:58:5。コースレコードは、2011年カルマートが記録した1:58:2である。前半58:0という乱ペースがこのレコードを作ったわけだが、それでもナリタブライアンの1:59:0、ダイワメジャーの1:58:6、ディープインパクトの1:59:2と、偉大な先輩達の時計に勝ったことは立派だと思う。
これで8戦5勝となった。デビュー戦は函館の芝1200m戦。ややダッシュ悪く5番手からの競馬。4コーナー4番手から直線手ごたえ良く先頭に立つが、先頭に立ってからはあまり伸びず、クビ差での辛勝だった。2戦目は函館2歳SGⅢ。まずまずのスタートで道中は9番手。4コーナー5番手から直線伸びたが、ゴール前で2頭に抜かれて0:1差の4着だった。3戦目はクローバー賞。道中5~6番手から4コーナーは4番手。直線ジリジリ伸びるが0:2差の3着だった。4戦目は札幌2歳SGⅢ。好スタートから逃げて4コーナーは1馬身差の先頭。残り200m過ぎまで先頭で粘ったが、並ぶ間もなく抜かれ、それでも失速せず0:7差の4着だった。5戦目はベコニア賞。道中3番手から4コーナー4番手。直線は内ラチ沿いを抜けて勝った。2着馬とは1馬身半差だが、3着以下を引き離す圧勝だった。なお、勝ち時計1:33:6はレコードである。6戦目は朝日杯フューチュリティSGⅠ。道中3~5番手から4コーナーは2番手。直線は早めに先頭に立ち、コディーノとの争いを制して勝った。7戦目の前走はスプリングSGⅡ。道中3~5番手から4コーナーで先頭。直線に入ると引き離すが、大きく離すことは出来ず、1馬身半差での勝利だった。
これで4連勝である。今回は、内々の経済コースを通り、4コーナーではいつの間にか不利の少ない外に出ていた。馬の実力も大きいが、さすが皐月賞3勝目のM.デムーロ騎手である。騎手の力量差も結果を左右したと思う。
朝日杯フューチュリティSGⅠの勝ち馬が皐月賞を勝つのは、1994年のナリタブライアン以来19年ぶりである(当時は朝日杯3歳S)。また、関東馬の勝利は2004年のダイワメジャー以来9年ぶりである。混戦の牡馬戦線を断ち、GⅠ2勝の実績を引っさげてダービーに臨むことになる。各陣営は、打倒ロゴタイプということで作戦も練ることだろうし、ダービーは挑戦を受けて立つ身となった。
ここでおさらいをすべきは、本馬の血統である。
父ローエングリンは、シングスピール(Singspiel)産駒である。シングスピールは1996年のジャパンCGⅠを勝ち、種牡馬としてもローエングリンやアサクサデンエンなど日本でも活躍馬を多数出したおなじみの外国馬である。日本の速い馬場に対応したSadler's Wells系種牡馬ということだ。ローエングリンはGⅡ4勝ながらGⅠは未勝利。それでも社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、ロゴタイプなど2世代目産駒が生まれた2010年にレックススタッドに移っている。初年度産駒の現4歳馬はフェスティヴタロー(牡4歳・現役・2勝)が出世頭。期待度をつけた産駒はサヴァーレ(期待度45・引退)のみである。現3歳では本馬の他、ゴットフリート(牡3歳・現役・期待度55)が2勝で、共同通信杯GⅢ2着・朝日杯フューチュリティSGⅠ3着と活躍している。今回の皐月賞の勝利で、種牡馬としての人気も高まるだろう。もしかするとサンデーサイレンス系の良質繁殖牝馬が集まって、一気に一流種牡馬に成り上がるかもしれない。
母ステレオタイプは、父サンデーサイレンス母スターバレリーナということで期待されただろうが、競走成績ではJRA未勝利と期待を裏切った。ただ、初仔からGⅠ馬を出し、繁殖としては期待以上の活躍をしている。ロゴタイプの一つ下がチチカステナンゴの牝馬、二つ下がシンボリクリスエスの牝馬と続く。
