2008年11月23日(日)2歳戦

●5東6 6R 2歳新馬 芝1800 良
ダノンファントム (牡・栗東・池江泰郎)
父スペシャルウィーク 母ワイルドフラワー(Wild Again)
1:49:0(上3F34:4)
絶好のスタートからやや掛かり気味で先頭に立ち、半馬身~1馬身差の逃げに持ち込む。3F過ぎてから落ち着き、折り合う。1000mの通過が1:01:7のペースであり、このあたりではややペースを落とす。4コーナーは馬なりで1馬身差の先頭でまわる。直線に入っても、吉田隼人騎手が軽く気合いを入れただけで差を広げ、残り200mでは2~3馬身差となる。その後も懸命に追う事は無く、余裕のゴール。内ラチ沿いを伸びたタイセイダンサーに3馬身1/2差をつけた。
好スタートからの逃げ切り勝ちで、上りもメンバー中最速という完勝であった。馬なりでのラスト3Fが11:6-11:0-11:8であり、追っていれば当然1分48秒台は出ていただろう。
厳しい流れへの対応や追ってからのキレは不明だが、今回のレースでも非凡な能力を示す事が出来たと思う。
母は4勝馬。繁殖に上がり本馬が第5仔であるが、これが産駒初勝利である。
本馬は当歳時のセレクトセールにて1億290万円(税込)という高値で取引されている。母が条件馬で兄弟も走っていない本馬になぜこのような高値がついたのか疑問だが、どうもノーザンファームでは評判は高かったようだ。ただ、生後4ヵ月でのセリである。その時点で何が判ったのか。それでもデビューして結果を残したのだから、プロの目はさすがとしか言いようがない。
期待度70

●5東6 7R 2歳500万下 芝1400 良
プットリー (牝・美浦・伊藤伸一)
父ブラックホーク 母ステイジアムロック(Benny the Dip)
1:21:6(上3F34:8)
好スタートから一旦内2番手につけるが、すぐに3~4番手に控える。先頭の4F通過が46:3のペース。4コーナーは馬群の中5番手でまわる。直線に入ると手ごたえは良いが、前の3頭が壁となり、更に外から被せられ進路が無くなる。残り300mで外に出し、僅かに開いた所を突く。残り200mでは4番手に上がり、追い上げ態勢が整う。そこから一気に伸びて先頭に立ち、残り100mでは1馬身半のリード。最後の3~40mは流して、外から追い込んだリバーインバウンドに2馬身1/2差でゴール。着差以上の圧勝であった。
直線で前が塞がったが、上手く抜ける器用さと根性を見せた。速い流れの競馬でも、最後は流しながら12:0で走っている。勝ちタイム1:21:6は、11月2日にストロングガルーダ(期待度65)がマークしたレコードと同タイムであり、11月15日京王杯2歳Sでのゲットフルマークス(期待度50)の時計とも同タイムである。時計的にも十分なレベルだ。
ただし、当ブログの「期待度」は、『ダービー・オークスの期待度』としている以上、ブラックホークの産駒に高評価を与えることができない。
これで2戦2勝。前走新馬戦は逃げ切り勝ちだが、勝ち時計は1:24:5と平凡で、今回は5番人気であった。
母は、アメリカ産の外国産馬として日本で走り、JRA5戦・地方3戦して未勝利であった。英オークス馬Love Divineは従姉妹にあたり、母(本馬の祖母)は英チャンピオンSを勝ったLegal Caseの弟という血統である。繁殖に上がり本馬が第2仔だが、初仔は未勝利で引退している。
期待度45

●5京5 4R 2歳未勝利 芝2000 良
ヤマニンウイスカー (牡・栗東・池江泰郎)
父マンハッタンカフェ 母マダニナ(Sadler's Wells)
2:01:9(上3F34:7)
大外16番枠からやや出遅れぎみのスタート。最後方からの競馬となり、いち早く内に進路を変える。1コーナーでは馬群から3馬身離れた最後方でまわり、向正面でも変わらず最後方を追走する。先頭の1000m通過が1:01:3のペース。ここで馬群に追いつき、残り800mから内ラチ沿いを進出。残り600mでは13番手、4コーナーは先頭から6~7馬身、内ラチ沿い11番手でまわる。短い直線で、とても届かないような位置にいたものの、直線に入ると外に持ち出し伸びる。後方なのでスムーズに外に出し、残り200mでは10番手。それでも先頭との差は詰まっている。残り100mではまだ8番手であったが、ここから鋭い脚を繰り出して、前の7頭を一気にかわすと、更に突き放してゴールした。2着争いを制したメダリアビートに、一瞬のうちに1馬身3/4差をつけていた。
2歳馬離れした直線一気での勝利であった。レースのラスト1Fが12:0であるから、本馬は11:5程度で走っているだろう。2分1秒台の時計も立派である。
これで2戦1勝。前走は中団からの競馬で、直線伸びず10着。それで今回は単勝94.6倍、13番人気であった。-8㎏と馬体も絞れ、変わり身を見せた。
母は、アイルランド産の外国産馬としてJRAで走り8戦3勝。本馬が第9仔であるが、第7仔8仔とも現役で1勝と活躍中だ。
期待度60