なお、このレースは1・2・3・4番人気が1・2・3・4着と人気通りの結果となり、私の予想は△▲〇◎の順だった。
2着エピファネイアは、向正面に入ったところでこの速い流れでも行きたがっていた。これが1/2馬身差だったかもしれない。3着コディーノは直線で抜け出すのに一瞬前が塞がり、抜けてからは前2頭に迫った。ただ、最後は離されているので、塞がらなくても3着は変わらなかっただろう。4着カミノタサハラは4コーナーで膨らみ、前走同様動きも悪くなった。蛯名騎手のムチが飛んだが、中山の4コーナーはやる気の無くなる何かがあるのだろうか。直線もジリジリ伸びるのみで、スパッと切れる脚は出せなかった。
人気馬たちが上位を占めたので、ダービーはこの4頭の争いになるだろう。特に1・2着は有力で、エピファネイアが折り合ったり、馬場が渋ったりすれば逆転があるかもしれない。あとは、ここから急激に成長する馬がいれば別だが、今の段階では、距離と場所を変えての皐月賞の再戦となりそうだ。
期待度105(up)
ロゴタイプ (牡・美浦・田中剛)
父ローエングリン 母ステレオタイプ(サンデーサイレンス)
1:58:0(上3F35:3)レコード
まずまずのスタートから1コーナーは内7番手でまわる。向正面に入ると内9番手を進む。先頭の1000m通過が58:0のペース。このあたりで再び内7番手に上がる。3コーナーから外に出して差を詰めて、4コーナーは外5番手でまわる。直線に入るとすぐに先頭に並び、そして先頭に立つ。内からエピファネイアが食い下がり、残り200mはクビ差の先頭で通過する。残り100mは半馬身差で通過するが、エピファネイアの内からコディーノ、大外からカミノタサハラも伸びてくる。しかし、これら有力馬を寄せ付けず、エピファネイアに半馬身リードのままゴール。1/2馬身差での勝利だった。
単勝3.7倍の1番人気に応えた。道中7番手から4コーナーは5番手。直線は早目に先頭に立ち、追ってくる有力馬たちをねじ伏せて、GⅠ馬の実力を見せつけた。
レースの上り3Fは11:9-12:0-12:0と、ハイペースの競馬にしてはラストが落ちなかった。前半が58:0で後半が60:0。前が飛ばし過ぎとも思ったが、各馬最後までしっかりと走れたと思う。
昨日の500万下の結果や、本日9Rの古馬1000万特別が1:59:7なので、2分を切るのは確実と思っていたが、まさかの1:58:0のコースレコードでの決着で驚いた。ちなみに、従来の皐月賞レコードは、2002年ノーリーズンが記録した1:58:5。コースレコードは、2011年カルマートが記録した1:58:2である。前半58:0という乱ペースがこのレコードを作ったわけだが、それでもナリタブライアンの1:59:0、ダイワメジャーの1:58:6、ディープインパクトの1:59:2と、偉大な先輩達の時計に勝ったことは立派だと思う。
これで8戦5勝となった。デビュー戦は函館の芝1200m戦。ややダッシュ悪く5番手からの競馬。4コーナー4番手から直線手ごたえ良く先頭に立つが、先頭に立ってからはあまり伸びず、クビ差での辛勝だった。2戦目は函館2歳SGⅢ。まずまずのスタートで道中は9番手。4コーナー5番手から直線伸びたが、ゴール前で2頭に抜かれて0:1差の4着だった。3戦目はクローバー賞。道中5~6番手から4コーナーは4番手。直線ジリジリ伸びるが0:2差の3着だった。4戦目は札幌2歳SGⅢ。好スタートから逃げて4コーナーは1馬身差の先頭。残り200m過ぎまで先頭で粘ったが、並ぶ間もなく抜かれ、それでも失速せず0:7差の4着だった。5戦目はベコニア賞。道中3番手から4コーナー4番手。直線は内ラチ沿いを抜けて勝った。2着馬とは1馬身半差だが、3着以下を引き離す圧勝だった。なお、勝ち時計1:33:6はレコードである。6戦目は朝日杯フューチュリティSGⅠ。道中3~5番手から4コーナーは2番手。直線は早めに先頭に立ち、コディーノとの争いを制して勝った。7戦目の前走はスプリングSGⅡ。道中3~5番手から4コーナーで先頭。直線に入ると引き離すが、大きく離すことは出来ず、1馬身半差での勝利だった。
これで4連勝である。今回は、内々の経済コースを通り、4コーナーではいつの間にか不利の少ない外に出ていた。馬の実力も大きいが、さすが皐月賞3勝目のM.デムーロ騎手である。騎手の力量差も結果を左右したと思う。
朝日杯フューチュリティSGⅠの勝ち馬が皐月賞を勝つのは、1994年のナリタブライアン以来19年ぶりである(当時は朝日杯3歳S)。また、関東馬の勝利は2004年のダイワメジャー以来9年ぶりである。混戦の牡馬戦線を断ち、GⅠ2勝の実績を引っさげてダービーに臨むことになる。各陣営は、打倒ロゴタイプということで作戦も練ることだろうし、ダービーは挑戦を受けて立つ身となった。
ここでおさらいをすべきは、本馬の血統である。
父ローエングリンは、シングスピール(Singspiel)産駒である。シングスピールは1996年のジャパンCGⅠを勝ち、種牡馬としてもローエングリンやアサクサデンエンなど日本でも活躍馬を多数出したおなじみの外国馬である。日本の速い馬場に対応したSadler's Wells系種牡馬ということだ。ローエングリンはGⅡ4勝ながらGⅠは未勝利。それでも社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、ロゴタイプなど2世代目産駒が生まれた2010年にレックススタッドに移っている。初年度産駒の現4歳馬はフェスティヴタロー(牡4歳・現役・2勝)が出世頭。期待度をつけた産駒はサヴァーレ(期待度45・引退)のみである。現3歳では本馬の他、ゴットフリート(牡3歳・現役・期待度55)が2勝で、共同通信杯GⅢ2着・朝日杯フューチュリティSGⅠ3着と活躍している。今回の皐月賞の勝利で、種牡馬としての人気も高まるだろう。もしかするとサンデーサイレンス系の良質繁殖牝馬が集まって、一気に一流種牡馬に成り上がるかもしれない。
母ステレオタイプは、父サンデーサイレンス母スターバレリーナということで期待されただろうが、競走成績ではJRA未勝利と期待を裏切った。ただ、初仔からGⅠ馬を出し、繁殖としては期待以上の活躍をしている。ロゴタイプの一つ下がチチカステナンゴの牝馬、二つ下がシンボリクリスエスの牝馬と続く。
なお、このレースは1・2・3・4番人気が1・2・3・4着と人気通りの結果となり、私の予想は△▲〇◎の順だった。
2着エピファネイアは、向正面に入ったところでこの速い流れでも行きたがっていた。これが1/2馬身差だったかもしれない。3着コディーノは直線で抜け出すのに一瞬前が塞がり、抜けてからは前2頭に迫った。ただ、最後は離されているので、塞がらなくても3着は変わらなかっただろう。4着カミノタサハラは4コーナーで膨らみ、前走同様動きも悪くなった。蛯名騎手のムチが飛んだが、中山の4コーナーはやる気の無くなる何かがあるのだろうか。直線もジリジリ伸びるのみで、スパッと切れる脚は出せなかった。
人気馬たちが上位を占めたので、ダービーはこの4頭の争いになるだろう。特に1・2着は有力で、エピファネイアが折り合ったり、馬場が渋ったりすれば逆転があるかもしれない。あとは、ここから急激に成長する馬がいれば別だが、今の段階では、距離と場所を変えての皐月賞の再戦となりそうだ。
期待度105(up)
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