●5京5 6R 2歳新馬 芝1800 良
メイショウボナール (牝・栗東・池添兼雄)
父ホワイトマズル 母ダイアナスキー(マルゼンスキー)
1:51:2(上3F34:6)
好スタートから内3番手につける。終始内で先頭をマークする位置を進む。先頭の1000m通過が1:03:4のペース。4コーナーは逃げ馬のすぐ後ろ、内4番手でまわる。直線に入るとすぐに内へ入り、内ラチ沿いから逃げ馬をかわして、残り300mで先頭に立つ。残り200mで抜け出しにかかるが、外からリクエストソングが伸びてきて、2頭の争いとなる。半馬身のリードを保っていたが最後はグイッと差が詰まり、クビ差何とかしのいだという競馬であった。ただし、後続には3馬身の差をつけた。
スローペースを内でジッと我慢をして、最後はよく伸びた。残り600m~400mのラップが12:5と上らなかったためか、最後の1Fは10:9である。ちなみにレースの上りは12:5-11:5-10:9と加速している。これでは後ろからの馬は差して来れない。
ラスト10:9と、そこそこの能力は示しているが、勝ち時計も平凡であり、大きく変わらないと上のクラスでは苦しいと思う。
母は未登録馬。繁殖に上がり、本馬が第10仔であるがまだ目立った活躍馬は出ていない。
期待度50

●5京5 7R 2歳500万下 芝1400 良
アディアフォーン (牝・栗東・橋口弘次)
父ダンスインザダーク 母ファレノプシス(ブライアンズタイム)
1:22:7(上3F34:5)
ゲートの出は悪くないが、ダッシュが他の馬より悪く、一旦は後方7番手となる。1F過ぎから内ラチ沿いを上がり、2F過ぎで3番手まで押し上げたものの掛かってしまった。3F~4Fにかけて何とか落ち着いた。先頭の4F通過は47:9のペース。4コーナーは内3番手でまわるが、外に斜行して、外にいたパスピエにぶつかり、その外のブルーデライト、更に外のピースピースまで影響を受けた。外に出した後、残り200mでは4番手に下がるが、先頭との差は詰まっている。残り100mを過ぎたところで先頭に並びかけて、ゴール前グイッと抜け出して1/2馬身差でゴール。2着争いは4頭横一線であったが、ケンブリッジエルが僅かに出ていた。
4コーナーの出来事で降着になってもおかしくないと思ったが、判定はセーフであった。
これで5戦2勝である。新馬戦2着・未勝利戦2着のあと、3戦目で初勝利。このとき、同コースで1:21:3であり今回よりも1:4速い。前走ファンタジーSGⅢでは2番人気となり、クビ・ハナの3着と好走した。これも同コースだが、これよりは1:0速い。今回は自己条件に戻っての競馬という事で、単勝1.5倍であった。9月からこれで4戦を消化したが、毎回プラス体重という事で、元気な証拠である。過去5戦はすべて芝1400mの競馬である。
今回は道中掛かってしまい、チグハグな競馬であった。すでに重賞で好走をしているので、今後も好走が期待できる。特に1600m・2000m・2400mと距離が伸びるにしたがい、力を発揮していく気もする。5戦を消化したとは言え、まだ馬が幼いので、1400m1600m中心に使っていくのが良いだろう。
母は名牝ファレノプシス。現役時代は16戦7勝で、桜花賞GⅠ・秋華賞GⅠ・エリザベス女王杯GⅠとGⅠを3勝している。また、オークスはエリモエクセルの3着であった。繁殖に上がり、まだ母の力に見合う産駒は出ていないが、第3仔ルアシェイア(牝4歳)が現役で3勝。第4仔フィーユ(牝3歳)が現役で1勝と活躍中だ。したがって第5仔の本馬にかかる期待も大きい。ちなみに初仔から第6仔まで、毎年仔を生んでいるが、すべて牝馬である。この娘達から活躍馬が多数出て、牝系が大きく広がっていくかもしれない。
期待度65

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